No.195162

本・恋姫無双第三十一話

nakatakさん

2011年一発目です。
今年もよろしくお願いします。
それでは、どうぞ。

2011-01-10 16:14:01 投稿 / 全4ページ    総閲覧数:3277   閲覧ユーザー数:2648

---長沙・会議室---

 

 

ある日、雪蓮と冥琳を呼びだした雨蓮。開口一番、トンでも発言をした。

 

 

雨蓮「雪蓮、冥琳、一刀の側室になれ。」

 

 

冥琳「…は?」

 

 

目が点になる冥琳…

 

 

雪蓮「ちょっと待ってよ!なんで一刀が婿に入るんじゃなくて、こっちが嫁ぐの?」

 

 

雨蓮「一刀は既に、睡蓮と夫婦だ。それに『襲った』のは、お主らだろうが。」

 

 

雪蓮「それは、そうなんだけど…」

 

 

雨蓮「何より、『未婚の母』を我が陣営から出すつもりはない。」

 

 

冥琳「民にはどう説明するおつもりで?」

 

 

雨蓮「『御遣い様』に捧げた、とでもいえば良い。なに、こっちの跡継ぎは蓮華がいるしな。」

 

 

冥琳「…はぁ、判りました。」

 

 

雪蓮「ちょっと冥琳、なに折れてんのよ!私一人じゃ勝てないじゃないの…で、側室に入った後も今の階級のままなの?」

 

 

雨蓮「冥琳は都督のままだな、仕事量は減らすが…雪蓮、お前は基本『無官』になるが、それを許すつもりは無い。」

 

 

雪蓮「じゃあ、どうするの?」

 

 

雨蓮「己で探せ。けして『にいと』とやらには、なるなよ?」

 

 

雪蓮「はーい。ところで、この事、一刀に話したの?」

 

 

雨蓮「これから話す!!」

 

 

思いつきでいいやがったな、とは口に出さない二人だった。

 

 

---長沙・城下---

 

 

そんな話が進んでるとは、微塵も知らない北郷一家は、お買い物の最中である。

 

 

が、基本、買い物で男は荷物持ちが相場。買い物が済むまでは、手持ち無沙汰。暇つぶしに商人と話をしている。

 

 

一刀「どう?儲かってる?」

 

 

商人「ええ、おかげ様で。貿易で儲けさせて頂いています。」

 

 

一刀「それは何より。で、最近変わった話、聞いて無い?」

 

 

と言って、小銭を渡す。

 

 

商人「そうですねぇ…洛陽で、金細工の質がかなり上がってますね。ちなみに、これ『現物』です。」

 

 

そう言って、見せられたのは、目の細かい金の鎖で作られた、『ネックレス』状のものだった。

 

 

一刀(細工の細かいのもそうだが、金の質も高い?)

 

 

商人「それと、南皮のあたりで猫が踊りながら死ぬそうです。」

 

 

一刀「なんだいそりゃ…ん?あれ?」

 

 

何かが引っ掛かった。

 

 

睡蓮「あなた、買い物終わったわよ~」

 

 

一刀「いま行く~。ありがと、良い物見せてもらったよ。」

 

 

商人「まいどあり」

 

 

家に帰る途中…

 

 

一刀「睡蓮、帰ったらすぐ図書館に向かう。急ぐぞ!」

 

 

睡蓮「えっ?ちょ、ちょっと待って!」

 

 

一方その頃…

 

---洛陽・李典の私室---

 

 

曹操「真桜、この前の金細工の件、よくやったわ。」

 

 

李典「あの技術があったからですわ。『灰吹き法』でしたっけ?。大将、どこでこれ、学びはったんです?」

 

 

曹操「今はまだ、秋蘭らを含めて内緒にしたいの、時が来たら言うわ。」

 

 

李典「………まあ、大将がそう言うんでしたら…、それで、今日はどないな要件で?」

 

 

曹操「これよ。」

 

と言って、一枚の設計図を渡す。

 

李典「………、新しい将でも迎えるんですか?」

 

 

曹操「いえ、これ専門の部隊を創る予定よ。」

 

 

李典「豪気でんなぁ…てことは、量産を視野にこさえてみますわ。」

 

 

曹操「頼んだわよ。」

 

あとがき

どうもnakatakです。

去年の今頃は、正月も仕事で、初詣行っておらず、

今年、二年ぶりに初詣に行ってきました。おみくじは『大吉』

たぶん、去年おみくじ引いてたら『凶』だったかも…事故ったし…

 

曹操の得た技術の出所とは…

一刀は何に気付いたのか…次回をお楽しみに。

 

それでは、また。

 


 
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