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~一刀side
白蓮さんのところに来てから二、三日が経った
桃香は白蓮さんの仕事の手伝い。愛紗、鈴々、左慈は星さんと共に兵の鍛錬をしている
俺は?
俺は運命と于吉に字の読み方、書き方を教わっている・・・
先日、俺も何かしなきゃ失礼だなぁと思い自分のできる事を考えた
①兵の鍛錬
②白蓮さんの手伝い
③杏仁豆腐でも作るかな
①をやるのは面倒だし、③は・・・運命に全部食べられちゃいそうだ。
というわけで、白蓮さんの手伝いをしようとした時!!問題が起きたのだ
一刀「字が読めん・・・」
これでは白蓮さんの手伝いをする事ができない!
働かざる者食うべからず
なので運命と于吉に字の読み書きを教わる事となったのだ
~書き取り練習~
一刀「ん~、こうか?・・・」
于吉「一刀君、ここの字が間違ってますよ?ここはこうです。」
そう言い于吉は優しく教えてくれる
一刀「ありがと。やっぱり難しいな・・・」
ここ数日、頑張っているもののまだまだ全然である。
于吉「頑張ってください~、あと少しなんですから♪」
于吉が俺の肩に手を置くと・・・
むにゅん
たわわな胸が頭の上に乗っかる
一刀「・・・やるか。」
于吉「ふふ♪」
男とは簡単な生き物である
―――――――――――――――――――――――――
~読書~
膝の上に運命を乗せの読書。
運命が音読しそれを聞く
運命「わかった?」
一刀「えっと・・・これってなんの本なの?」
運命「兵法。」
一刀「この『彼を知り己れを知をらば、百戦して殆うからず』って?」
運命「敵と味方の情勢を知ってその優劣短所を把握していれば、たとえ百回戦ったとしても敗れることはないということ・・・かな?」
一刀「へぇ~、そうなのか。じゃあこれは?」
運命「これは・・・」
こうして時間が過ぎていくのである
バァアンっ!!
左慈「一刀っ!!お風呂行くぞっ!!」
鍛錬から帰ってきた左慈はいつものように扉を破壊し入室
運命「うるさい・・・消えろ。」
左慈「黙れ!早く一刀の膝から降りろっ!!」
運命「やだ。」(ひし・・・)
そう言い運命は俺に抱きつく
左慈「・・・管輅、天に還る時が来たのだ・・・っ!」
運命「僕に後退はない。あるのは前進勝利のみ」
左慈「俺にも後退ないっ!!」
あれ?なんかこのセリフどっかで聞いた気がするんすけど・・・
えっと北・・・、北斗の・・・
駄目だ思い出せん。
そんな感じでしゃべっていると・・・
桃香「うぅ~・・・疲れたよぉ~」
鈴々「お腹減ったのだ~・・・」
白蓮「あぁっ!!また扉が・・・」
星「一刀殿はまた面白そうな事をしておりますな。」
仕事を終えた皆が帰ってきた
一刀「皆お疲れ様。あれ?愛紗は?」
鈴々「愛紗ならまだ訓練場にいると思うのだ。」
一刀「どうかしたのか?」
鈴々「う~ん・・・よくわからないのだ。」
星「愛紗殿はこの頃、無理をしているように見えました。」
一刀「そっか。・・・ちょっと様子見に行ってくるからお風呂にでも入っちゃいな。」
桃香「は~い、毎日お風呂に入れるなんて幸せだね白蓮ちゃん♪」
白蓮「そうだな。でもまさか温泉が湧くとは・・・不思議なこともあるんだなぁ」
于吉「ふふ♪そうですねぇ~」
またお前か于吉・・・
いったいどうやってるのか知りたいものだ。
桃香「さぁ!行こう皆!!」
桃香は運命と左慈の手を握り走り出す
左慈「待て!俺は一刀と・・・一刀とお風呂に入るんだぁ~!!・・・」
桃香に引きずられていった左慈達を見送った。
こうしてまたもや左慈の一刀と一緒にお風呂に入りたいという願望は天然娘☆桃香ちゃんに潰されるのであった。
一刀「愛紗が無理をねぇ・・・」
とりあえず鈴々が言っていた訓練場へ向かってみる事にした。
~訓練場
愛紗「はぁ・・・はぁ・・・」
一人で偃月刀と振り続ける愛紗
愛紗「まだだ・・・まだこんなものでは!!」
愛紗は力をさらに加え偃月刀を振るう
一刀「力が入り過ぎじゃないか?愛紗」
愛紗「ひゃっ!?ご、ご主人様!いつからそこに?!」
一刀「ん?ついさっきだよ、それより愛紗もっと肩の力抜いて。」
驚く愛紗を軽くスルーしてアドバイスをする
愛紗「は、はい・・・」
一刀「いつもみたいにして・・・う~ん、やっぱ力が入り過ぎてるなぁ。よし、少し話でもしようか。」
愛紗「話・・・ですか?」
一刀「うん、ほら座って」
愛紗「はい・・・」
とりあえず愛紗を座らせて話をすることにした
一刀「なにか悩んでるの?」
愛紗「どうしてですか?」
一刀「そういうのって剣にでるからさ、それに愛紗もなんか悩んでる顔してるし。」
愛紗「・・・ご主人様、私はもっと強くなりたいです。」
一刀「え?」
愛紗「ご主人様や左慈を見て思いました。私はまだ未熟だと・・・」
一刀「そんなことないよ。いつもみたいに・・・『いつも通りではだめなのですっ!!』・・・愛紗?」
愛紗「いつも通りではご主人様に追いつく事などできない!だからもっともっと努力してっ!!」
一刀「愛紗・・・」
俺は愛紗の肩に手を乗せる
愛紗「ご主人・・・様?」
二人の顔の距離は驚くほどに近い
そして一刀は愛紗に・・・
一刀「そいっ!」
ゴスっ!!
愛紗「きゃうっ!?」
頭突きをした
愛紗「あうぅぅぅうう~・・・」
一刀「少しは落ち着いた?愛紗」
愛紗「は、はい。」
愛紗は涙目で頭を押さえながら答えた
一刀「愛紗、そんなに悩む必要なんかないよ?愛紗は十分強いんだから。」
愛紗「しかし・・・」
一刀「今、愛紗に必要なのは努力とか気合じゃない、自信だよ。」
愛紗「自信ですか?」
一刀「自分に自信がない奴は弱い・・・だから今の愛紗は確かに弱いかもね。」
愛紗「・・・」
一刀「もう一度言うよ。愛紗は強い、だから自分の武に誇りと自信を持って頑張ってくれ。そうすればもっと強くなれる」
愛紗「・・・私もご主人様のように強くなれるでしょうか?」
一刀「あぁ、きっと愛紗ならなれるよ。」
愛紗「本当ですか!?」
一刀「はは、やっと笑ってくれた。女の子はやっぱり笑顔が一番だね。」
愛紗「ま、またご主人様はそのような・・・」
こうして笑顔でほんのりと顔の赤い愛紗と共に城へ戻っていった
ちわです、コイケヤです。
とりあえず今回は適当に日常的なものを書いてみました
時間がなく意味がわからなくてすみません・・・
それに前回はいただいたコメントを消してしまうという・・・
萌香さんだったでしょうか。
本当に申し訳ございませんでした。
感想、意見要望お待ちしております!!
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ちわです、コイケヤです。
前回、いただいたお一人のコメントを誤って消してしまうという大失態をしてしまいました・・・
本当に申し訳ございませんでした。