No.276541

一刀くんと黄蓋さんのとある休日

獅子丸さん

第二回恋姫同人夏祭り開催おめでとうございます。

お馴染みの方はこんにちわ。
少し前に宣言していた通り一刀くんと黄蓋さんのお話。
ある意味出オチ感が否めない急ごしらえの作品ですのでご期待なさらずに・・・・・・。

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2011-08-17 17:28:17 投稿 / 全2ページ    総閲覧数:13374   閲覧ユーザー数:11265

 

 

 

 

 

 

「青い空!!」

 

「白い砂浜!!」

 

「ついたな!」

 

「ついたよー!」

 

「「海だーーーーーーーーー!!」」

 

 

白い衣が宙を舞う。

小さな紫のチャイナ服が宙を舞う。

 

 

「え?小さなチャイナ服が宙を?・・・・・・っちょ!?」

 

「ちちうえー♪」

 

「駄目だって!!黄柄!!マッパはだめーーーーーーー!!!お父さんは許しません!!!!!!」

 

「きゃはははははは♪」

 

「こら!まちなさーーーーい!!」

 

 

燦燦と照りつける太陽の下。

熱せられた浜辺を走り回る幼子と一人の青年。

はたから見れば極めて危ない光景である。

一応補足しておくが親子である。

さて、所変わって母はと言うと・・・・・・。

 

 

「のぉ、冥琳・・・・・・」

 

「駄目です」

 

「儂はま・・・」

 

「駄目です」

 

「何・・・」

 

「駄・目・で・す」

 

 

ここは執務室。

母は大量の竹簡と書に囲まれていた。

最強の監視付きで・・・・・・。

 

 

「むむむ・・・・・・・」

 

「うなる暇があるのなら早く終わらせてしまえばいいのでは?」

 

「これが終わると思うてか?」

 

「酒ばかり飲んでサボっていたつけです」

 

 

周瑜さんは揺るがない。

微妙に泣きが入りかけている黄蓋さんの様子を気に掛ける事無く次から次に書竹簡を黄蓋さんの眼前に放り込む。

その姿はまるで・・・・・・。

 

 

「オホン」

 

 

・・・・・・さて、おふざけはこの辺に・・・ん?

黄蓋さんが何か思いついた様子。

 

 

「のぉ、冥琳」

 

「今度はなんですか?」

 

「そう言えばお主、が欲しがっていた本の事なのじゃが・・・・・・」

 

「本?・・・・・・あぁ。それがどうかしたのですか?」

 

「一刀が」

 

「一刀が?」

 

「読んでおったぞ」

 

「読んでいたのです・・・・・・か?」

 

「うむ、読んでおった」

 

 

周瑜さんのその端正な顔が瞬く間に綻ぶ。

 

 

「読みたいか?」

 

「もちろん!」

 

「ふむ・・・・・・では、取引といこうではないか」

 

「取引?・・・・・・そう言うことですか」

 

「流石は冥琳察しがいいのぉ」

 

「クックック」

 

「ハッハッハ」

 

 

実に嫌な笑いである。

さて、海の方はどうなっているかと言うと・・・・・・。

 

 

「ちちうえー!」

 

「ゼェゼェ・・・・・・さ、流石は祭さんの・・・・・・黄柄!!頼むから水着を着てくれーーーーー!!!」

 

「キャハハハハ♪」

 

 

相変らず危ない光景を晒している様である。

さて、場面を戻そう。

っと、既に執務室では周瑜さんが物凄いスピードで書竹簡を片す姿しか見受けられない。

黄蓋さんは何処に・・・・・・あぁ、いたいた。

場所は厨房。

鮮やかな手際で中華鍋を振るい、瞬く間に料理を拵えていく。

一品、二品、三品・・・・・・。

 

 

「ふんふんふふ~ん♪」

 

 

鼻歌まで歌ってらっしゃる。

全て作り終えたのか、異様に可愛いエプロンを着た黄蓋さんは取り出した重箱に完成した品を手際良く詰め込んでいく。

それを終えると大きな布を広げ重箱を包み込む。

おっと、箸を入れるのを忘れていたようだ。

黄蓋さんは、包み終えた重箱を片手に下げ厨房を後にする。

向かう先は・・・・・・黄蓋の自室。

既に寝台の上においてあった包みを開きなにやら服を脱ぎ・・・・・・脱ぎっ!?

ふぅ・・・・・・危ない危ない。

見たい。

この上なく見たい。

と言うよりも見ておかなければ損だ。

よし、見よう。

・・・・・・。

・・・・・・。

 

 

「忘れ物は・・・・・・ないの」

 

 

・・・・・・うん、別に残念じゃないよ?

生着替えシーンが見れなかったのは別に残念じゃないよ?

おっと、そんな事をしている間に黄蓋さんが行ってしまったじゃないか!!

こうしちゃいられない。

・・・・・・。

 

 

「いったい何をやっておるんじゃ・・・・・・」

 

 

いたいた・・・・・・あーあれですか。

黄蓋さんの視線の先。

走り回るマッパの幼女と半裸の青年。

何度見ても危ない光景。

 

 

「まったく・・・・・・」

 

 

そう言い残して黄蓋さんは二人の下へ歩み寄る。

 

 

「一刀、黄柄」

 

「あ、祭さん・・・・・・黄柄に水着を着せて下さい」

 

「ははうえ~♪」

 

 

砂浜で一人OTZな姿でうな垂れる北郷君。

マッパの黄柄ちゃんは嬉しそうに黄蓋さんへ駆け寄る。

マッパの幼女がちかk( ´∀`)ノ)---=>>―(゚д゚)―>ザシュ・・・・・・。

 

 

「どうしたの?ははうえ」

 

「ん?なにやら害虫がおったようでの・・・・・・。そんな事より黄柄、これを着るのじゃ」

 

「は~い♪」

 

「どうして祭さんの言う事は素直に聞くんだろう・・・・・・」

 

「威厳が足らんのではないか?」

 

「・・・・・・ニヤニヤしながら言うのはやめて欲しいです」

 

「拗ねるな拗ねるな。・・・・・・さて、儂も水着になるとしようかの♪」

 

 

ピク。

 

 

「下に着てきたんだ」

 

「なんじゃ?ここで着替えた方が良かったか?」

 

「いや・・・・・・ここじゃ他の人が見てるかもしれないし」

 

「ほぅ?焼いてくれるか・・・・・・」

 

「そりゃね」

 

「これでよし・・・・・・どうじゃ?」

 

「・・・・・・」

 

「何をボーっとしておる。言う事があるじゃろう?」

 

「え?あぁ・・・似合ってるよ祭さん」

 

「そうかそうか・・・・・・」

 

 

ふっかーつ!!

祭さんは何処だ!!

・・・・・・。

イイ。

褐色の肌に映えるワンピースの白い水着。

ワンピースといっても唯のワンピースではない。

V字と言えばわかるだろう・・・・・・そう、スリングショットだ。

女性らしい・・・・・・いや、女性の中でもかなりのスタイルである黄蓋さんがスリングショットを着ているのだ。

何時零れ落ちてもおかしくないオッpp( ´∀`)ノ)---=>>―(^д^)―>ザシュ・・・・・・。

 

 

「さて、日も高い。昼食を作ってきたから食べると良い」

 

「ごはんだー!!」

 

「お~、早速食べよう!」

 

「ちちうえ!食べる前にする事があるでしょ!!」

 

「おっと、そうだったね。それじゃ両手を合わせて・・・・・・」

 

「「いただきます」」

 

「ハッハッハ、いい食いっぷりじゃ。よほど遊び回ったんじゃな」

 

「一度も海には入ってないけどね・・・・・・」

 

「・・・・・・」

 

「ご馳走様でした~♪ちちうえ、ははうえ、黄柄は海で遊んできます!!」

 

「うむ、気をつけるんじゃよ」

 

「足が着かない所に行っちゃ駄目だからな?」

 

「は~い♪」

 

 

・・・・・・。

・・・・・・。

・・・・・・。

っは!!

気がつくとあたりは夕暮れ時。

あの人達はどこに・・・・・・いたいた。

む・・・・・・スリングショットじゃない・・・・・・。

三人は手を繋ぎ笑いながら浜辺を歩いている。

・・・・・・幸せそうでうらやましいな。

これ以上は野暮ってもんだ。

邪魔者は早々に立ち去ろう・・・・・・。

 

 

「ちちうえ、ははうえ、お城に戻ったらどうするの?」

 

「戻ったら晩御飯を食べて黄柄はおねむかな」

 

「ちちうえとははうえは?」

 

「儂らは大人じゃから大事な夜の仕事があるんじゃよ。のぉ?一刀」

 

「え!?あ!あぁ、うん・・・お仕事があるんだよ、黄柄」

 

「え~・・・今日はふたりともお仕事おやすみだって言ってたのに~」

 

「そ、それは・・・」

 

 

・・・・・・折角いい雰囲気を邪魔しないようにと思っていたのに。

モゲロ!!

モゲちまえ!!

モーーーーーーゲーーーーーーローーーーーー!!!!!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

あとがきっぽいもの

 

 

 

言い訳はありません。

暑さに参っていただけです。

ですのであやまりません。

結局モゲロと言う羽目になるのは目に見えてました。

さぁ、皆で一緒に叫びましょう!!

 

( ゚∀゚)o彡モッゲッロ!!もっげっろ!!モッゲっろ!!

 

 

お粗末さまでした。

 

 

 

 

 


 
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