No.226987

鳳凰一双舞い上がるまで 第二章 -1話

TAPEtさん

真・恋姫無双の雛里√です。
雛里ちゃんが嫌いな方及び韓国人のダサい文章を見ることが我慢ならないという方は戻るを押してください。
それでも我慢して読んで頂けるなら嬉しいです。
コメントは外史の作り手たちの心の安らぎ場です。

続きを表示

2011-07-08 20:40:02 投稿 / 全7ページ    総閲覧数:3846   閲覧ユーザー数:3297

朱里SIDE

 

「雛里ちゃん………」

 

あれから時も過ぎて、夜が明けてきてます。

水鏡先生が倉ちゃんを連れて帰ってきてから時間が経っても、雛里ちゃんと北郷さんは帰って来ず、眠れずに夜をやり過ごしました。

 

「すー……すー……」

 

隣のカナちゃんはもうぐっすり眠っています。

 

分かってるんです。

分かってるんですよ。私が心配していたところで、雛里ちゃんのためになるわけではないってことぐらいは。

でも雛里ちゃんはここ最近変わりすぎてました。

そしてそれは紛れもなく北郷さんの影響と言えるでしょう。

 

私は北郷さんに雛里ちゃんを安全に帰してくださいってお願いしました。

でも、今考えるとその頼みは間違っていました。

だって、そんなことを私が頼まずとも、北郷さんはちゃんと雛里ちゃんのことを守ってくれたはずなのです。それもまた分かりきっていたこと。

 

ほんとは、私は北郷さん自身の安全を第一にするように頼まなければなりませんでした。

あんなに早い時間で殿方に気をやってしまった雛里ちゃん。

そして、こんなことが起きました。

もしかしなくても、二人は危険な状況に会うでしょう。

そしたら、北郷さんは雛里ちゃんを庇うために必ずや自分を犠牲にします。

 

でも、そしたら雛里ちゃんはどうなるでしょうか。

もし北郷さんが大怪我をしてしまったら…いや、最悪の場合もし北郷さんが亡くなったりでもしたら、雛里ちゃんは以前になく崩れ落ちてしまうでしょう。

私の第一の友たちだった娘が、水鏡先生の元にいて誰よりも私のことを理解してくれた友たちが一気に崩れてしまう姿を、わたしは見ることになるのです。

 

そして、時間が過ぎても雛里ちゃんと北郷さんは帰ってきません。

これは……最悪の状況を考えずには居られないのです。

 

「雛里ちゃん……」

 

どうして、いつの間にあなたはそんなに遠くに行っちゃったの?

遠くへ行ったのはあなたの方なの?それとも私?

私がずっとここに留まっていたから、あなたは一人でそんなに遠くまで行っちゃったの?

 

――臥龍はまだ眠っていて起きることを知らないのに、鳳雛はその小さな羽を羽ばたいて舞い上がろうとする。

 

「私も、あなたと一緖に行きたかった」

 

でも、多分もう遅いでしょうね。

 

 

 

バタン!

 

「!」

 

ギィー――

 

扉が……

 

「カナちゃん!」

「…んぅ…?」

「起きて!雛里ちゃんが帰ってきたの!」

「……ん…」

 

ゆっくりと起き上がるカナちゃんを待っていられなくて、私は先に塾の正門の方へ向かいました。

 

 

・・・

 

・・

 

 

「雛里ちゃん!」

 

扉の前には昨日の狼がその姿を小さくして庭の中に座っていて、雛里ちゃんはその肩に男の人を支えていました。

 

「雛里ちゃん!」

「あ、朱里ちゃん」

「よかったー!無事だったんだ…」

「あ、うん……それより朱里ちゃん、ちょっと手伝って。早く一刀さんを運ばないといけないの」

「……はわ?」

 

といいながら、私は雛里ちゃんが背負っている北郷さんの姿を見ました。

 

「…この人は……?」

 

雛里ちゃんが背負ってる人は白い髪に肌もまるで倉ちゃんみたいに雪のような白い肌をしていました。

 

「…朱里ちゃん……信じてくれないかもしれないけど……」

 

私はその後、雛里ちゃんがいっていることを理解するすごく長い時間が必要でした。

 

「この人、一刀さんだよ」

 

 

 

 

雛里SIDE

 

――鳳凰の名を受け継いだ少女よ。

 

死んだ一刀さんを抱きついて泣いている私に、声が聞こえました。

今までの私たちからお別れを告げ、

 

――あなたたちの物語はまだ終わらない。歴史の中で謳われつづけるあなたちの物語は、今始まったばかりよ。

 

新しい自分に出会う扉へと導く声が……

 

「誰ですか!」

 

――僕の名前は『■■』、以前からあなたたちを見守っていた者です。

 

「どこにいるんですか…姿を現してください」

「ここに……」

 

四方から響くように聞こえた声が一つの方向から聞こえるようになると私はそこに目を向けました。

そこには…雪のように銀色の髪に倉ちゃんみたいな白い肌を持った、まるで人形のように綺麗な女性が立っていました。

 

「鳳士元、あなたが愛している人はまだ死んでいません」

「!」

 

その言葉を聞いた瞬間、私は自分の耳を疑いました。

 

「刀『氷龍』の力によってその気力が通常以上に早く持って行かれたせいで今は意識がないだけです。まだ死に至ってはいません」

「!じゃあ、今からでも傷を防げば一刀さんは……!」

 

でも、■■さんと言ったその人は私の喜色が篭った言葉を簡単に否定しました。

 

「いいえ、それはできません」

「どうしてです?間に合わないとでも…」

「『氷龍』は呪われし刀。その刀は血を求め人を切り続けた刀です。故に、その刀で出来た傷は、防ぐことができません」

「そんなことが……」

 

今でも傷からはどんどん血が溢れてきています。

仮に■■さんが言ったとおりにまだ一刀さんが生きているとしても、それではこのまま一刀さんは死ぬしかありません。

 

「もちろん、それだけなら僕があなたの前に出てこんな言葉をすることもないでしょう」

「何か方法があるのなら、早く一刀さんを助けてください!」

 

私が多忙な声で■■さんを促すと、■■さんは小さく微笑みながらこっちに近づいて来ました。

 

「鳳士元、『鳳凰』の名を継ぐ者よ。私が彼を助けることを手伝うことはできます。ですがそれからは、全てあなたと彼が二人で背負わなければなりません。僕が助けられるのは今回だけです」

「………」

「元々、僕はあなたたちを助けてはいけません。だけど、僕があなたたちを助けるのは、あなたたちのためではなく、僕自身のためです。あなたが僕の願いを聞いてくれたら、北郷一刀を助けることを手伝います」

「……なんですか、それは」

「……あなたたちが倉と名付けた少女を…守ってあげてください」

「倉ちゃんを…?」

 

どうしていきなりここで倉ちゃんのことが……

 

「どうして…」

「理由は聞かないでください。約束してくれますか?」

「……わかりました。私たちだって倉ちゃんをこのまま放っておくつもりはありませんから。だから…」

「ありがとうございます…では……」

 

そう言った■■さんは一刀さんの前に落ちてあった一刀さんの剣の鞘を取りました。

 

そして……

 

ブチッ!

 

「!!」

 

その鞘で、一刀さんの胸を貫きました。

 

「何……を……」

「『鳳雛』よ、汝の努めから解放され、汝のあるべき姿に戻れ。時は訪れ鳳雛は舞い上がり、誰もが仰ぐ天の頂点に立たん……」

 

■■さんが何かつぶやいてましたが、私の目にはその時■■さんが一刀さんを殺したようにしか見えませんでした。

 

「何をしたんですか!一刀さんを助けてくれるって……」

「もう一人の『鳳雛』よ。手を……」

 

でも、■■さんはそんな私の声も構わず、私の手を掴んで一刀さんの胸に刺さった鞘を握らせました。

 

「鳳雛さん、彼への思いをその鞘に注いでください」

「……」

「あなたが想っている彼への感情を全て注いでください。その情熱が彼に新しい命を与えましょう」

「新しい……命?」

「はい……あなたの道号は『鳳雛』。名には力があります。あなたたちが本当にその名を受け継ぐ資格があるとすれば…きっとその名があなたの想いを彼に届けてくれるでしょう」

「………」

 

正直、良くわかりませんでした。

でも、もう…これしか方法が見当たりません。

だから…

 

「一刀さん……」

 

お願いします。

死なないでください。

私と、

ずっと一緖に居てください。

一緖にこの地に居てください。

 

ずっと一緖に居たいんです。他には何にも望ません。

私を……一人で置いて行かないで……

 

「!」

 

突然、握っていた鞘が熱くなるのを感じました。

 

「…成功です」

「どうなってるんですか?」

「何百年も剣の鞘の姿をしていましたが、鞘『鳳雛』の本当の姿はこんなものではありません。『氷龍』封じるため鞘の姿に固められていましたが、実は……」

 

一刀さんの胸を貫いていた鞘は、どんどん一刀さんの胸の中に消えていきました。

そして、完全に鞘が居なくなったときには、一刀さんの胸には傷一つなく綺麗なままでした。

 

「……これで、一刀さんは生きていられるのですか?」

「いいえ、まだです。僕たちが今した事は、単に彼に鳳凰の力を入れ込んだだけ……」

 

ふと下を見ると、胸の傷は塞がっても、剣に刺さった傷はまだそのままです。

 

「彼の気力が戻っているはずです。…天の御使いよ、起きてください」

「……一刀さん、起きてください……起きて…」

 

起きてください……

 

 

「…………はぁーっ!」

 

 

「一刀さん!」

「ああああああああ!!!」

 

一刀さんが目を開けた瞬間、一刀さんはすごい悲鳴を上げていました。

 

 

 

 

 

一刀SIDE

 

 

熱い……

熱い……

体が……体が燃えてるみたい。

 

「ああああ…!!あああ…!!!!」

「一刀さん、どうしたんですか!」

「我慢してください。もうちょっと時間がかかります」

「一刀さんに何が起きてるんですか!」

「ひな……り……」

 

目の前に、雛里と他の女一人が立っていた。

どこかで見覚えがあった気もしたが、今はそんなことを考えられなかった。

 

「熱い……死にそう……」

 

というか、俺は死んでなかったのか?

明らかに体から力が抜けて…死んだかと思っていたのに…

 

「一刀さん」

「あつ……い………はぁ……はぁ……」

 

体を溶かすような高熱が全身を包んでいた。

どうしてこんな……

 

――解き放て。

 

!!

 

「ぐああああっ!」

「一刀さん!」

「時間です」

「一刀さん、どうしたんですか?」

「鳳士元、彼から離れて」

「イヤです!一刀さんがこんなに苦しんでるのに離れるわけには……」

 

――解き放て。

 

「あああーーーっ!」

 

あまりにも熱くて、目の前にいた雛里を抱きつきながらその痛みを耐えようとした。

 

「あわわっ!」

「天の御使いよ、今何か聞こえてますか?」

「…聞こえる……なんか……心の底から何かが俺に囁いてる」

「……その囁きの通りにしてください」

「……嫌…」

 

嫌だ。

何故か……そうしたくなかった。

わかっていた。このままだと俺は死ぬ。それは分かっていた。

でも、

 

「鳳士元の想いを無駄にするつもりですか?」

「………嫌…なのに……」

 

このまま離したくない。

 

「一刀さん……?」

「鳳士元、彼から離れて…」

 

嫌…行かないで……

 

――解き放て。

 

「どうして…こんな……」

 

心の底から囁くその声が告げること。

その意味が俺に伝わってきた。

その意味を聞いていると、ソレがあまりにも悲しくて…堪えられなかった。

 

「雛里…」

「一刀さん……大丈夫ですか?」

 

俺に抱きつかれている雛里が俺を上目遣いでみつめていた。

強く抱きしめすぎて痛いはずなのにそんな姿は微塵も見せない。ただ俺のことを心配している目で……

 

「…雛里とこのまま離れたくない…」

「何を……」

「でも…このまま俺が死ぬときっと雛里が悲しむから……」

 

やらなければいけなかった。

でも…

最後に……最後に一度だけ……

 

「愛してた…雛里」

「かず……うん!…うっ………うん………」

 

最初の時は事故だったけど、

今度は本気で自分の意志で……

 

「ぷはぁっ!か、一刀さん?い、いきなり何を……」

「……さよなら、雛里」

「…へ?」

 

俺は雛里を離して立ち上がった。

腹の傷の痛みも、熱さももう感じられない。

雛里が俺に勇気をくれた。

これで……やっと『最後』を迎える覚悟を決められる。

 

「はぁ……はぁ……」

 

体の熱がどんどん上がって来る。

いまにでも爆発しそうな熱が、体の中で暴れている。

 

――解き放て。

 

「……」

 

最後に雛里を見やった。

彼女はまだ何がどうなっているのか分からない。

状況を飲み込む時間さえも与えられずに、こうして終わりを告げなければならない。

そして、それは俺自身のせいだった。

 

「はぁ……はぁ……」

 

体全身に五色に煌く粉みたいなものが溢れてくる。

もう、限界だ。

 

――解き放て。

 

その言葉を起点で、私の全身の熱が爆発するように放たれた。

 

 

 

 

雛里SIDE

 

「さよなら、雛里」

「…へ?」

 

突然口づけされて何がどうなったのか分からない私を、一刀さんは別れる時の言葉を告げながら放しました。

 

「一刀…さん?」

「……はぁ……はぁ……」

 

一刀さんは苦しそうにしながら立ち上がりました。

そして、しばらくすると、その体から光のようなものが溢れてきはじめました。

 

「始まったようですね」

「一刀さんに何をしたのですか」

 

私は■■さんに問い詰めました。

 

「さっき言った通り、『氷龍』の力は癒すことができません。だから、鳳凰の力を使って、彼の体を最初からつくり直すのです」

「体を…つくり直す?」

「はい、蘇生…というよりは、『再生成』と言ったところでしょうか」

「再生成?」

 

バーー――ーっ!

 

その時、爆発するような音が聞こえて振り向くと、一刀さんの体が炎に包まれて燃え上がってました。

 

「一刀さん!」

「近づいちゃ危険です!」

「一刀さん!一刀さーん!」

 

一刀さんに近づこうとしても、■■さんが私の腕を強く掴んでいて離れることができませんでした。

 

炎は周りにまで移り始めて、周りにまで燃え残っていた森の木にまで届いていました。

でも、その炎に当たっても、木が燃えることはありませんでした。

逆に……

 

「!!」

 

一刀さんが立っている周りは火のよって全てが燃えて何もなくなっていました。

そうだったのに、そんな地面から新しい芽が生え始め、燃えていた木からも新しい枝が、眼に見えるほどの速さで生え始めました。

 

「これは……一体…」

「鳳凰の力が周りにまで影響を与えているのです。これで、この辺りの燃えてしまった森も回復できるでしょう」

「一刀さんはどうなるんですか」

「……そろそろ終わる頃です」

 

■■さんの話を聞いて燃えている一刀さんの姿にまた目を移しました。

■■さんが言った通り、燃えていた一刀さんの体の周りの炎が瞬時に消え去りました。

そして、その中から……

 

「はーっ!!……はぁ……はぁ……」

 

一刀さんとはまったく別の人がそこに居ました。

一刀さんの薄い褐色色の髪が白髪に、

私みたいな普通な肌色が倉ちゃんみたいに日を浴びなくて真っ白い肌色になっていました。

 

 

「……これは……」

 

その人は、自分の体を信じられないかのように見ていたら、ふと私の方を見つめました。

一刀さんの黒かった目は、さっきの一刀さんの体から出ていた光のような黄金みたいな光で輝いていました。

 

「………」

 

そして、その人はとても嬉しそうに私に向かって笑顔が溢れる顔でこう言いました。

 

 

 

 

 

 

 

「こんにちは、雛里ちゃん」

 

 

 

 

「……へ?」

「………あぁ……」

 

それだけ告げて、その人はそのままその場に気を失って倒れました。

 

「え……一体……どういう……」

「『再生成』したのです」

「……」

「新しい体、新しい北郷一刀になりました」

「新しい……一刀さん?」

 

じゃあ、なんですか。

以前にいた一刀さんは……どうなるんですか。

さっきまでここに居た一刀さんは…私を愛してるって言ってくれた一刀さんは……

 

「鳳士元、勘違いしてはいけません」

「……どういうことですか?」

「姿も性格違えど、彼は紛れもなく北郷一刀。あなたを愛している男です。最初は混乱するかもしれませんか、彼がこれからどれだけ姿を変えようと、こればかりは変わりません。彼はあなたを愛しています。……これからは、あなたたち次第です」

 

■■さんはそう言って、一刀さんの刀を持ち上げて言いました。

 

「この刀は回収させていただきます。『鳳雛』がなければ扱うことができない品物です……あなたにだけはその力を発揮できなかったようですけど……」

「その『鳳雛』って言うの……さっき一刀さんに刺さった剣の鞘の名前ですよね。どうしてそんな名前なのですか?」

「………それはただの呼び名ではありません。それがソレの真の名前、元呼ばれるべき名前なのです。あなたと同じく……」

「……」

「では…また会えるかは分かりませんが…さようなら」

 

スッ

 

「あ」

 

■■さんは、そうだけ言い残して、剣と一緖に姿を消してしまいました。

 

「……」

 

それからやっと、私は■■さんが一刀さんだと言っていたその人に近づきました。

 

「………」

 

まったく違う人です。

以前の一刀さんだと思えるようなものが何もありません。

顔も、髪の色も、肌も、何もかもが違います。

 

そして、

 

『こんにちは、雛里ちゃん』

 

 

「あの時は絶対嫌って言ってたじゃないですか……一刀…さん……」

 

この人は、本当に一刀さんなのでしょうか。

分かりません。

でも、取り敢えずはこの人を、連れて帰らなくてはなりません。

 

「狼さん、この人を……」

 

戻りましょう。

 

私たちの居場所に……

 

 

 

・・・

 

・・

 

 

 

 

TAPEtです

 

 

すごく突発的なやり方で第二章やってきました。

内容を見るとお分かりでしょうけれども、

北郷一刀の復活というのは、決して死んで蘇るとかそういうものではありません。

不死鳥が蘇る前に自分の体を燃やして死ぬように、

一刀もまた死からまた新しい命を与えられます。

生きるためには、以前の姿を殺さなければならないのです。

 

だけど、姿が変わっても、一刀は紛れもなく一刀です。

今作では、一刀は何があっても雛里ちゃんを嫌いになることはありません。

でも、雛里ちゃんがそんな一刀の新しい姿を受け止めてくれるかは……

 

それは、また次のお話を見てみましょう。

 

では

 

ノシノシ

 

 

 


 
このエントリーをはてなブックマークに追加
 
 
23
1

コメントの閲覧と書き込みにはログインが必要です。

この作品について報告する

追加するフォルダを選択