北郷の部屋に戻り、まず愛紗の感想がポロリ・・・。
「……散らかっていますね。」の一言だった。
一刀「・・・ま、まぁあの日のままだしなぁ。」
愛紗「あの日・・・とは?」
一刀「そっちに行く前の事だよ。そっちの世界に飛ばされる前に及k・・・友達が泊まりに来てね、今日学校に持っていくのはせいぜい筆記用具ぐらいだったから。殆ど置いていきy・・・置いて行ったんだ。」
愛紗は「そういう事だったんですか」といって、話始めようとした時・・・
愛紗「それでっ・・・・・・!(キュゥゥ~///」
一刀「御飯・・・食べよっか?」
愛紗「・・・・・・(コクッ」
愛紗は余りにも恥ずかしいのか、黙って頷いた。
二人は昼飯を食べ終わると、俺は何の気なしにテレビの電源を入れた。
一刀「え・・・?マジ・・・っすか?」
愛紗「どうされたんですか?」
一刀「あの日から一日しか経ってない・・・。」
そう、俺が時計で日付を確認したのが一日前・・・。あの世界は本当に在ったのか疑問に思うよ・・・。
愛紗「・・・何がどうであれ、あの世界で過ごした時間は本当だと思います・・・。そうでなければ、鈴々や星や翠、紫苑に失礼というものですよ?」
一刀「うん、そうだね。むこうの世界に残った人達に失礼だな。」
俺はそういうと、愛紗の頭を撫でた。
愛紗「っ!?///な、なにを?!」
顔を真っ赤に染めて抗議してくるが、そんな顔してちゃ怖くないよ、愛紗?
一刀「いや、何となく可愛かったから・・・。」
愛紗「あ、ありがとうございます・・・って、そうじゃなくてこれからどうしますか?ご主人様?」
それもそうだ。ずっと愛紗をこの寮に居させる訳には行かないよな、それ以前にここは男子寮・・・あいつには見せたくないからな・・・。
ドタドタドタッ!!
いきなり寮の廊下を走る音が聞こえた、この音は!!?
??「かずっちぃ~、学校今日(ガチャッ「わっ、ちょっとタンマ!!」・・・・・・えっ何?」
事既に遅し・・・。勢い良く開けられたドアはその眼球(め)に入ってしまった。
あれ?この人見たこと無いな・・・。
??「・・・・・・か(プルプル」
二人「「か?」」
??「可愛えぇな!その娘、名前何てゆぅん?」
愛紗「わ、私か?我が名は関、字名はu「わぁー、ちょっと待て愛紗!!」はい?!ちょっ、あの何処へ?」
一刀「ヒソヒソ)まんまだと疑われるからちょっと改名してよ。」
愛紗「ヒソヒソ)わかりました、解明すれば宜しいのですね?」
一刀「そうそう・・・ん?」
愛紗は何故その名になったかを解明していた。その解明とちが~う!!
――――――――
何とか話をつけた、非常に疲れた・・・。今度は愛紗がそいつの名前を聞いた。
??「あたしの名前か?あたしは『鈴原 霞(以後、霞←かすみ)』っていうもんや、『霞』って呼んでもかまへんで?ちなみに、この寮の寮監督の役位置に就かせてもろぉとる。」
かすみ・・・霞?!
俺と愛紗は何か気付いた・・・。髪は青っぽい紫色でジャージ姿って・・・。
霞「・・・誰かに似てる思ぉたやろ?気のせいや。それよりも明日は終業式や、何時も通りな?関さんも明日になったらかずっちに甘えるんやろ?」
愛紗「そ、そそそ、そんなこと//////!」
霞はケラケラ笑いながら部屋から出て行った。
何しにきたのかさっぱり分からなかったが明日の予定を伝えに来たんだということは分かった。
辺りはもう真っ暗になっていたため、晩御飯の買い出しを急いで出かける事にした。
愛紗の服は俺のジャージを貸して近くのスーパーに寄った。
愛紗「これは・・・凄いですね。ここがご主人様の世界の市場なんですね?」
一刀「そうだよ。ここから五十里(一里4キロ)の所から1日で送られて来るんだ。」
愛紗「なっ?!そんな遠方から一日で?」
愛紗は会話しながら俺の後について行く事に専念して付いてくる。
一刀「豚肉にピーマン、たけのこ・・・あとはジュース二本買っとくか。よし、オッケイ!」
あとは会計を済ませるだけ・・・だ・・ぞ。
??「お、かずピー。その可愛ぇ娘だれ?彼女?」
愛紗に説明した、こいつは及川。俺の悪友だということを・・・。
一刀「いいから、会計しろよ。」
及川「へいへい・・・900円な。」
俺は百円のお釣りを貰い、寮へ帰宅した。
~翌日~
結果から言おう。よく理性が良くもったと思う。愛紗が「ひとり床に寝させる訳にはいきません」とか言って譲らなかったため愛紗の横に寝た。
愛紗「如何されましたか?か、一刀様///?」
一刀「いや、何でもないよ。・・・そうだ、今日午後から冬休みなんだ・・・。取りあえず、実家に帰ろう・・・。そこで俺の両親に話そう、まずそこからだと思うんだ。」
愛紗「はい、分かりました。」
午前中は退屈だった。
電車に揺られて五時間・・・目的の実家に到着した。気づけば日はかなり西に傾いていた。
一刀「ここだよ、愛紗。」
愛紗「おぉ、おっきいですね。」
一刀「一応、剣道開いてるからね。道場もあるよ?」
俺はそう言いながらインターホンを押す、しばらくするとお爺ちゃんが出てきた。
爺ちゃん「おぉ、来たんかぁ~・・・?(チラッ)もしかしてコレか?」
爺ちゃんはニヤニヤしながら小指を立てる。
一刀「ん~、まぁそんなところかな・・・。今、親父達とか居る?話があるんだけど・・・。」
爺ちゃん「お前、知らんのか?海外に仕事で行ってるぞ、最低一年は帰って来れないとはいっとったで?それに、何か報告とか無いん?」
一刀「なら都合が良いか・・・。爺ちゃん、この娘は・・・。」
爺ちゃんに俺が体験した事を通じるか分からないが話した。
爺ちゃん「ワシも体験した事と同じじゃな・・・。」
二人「「えっ!?」」
爺ちゃんは話を続けた。
爺ちゃん「ワシがそっちに行った時は性別はあんたらが居た世界と同じじゃわ。劉備も居ったがしかし、諸葛亮が居らんかった。ワシがそこの役になって、魏や呉を纏めた・・・。」
愛紗「凄いでは「じゃが・・・」?」
爺ちゃん「とある集団が必ず纏わり付いていた、その軍団の名前が『白装束』「・・・なんだって!?」・・・その様子だとやり合ったんやな?」
二人は頷く。
爺ちゃん「そうか、そいつらの頭が持っていた鏡でワシと馬超・・・翠と戻ってきたんや。」
一刀「・・・え?」
爺ちゃん「婆ちゃんの下の名前は?」
一刀「みどり?・・・「漢字にしてみぃ?」・・・ぇ?翠!!!?」
爺ちゃん「正真正銘のお前の婆ちゃんだ。」
愛紗「つまり・・・深い絆が無ければ私は一刀様の世界(ここ)には来られなかった、ということですか?」
爺ちゃん「左様。一刀、お主はもうヤったんか?」
一刀「ぶっ!!・・・・・・今、関係あるか?その話///」
爺ちゃん「ある。彼女さん、ここ最近酸っぱい物とか欲しく成らんかった?」
愛紗「っ!・・・はい。「他には?」えっ?・・・気持ち悪くなったりします。」
爺ちゃん「やはりな・・・。」
一刀「それだったら、高校は中t「学校には行け」・・・はい。」
爺ちゃん「卒業したらこっちに来い。ミッチリ修業しちゃる!」
~後日談~
愛紗は病院に行き、妊娠している事に判明。愛紗はここで一刀が高校卒業するまで生活をする事になった。
三国:どうだったでしょうか
愛紗:余り進んでおらんようだったが?
霞:あたしもそう思ったで?
三国:ぅぐ!・・・さぁて、キャラクター二名ほど出ました。もう分かりましたね?
2人:(スルーした!!)
三国:次回はこの人に言ってもらいましょう!どぞ!!
???1:え~っ、従妹達は変な子・・・ってやかましわ!!・・・はよ読めやて?え~次回・・・
???2:別にあたし達変じゃないの~
???3:・・・次回の無印・恋姫無双~外史の突端~では出て来るかもしれないぞ?
???:一気に時間は飛ぶから気を付けるのだ!では、さらば!!
3人:唖然・・・。
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