No.218049

真・恋姫†無双 ~君思うとき、春の温もりの如し~ 6話

lovegtrさん

第6話です。
今回は汜水関の戦い後編。一刀と華雄の一騎打ち!
相変わらずの戦闘描写はグダグダですが気にしないキニシナイ…

2011-05-22 03:10:31 投稿 / 全4ページ    総閲覧数:7438   閲覧ユーザー数:5799

力強い。

華雄の戦い方をひとことで言うと、これに尽きる。

柄の長い斧を、俺目がけて振り下ろしてくる。

「しかし!」

俺は横に飛び、華雄の攻撃を避けた。

俺の元居た所は、華雄により地面が裂けている。

「どうした!そんな攻撃では当たらないぞ!」

「くそぉぉお!!」

確かに力は強い。しかし大きな獲物を使っていることもあり、動きはそこまで早くない。

それに先程の挑発で頭に相当きているらしく、動きが単調になっている。

だから俺は、

「そらそら!悔しかったら当ててみるのだな!」

挑発を続け、華雄の冷静さを削ぐ。

「くそっ!当たれぇぇえ!!」

縦に横にと攻撃を仕掛けてくるが次第に大ぶりとなってくる。

「はあぁぁぁああ!!!」

華雄は手に持つ斧を横に大きく振りかぶった。

その時一瞬華雄の視線は俺から外れた。

「今だ!!」

俺はこの隙を逃さず、素早く華雄の懐に入り込む。

「なっ!?」

「はっ!!」

俺が近づくのを気付くのに一瞬遅れた華雄に俺は斬りかかった。

袈裟斬りを喰らった華雄はそのまま地に伏せた。どうやら息はあるようだ。

「華雄を縛り、医療班にみせておけ…敵将!討ち取ったり!!」

俺は剣を天空に力強く掲げ、叫んだ。

「「「うおぉぉぉぉおおお!!!!」」」

周りの兵たちは俺が宣言すると、一斉に喝采をあげた。

「お見事です、一刀さま。お怪我は有りませんか?」

「思春…大丈夫だ。それより姉さん達は…」

俺は汜水関に目を向けると、丁度関に孫の牙門旗が掲げられようとしていた。

「よかった。汜水関は落ちたようだ。俺達も関に向かおう」

「はい」

俺達も汜水関に向かうことにした。こうして連合の初戦は勝利に終えた。

「孫策さーん!やりましたね!」

汜水関を落とし、休憩していた俺たちの所に劉備たちがやってきた。

「ええ、そうね。…どう?私はあなたの信用に足る人物かしら?」

「はいっ♪」

「そう。じゃあこれからは、仲良くしましょ♪」

雪蓮姉さんと劉備は握手を交わした。こうして劉備との同盟も結ぶことが出来た。

 

汜水関を落とし、連合は次の虎牢関での戦闘のため軍議を開くことになった。

「今度は、一刀が行ってきて」

姉さんはいきなり言ってきた。

「え!?なんで?今度こそ姉さんが行けよ!」

「いやよ~、あんなとこ行きたくないわよ。

でも一刀は今後の勉強と思って行ってきなさい。

大丈夫!冥琳も連れてっていいから。これは命令よ♡」

命令と言われれば仕方がない。行くしかないか……

俺は思春と冥琳を連れ、会議の開かれる天幕に向かった。

天幕に入ると俺が最後だったらしく、他の参加者はそれぞれ座っていた。

「呉の方も来られたようですし、軍議を始めましょう」

上座に居た袁紹はそう言うと、早速議題に入った。

「次の虎牢関ですけども、先鋒は私、袁紹と曹操さんの所とで行いますわ。」

そう言うと袁紹は他の諸侯たちの場所を言っていく。

「劉備さんと孫策さんの所は、先の戦い先鋒でしたので、後曲に行ってください。

私たちに任せればすぐに虎牢関なんて落としてあげますから、安心して休んでいてください」

そう言うと袁紹は、おーほっほっほっほと高笑いをした。

「では、各隊、準備をお願いしますわ」

軍議は解散し、諸侯たちはそれぞれ自分の陣へと向かった。

 

俺達も陣に戻ろうとしていると、

「一刀。ちょっといいかしら?」

振り向くと、華琳が彼女の軍の軍師らしき女の子と立っていた。

「華琳か…どうしたんだ?」

「ちょっと、あんた!何気安く華琳様の真名を呼んでいるのよ!

これだから男は、礼儀もわきまえず…」

華琳の隣に居た女の子(頭にかぶっているのはネコミミ?)がいきなり俺に食って掛かってきた。

「桂花、いいのよ。一刀は特別よ」

「でも、華琳様~」

桂花と呼ばれた少女は納得行かないという顔をしながらも、しぶしぶ引き下がった。

「ごめんなさい。彼女は荀彧。私の可愛い軍師よ」

「華琳様~」

相変わらず百合百合しい軍である。

「…それより何かようかな?曹操殿」

冥琳が早く言えという雰囲気をだして言った。

「そうね。虎牢関での戦い、私たちと手を組まない?」

「どういう事かな?」

「今回の戦い、貴方達は後曲でしょ。そして貴方達が今一番邪魔に思っているのは袁術。

前回の戦い、袁術はほとんど戦闘に参加してないからほぼ無傷。

だから今回の戦いで袁術の部隊に損害を与えたいんじゃなくて?」

華琳の言う通り、汜水関の戦いでは美羽の部隊はほとんど戦闘に参加していない。

今後の事を考えると美羽の所の兵を削りたい。

「でもそんなことをして、華琳に何の特があるんだ?」

「私たちの要求はただひとつ。虎牢関の一番乗りよ。つまり名声が欲しいよ」

華琳らしい答えだ。

「その手伝いをしろと?」

「ええ、そういう事よ。どう?悪くないと思うけど」

冥琳の方を向くと、どうやら冥琳も悪くないと考えているようであった。

「…わかった。その条件でいい。

今回の戦い、華琳は袁術への損害を与える手伝いを、俺達は華琳の虎牢関一番乗りの手伝いを、と言う事でいいかい?」

「交渉成立ね。それじゃあ頼むわよ」

そう言うと華琳は自分の陣へと帰って行った。

「俺達も帰ろうか」

俺達も自分の陣へと帰ることにした。

今回の話で汜水関の戦いが終わりました。

華雄との一騎打ちがあったのでしたが描写が…なんか軽い。

戦闘描写は難しい!細かいことなんてどう書けば良いかわかりません!

 

話は変わりますが、いまさらながらこの話の題名について。

皆さん気がついていると思いますが、副題~君思うとき、春の温もりの如し~にメインヒロインである思春の名前が入っています。

題名を考えるに当たって、思春の名前を入れたいなと考えて、とりあえず「思」「春」でネット検索してみたのですが、「思春の森」という映画がトップに!

他は「思春期」関連の項目ばかりでした。

どうしようかといくつかの案を考えたていて、「春→温かい」「思う→恋っぽい」と言う事でこの題名に!

恋愛の感じがして結構いい感じのでは?と自画自賛。

他の小説を書いている皆様はどのようにして題名を考えていますか?

それではまたノシ


 
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