No.210337

恋姫 4月3日(日)

璃々ちゃんは他所の家の子になりました。

2011-04-06 22:03:47 投稿 / 全2ページ    総閲覧数:6575   閲覧ユーザー数:5487

 

ぴぴぴ

 

一刀

「んー、起きるぜー」

 

少し早起きに慣れたのか目覚ましを止める動きもスムーズになった。

 

一刀

「さーて、今日は何すっかなー」

 

布団から出ようとするとなにやら違和感が。

 

一刀

「なにかいる?」

 

もぞもぞと動く何か。

 

しかも酒臭い。

 

一刀

「…………」

 

布団をめくれば予想通りの人物がいた。

 

一刀

「うおっ!?」

 

訂正。

 

予想以上だった。

 

一刀

「なんで下着姿で寝てるんだよ雪蓮ちゃん!」

 

艶めかしい豊満な肉体。

 

思春期の男には少々刺激が強いようだ。

 

雪蓮

「んふ」

 

一刀

「…………」

 

はっ!?

 

イカンイカン。

 

つい見惚れてしまった。

 

とりあえず起こすか。

 

ツンツン

 

ムニ

 

雪蓮

「ん~~~」

 

一刀

「起きないなー」

 

ツンツン

 

ムニ

 

雪蓮

「はふぅ」

 

頬をつついても起きない。

 

諦めずにもう一度。

 

ツンツン

 

雪蓮

「ん……ちゅぱ」

 

一刀

「おおおおおおおお!?」

 

雪蓮

「ちゅぱちゅぱ」

 

一刀

「うはああああああ!?」

 

エロい!

 

俺の人差し指にちゅぱちゅぱと吸いつく雪蓮ちゃん。

 

なんか癖になりそうだ。

 

一刀

「も、もう少しだはぁつ!?」

 

冥琳

「何をしているんだ貴様は!?」

 

一刀

「ね、姉ちゃん!?」

 

◆ ◆

 

全員

「いただきます」

 

あれから姉ちゃんが雪蓮ちゃんを起こしてリビングで朝食となった。

 

雪蓮

「もう、一刀ったら私が寝てる間にエッチなことしちゃってー」

 

一刀

「いやいや。

 雪蓮ちゃんが吸いついてきたんだろ!?

 っていうかなんで俺の布団にいたの?」

 

雪蓮

「昨日冥琳と遅くまで飲んでたんだけどね」

 

◆ ◆ ◆

 

雪蓮

『うぇー。

 さすがに飲み過ぎたわね』

 

冥琳

『そんにゃフラフラで帰るりゅか?』

 

雪蓮

『いや、あんたの方が危ないわよ』

 

冥琳

『わらしは太政大臣だ』

 

雪蓮

『……ダメね。

 送るついでにそのまま泊まらせてもらいましょ』

 

冥琳

『バッチこーい』

 

雪蓮

『はいはい。

 帰りましょうねー』

 

◆ ◆ ◆

 

雪蓮

「それで冥琳を部屋に寝かしつけた後に一刀の部屋に入ったのよ」

 

一刀

「なぜ!?」

 

雪蓮

「本当はリビングで寝ようかと思ってたんだけどね、

 途中でなんかヤバそうになってちょうど一刀の部屋があったってわけよ」

 

そういうことか。

 

でもさすがの俺も恥ずかしいぜ。

 

紫苑

「若いっていいわねー」

 

雪蓮

「いやいや!

 紫苑さんも十分若々しいですよ!」

 

確かに母さんは若い。

 

若いねー。

 

紫苑

「まあまあ。

 雪蓮ちゃんはお上手ね」

 

雪蓮

「今度一緒に飲みましょうよ」

 

紫苑

「ええ。

 機会があれば是非ご一緒したいわ」

 

母さんは酒豪だからなー。

 

さすがの雪蓮ちゃんも敵わないだろう。

 

一刀

「ところで雪蓮ちゃんはなんか仕事してるの?」

 

姉ちゃんと一緒に卒業したから就職しててもおかしくない。

 

雪蓮

「何言ってんのよ。

 冥琳と同じよー」

 

一刀

「ええっ!?」

 

雪蓮

「なんか失礼ね」

 

姉ちゃんと同じということは聖フランチェスカ学園の教師ってことか。

 

一刀

「まじかよ……。

 じゃあなんでこの前いなかったの?」

 

雪蓮

「この前?」

 

俺が姉ちゃんに弁当を届けた時だ。

 

冥琳

「寝坊して来なかった」

 

一刀

「おいおい!

 初っ端からなにしてんの!?」

 

雪蓮

「そ、それは前の日に飲み過ぎちゃってさぁー」

 

雪蓮ちゃんらしいや。

 

雪蓮

「まあそれは置いといて。

 今年から私の妹が入学するからよろしくしてあげてね」

 

一刀

「あれ?

 雪蓮ちゃん妹いたんだ」

 

雪蓮

「いるわよー。

 私に似て可愛いからきっと気に入るわよ」

 

一刀

「よし。

 俺に任せておいてくれ」

 

可愛い子なら俺が面倒みてあげなければ!

 

冥琳

「お前に似てぐうたらじゃなきゃいいけどな」

 

雪蓮

「ぶーぶー」

 

紫苑

「そんなこと言っちゃダメでしょ?

雪蓮ちゃんに似てきっと素直で優しい子よ」

 

雪蓮

「紫苑さん素敵っす!」

 

冥琳

「はぁ……」

 

 

 

真・恋姫†無双 ~俺は君に恋をする~

 

 

 


 
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