「…ご主人様、言いにくいんだけどね」
「なんだ?」
筋肉ダルマが心なしか小さく見える。
「ご主人様の願いは叶う。これは確実よ。でも、その願いは完全じゃないの」
筋肉ダルマは俺たちに背を向け歩き出していたからだと気づくのに時間はかからなかった。
追いかけようと走ってみても、その場から体は一歩も進まなかった。
「おい!!貂蝉!!どこに行くんだ!?」
小さくなっていく背中に叫ぶ。
正直筋肉のついた野郎のしりなんか見たくは無いのだけれども、そこに向かって叫ぶしか居間は出来なかった。
「ごめんなさいねご主人様。時間がきちゃったわぁ」
なのに、声は俺の耳元から聞こえてくる。
あいつの姿は子の短時間ほんの2、3秒で見えなくなっていった
「おい!!どういうことだよ!!願いは叶うんだろう!?完全じゃないってどういうことだよ!!おい!!」
気がつけば虚空。何も無い空間にただ叫ぶだけになっていた。
「いずれ・・・いや、すぐに分かるわぁん。」
もう貂蝉の言葉は耳元ではなくなっていた。
「北郷よ」
肩に手を置き知ろうが話しかけてきた。
「なんだよ!?」
肩に置かれた手を払い怒鳴る。
「何か近づいている」
そんなことは気にも留めずこの男は貂蝉が去った方向を見ていた。
いや、にらんでいるといったほうが正しいか、その瞳には色が無かった。
「すまん聞き逃した。なんだ?」
「離れろ!!」
「「「!!!!!」」」
その一言と同時に俺はけられていた。士郎に
それに気がついたのは地面に落下してからだけれど。
「っなにすんだよ!!」
息を呑んだ。けられた箇所を押さえながら立ち上がってみれば、俺がいた場所には何かで抉ったような後があったから。それともう一つは
そこには黒いフードを被ったヒトが立っていた。
「・・・・」
「z…」
似ている…そう感じた。それが間違っていることにもすぐ気がついた
「北郷、ソラ。今すぐ走れ!!」
「走れってどこに!?」
士郎が何か言っている。
そんなことはもうどうでもよかった。
だってあれは、アレは・・・
「なん「いいからこっちに来い!!!」」
引っ張られる。いや、抱えあげられていた。
「なにすんだよ!!」
「黙っていろ。扉とやらが開いたようだ」
士郎が俺を抱えながら走る。前が見えないから何が起こっているかはわからないが、鉄の扉を開くような音がしている。けれど
「そんなもんはどうだっていい!!」
目の前に彼女がいた。
あえないと思っていた彼女がいた。
今も見えている。
その手に愛用の武器を持ち
こちらを見ている。
「いいから黙っていろ。舌を噛むぞ」
速度が速くなる。ソラの声が聞こえる。
「こっち!!早く!!」
最後に、せめて名前だけでも
「なんだ、これは!!分解されている!?」
声が届くかは分からないけれども
「うわぁああ、体が!」
下半身から違和感がする
でも声は出る
「ええい!!ままよ!!」
叫んだ
「霞ぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ」
フードが揺れた気がした。
扉が閉まっていく
「…」
何か聞こえた気がする
光が無くなり、完全な闇へと変わっていく
閉じた。それだけが分かった。
引っ張られている。あちこちから。
流れてくるl。何もかもが
けれども残らない。
残るのは残らなかったという想い
時間が立っているのかは分からない。
そうこうしているうちに
また光が広がってきた。
あとがき
すいません。中途半端で。
ブランクあきまくり+HDD吹っ飛びでプロット消失したんで泣きそうです。
とりあえず扉に潜って貰いました。
これでどこであろうが放り出せるんで(オイッ
コメントくださった皆さんありがとうございます。
閲覧してくださった皆さんもありがとうございます。
では、今後についてですが
月姫、勉強します。
型付大好きな友人からいろいろ借りて精進します。
あとはもう一回プロット興して練ります。
いろいろやりたいことが出来たんで・・・
希望やら誤字脱字などがありましたらコメントお願いします。
華琳だと思った人は手を挙げといてくださいね^^
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一ヶ月ぶりに帰ってまいりました。
この一ヶ月出張でまったくパソコンに触る暇が無いとかもうね。
なんていうかね。
さてさて、今回はやっとこさたびだってもらおうかな?と
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