No.186677

真説・恋姫演義 ~北朝伝~ 序章・第四幕 『運命交錯』

狭乃 狼さん

北朝伝、四話目です~。

輝里達の仲間になった一刀。

そして、鄴の街を訪れる、ある人物との出会い。

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2010-11-26 15:56:45 投稿 / 全9ページ    総閲覧数:30326   閲覧ユーザー数:22290

 「はふぅ」

 

 思わずため息をつく、その人物。その原因は目の前の光景にあった。

 

 贅の限りを尽くした、豪勢な料理の数々。同席している者たちは皆、杯を片手に大騒ぎをし、その部屋の中央では、華やかな衣装を身に纏った、見目麗しい少女たちが、華麗な舞を披露していた。

 

 (こんなことをして何が楽しいのやら)

 

 他にもっとすべきことが在りはすまいか、と。その人物は、お下げに結ったその自慢の黒髪をいじりながら、中ばあきれつつ、その情景を眺めていた。

 

 「これはこれは殿下。楽しんでいただけておりますかな?」

 

 「……そこそこにはの」

 

 「ははは。これは手厳しい。お噂どおり、この手の席は苦手のご様子で。も少し、趣向を凝らせばよろしかったですかな?」

 

 肉の塊。

 

 そんな表現が、この男ほど似合うものは他にいないだろうな、と。その人物はそう、頭の中で思考する。

 

 韓馥・字は文節。

 

 その男は、最初の対面の時にそう名乗った。ここ、冀州は鄴郡にて、その人物の父から命じられて、太守を務めている人物である。

 

 「……すまぬが、余は少し酔うたようじゃ。少々風に当たってくるゆえ、皆は気にせず宴を続けていてくれ」

 

 そう言って、その人物は席を立ち、窓際のほうへと歩いていく。

 

 「いや、これはこれは、殿下は下戸にございましたかな?では、誰ぞお傍に」

 

 「よい。それよりほれ、あちらで誰ぞ呼んどるぞ」

 

 「おお。これはお教えいただきかたじけない。それでは」

 

 いそいそと走っていく韓馥の背を、冷たい目で見送りつつ、窓の外のバルコニーに出る。春先とはいえ、夜も遅い時間である。冷たい風が、酒で火照った体に染み込んで来る。

 

 「……よい月じゃな。闇夜にありて、世を煌々と照らす、か。……人の世の闇も、同じように照らしてはくれぬものかの」

 

 「……殿下」

 

 「そなたか。して、調べはどうであった」

 

 「は。事前の調べとも一致しました。……こちらを」

 

 いつの間にか、そのバルコニーの陰に現れていた女性から、一本の竹簡を受け取り、目を通していく。

 

 

 

 「……苦労であったな、彦雲。そなたにはいつも助けられておる」

 

 「もったいなきお言葉」

 

 「して。司徒はなんと言っておった?」

 

 「……お早いご帰還を、と。それから、その」

 

 「俗世など気にかけるなとでも、言うておったのだろう?いつものことじゃ」

 

 ふふ、と。ためらいがちな風のその女性の変わりに、その台詞の先を読み、笑顔で言葉をつむぐ。

 

 「ですが、叔父の言葉も一理あると思います。あなた様はいずれ、この国を背負う立場におられるのですから。……皇太子殿下」

 

 皇太子、と。その女性が恭しく呼んだその人物。今上帝、後漢の十二代帝である劉宏の嫡子にして、次期皇帝たるその人。

 

 劉弁、字を白亜。

 

 今年で齢十八になる彼は、現在巡検使-皇帝の変わりに、大陸各地の様子を視察する役職-として、現在この地を訪れていた。

 

 本来なら、皇太子ともあろうものが、そんな危険な役目を行うことは決してない。だが、彼の強い要望と、父である皇帝の、見聞を広めて来いという命(こちらはほとんどだまし討ちのような手で、綸旨を賜った)により、河北一帯のみという条件付のもと、例外中の例外として認められたのである。

 

 「おぬしにも迷惑をかけるの。それに、父上にも悪いことをした。なにせ、泥酔中のところに、この話をもちかけたわけだしの。じゃが、余はどうしても、この目で大陸の現状を確かめたかった。漢朝も、高祖による成立より、すでに四百年。衰退期に入っているのは、誰の目にも明らかよ」

 

 途中で言葉を区切り、劉弁は欄干にその背を預け、天を見上げる。

 

 「じゃが、だからこそ、現状を何とか乗り切らねばならん。そのためにも、人づてではなく、自分の目と耳で、世間を見てみたかった。……じゃからの、彦雲」

 

 そこでその視線を、彦雲、と彼が呼ぶ女性――漢の司徒・王允の姪である、王淩――に向け、

 

 「も少しだけ、余のわがままにつきおうてくれ。このとおりじゃ」

 

 と、その頭を下げた。

 

 「……かしこまりました」「……すまぬ」

 

 

 臣下に頭を下げる皇太子、などというものを、世間の者が見たらそれこそどう思うか。と普通ならば言うところであるが、この二人は幼いころからともにある、無二の親友であった。そういった垣根とは、正直無縁といって良いほどに。

 

 「さて、と。そろそろ戻るとするかの。いつまでも席を外していては、太守めも」

 

 と、言いながら歩き出そうとしたときだった。

 

 

 

 「気でも違いおったか、貴様ら!!ここは貴様らの来ていい所ではないぞ!!」

 

 韓馥のそんな怒鳴り声が、二人の耳に届いた。

 

 「……何が起こった?……彦雲、そちは」

 

 「は。”備えて”おきます」

 

 「よしなにな」

 

 フ、と。王淩の気配がその場から掻き消え、劉弁は宴席の場へと早足で戻る。そこでは、三人の女将が、数名の兵を引き連れ、韓馥に対して、今にも飛び掛らんとする勢いで、詰め寄っていた。

 

 「いったい何の真似か、お前たち!?恐れ多くもここは、皇太子殿下をもてなす為の宴席の場ぞ!お前たちごときが、その足を踏み入れていい場所ではない!」

 

 女将たちに対し、激昂してみせる韓馥。だが、

 

 「そんなことは百も承知の上のこと。いえ、だからこそ、無礼を承知で、この場に参じた次第」

 

 「せや。殿下に、ウチらの話を聞いてもらう為にな」

 

 「そうです、韓馥どの。あなたと、そしてその側近の者達が行ってきた、非道の数々。それを殿下に知っていただく。今ほどその好機はないのですから」

 

 そんな韓馥のことなど、一切気にも留めず、彼女たちはさらに詰め寄っていく。そんな彼女たちに対し、宴席に参加していたものたちは、ただの一人として阻止行動に出るものはいなかった。

 

 そこに、

 

 「これは一体、何の騒ぎか?」

 

 劉弁がその姿を現し、そう問いかける。

 

 「お初にお目にかかります、皇太子殿下。私は、徐晃。字を公明と申します」

 

 「ウチは姜維。字は伯約にございます。殿下には此度の無礼、平にご容赦のほどを」

 

 「私は徐庶。字は元直にございます。まずはこちらに、お目をお通しくださいませ」

 

 三人が揃って劉弁に対して拱手をし、それぞれに挨拶を行い、それが済むや、徐庶が数本の竹簡を、劉弁に対して差し出す。

 

 「……これは?」

 

 「私どもが、ここに仕官してよりの一年間。必死になってかき集めた、太守・韓馥と、その側近たちによる不正、および罪状をまとめたものにございます」

 

 「これを今日、この場に訪れることになっておられた殿下に、じっくりと目を通していただくべく、われらは行動を起こしました」

 

 「そしてその上で、殿下に裁きを下して頂くために。……我々の、”罪”も含めて」

 

 竹簡を徐庶の手から受け取り、その彼女たちを見据える劉弁。

 

 「今まで、この者達の罪を知りながら、何もしてこれなかったウチらにも、大きな”罪”があります。その贖罪の一端に過ぎませんが、その証とも言うべき物。……是非に、お目通しを」

 

 「……よかろう。ならばその”贖罪”とやらの中身、見させてもらおうかの」

 

 「殿下!!このような下賎の者どもの言葉を、信じなさるのですか?!お父上より、この地の太守を直々に任じられた、この私を信用していただけないのですか?!」

 

 劉弁に、必死の形相でそう叫ぶ韓馥。だったが、

 

 「だまらっしゃい!余は、その父上より任じられた、巡検使である!疑わしきは調べ、真実を明らかにするのが、余の務めである!そなたは暫し、引っ込んでおれ!!」

 

  

 その一喝で、韓馥は小さくなって、すごすごと引き下がる。その様子を、兵の中に紛れて見ていた、”彼”は、

 

 (……凄いな。劉弁って言えば、確か次の皇帝だっけ?けど、暗愚な皇帝として有名だったと思ったけど、大したものじゃないか。……やっぱ、この世界じゃ、俺の常識は通用しないかもな)

 

 と、劉弁のその覇気に、感心をしていたのであった。

 

 そして、

 

 「……なるほどの。これほど酷いとはな。税は通常の十倍。必要外の過酷な労役。物品の横流しに始まり、挙句の果ては罪無き者たちを囚人とし、その彼らに殺し合いをさせて、それを見物か。……あきれ果ててものが言えぬわ」

 

 憤怒、憎悪、そして、嫌悪。

 

 それらの入り混じった表情で、韓馥を睨み付ける劉弁。

 

 「そ、そのようなことはすべて身に覚えのないこと!こ、こやつらのでっち上げに決まっております!!」

 

 と、自己弁護をする韓馥であったが、

 

 「……おまけに、往生際も悪いときたか。……ほれ」

 

 ぽん、と。彼の前に、一本の竹間を劉弁が投げ捨てる。そこには、

 

 「……こ、これは……?!」

 

 「余のほうでも独自に調べさせた、お主らの罪状のごく一部じゃ。証拠もすべて、余の部下が抑えておる。……もはや言い逃れは出来ぬぞ?覚悟せい、文節よ」

 

 「クウ……ッッッ!!……ならば、その覚悟とやら、してやろうではないか!!」

 

 『何?!』

 

 その目に邪悪な光を浮かべ、韓馥が不適に笑い出す。そして、その懐から一本の短刀を取り出し、

 

 「この場で貴様を殺し!その罪をこの場にいる者全てに、擦り付けてやるわ!そうすれば、わしの地位は永遠に安泰よ!死ね劉弁!!わしの為に!!」

 

 『しまっ……!!』

 

 それは、慢心といってもよかったかもしれない。

 

 皇族に刃を向ける―――。

 

 まさかそんな行動に、韓馥が出るなどとは、徐晃たちは露ほども思っておらず。そして、刃を向けられた当人である劉弁と、彼を陰から見守っていた王淩にとっても、完全な油断。そして、失策だった。

 

 「”これ”が、わしの覚悟じゃあーーっ!!」

 

 劉弁が、韓馥の凶刃に倒れ―――、

 

 

 

 る、ことは無かった。

 

 「あ、あ、あ」

 

 ぽた、と。

 

 赤いしずくが床に落ちた。それは、血。流したのは、劉弁の前に躍り出て、韓馥の短刀を掴んだ、一刀だった。

 

 「一刀!」「カズ!」「一刀さん!」

 

 「そ、そなたは……?」

 

 (うっそお~!?まさか、もう会えちゃったのお?!)

 

 一刀のその行動に、思わず血相を変えて叫ぶ徐庶達と、思わぬ闖入者に、あっけに取られる劉弁(プラス一名)。そして、

 

 「き、貴様は何者だ!?面妖な服を着よってからに!!この……?!ぐっ!?う、動かん!?」

 

 握られているその短刀を、一刀の手から離そうと、韓馥が思い切りそれを引く。だが、それはピクリともしなかった。

 

 「……あんたさ、今、覚悟、っつったよな?それは、人を一人殺すことに対するものか?それとも、その結果によって起こることに対しての、ものなのか?」

 

 短刀の刃を掴み、うつむいたまま、一刀が、ゆっくりと言葉を紡いで、韓馥に問いかける。

 

 「け、結果だと?」

 

 「そう。皇太子を殺害したとなれば、その事実は隠そうと思ったって、隠しおおせるものじゃない。いずれは事実が発覚し、朝廷から討伐軍が送り込まれるだろう」

 

 「……そうじゃな。いかな叔母上とはいえ、余が殺されたとなれば、必ずや真実を突き止めようとするじゃろうな。そして」

 

 「事実が発覚した後、連座の刑が適用されて、この街に住む関係のない民たちが、巻き込まれることになるかもしれない」

 

 連座の刑。つまり、犯罪を犯した者のみならず、家族や関係者も、同罪に問われる法。ましてや、被害者が皇太子ともなれば、事件の起こった場所に住む人々も、それに巻き込まれるかもしれない。

 

 一刀のその考えに気づいた徐庶が、劉弁に続いて、その可能性を口にする。

 

 「その時あんたはどうする?民を守るため、その身を犠牲にする覚悟があるのか?……俺が言いたいのはそういうことだ」

 

 「ふん!何を言うかと思えば。そんなもの、わし一人で逃げるに決まっておろうが!!民などという雑草のことなど、なぜわしが気にせねばなら(ドグオッ!!)ごはあっ!!」

 

 人間が、”縦回転しながら”飛んでいくという光景を、このとき始めて見た、とは、徐晃たちの言。

 

 韓馥は、一刀のその拳で顎を砕かれ、部屋の扉のほうまで、吹き飛ばされた。その飛距離、およそ十メートル、といったところだろうか。

 

 

 

 「……こんな奴が現実にいて、街を、人を治める立場に居る、か。これが、この世界の現実なんだな」

 

 砕かれた顎を押さえてのた打ち回る韓馥を、まるで汚物を見るかのような目で見ながら、一刀はその手の中の短刀を、その場に投げ捨てた。

 

 「一刀さん、血が」

 

 「いいよ、輝里。このくらいの痛み、今まで街の人たちが受けてきた痛みに比べれば、蚊に刺されたほども感じないよ」

 

 「一刀さん……」

 

 自身に駆け寄り、その血が流れている手に包帯を巻きつけていく徐庶に、一刀が優しく微笑みかける。

 

 「……殿下」

 

 「……なにかの?」

 

 劉弁の前にひざまずく一刀。その一刀を”あえて”、無表情のまま見下ろす劉弁。

 

 「まずは、自己紹介を。私は北郷一刀、と申します。姓が北郷で、名が一刀にございます。字はありません。……巷には、”天の御遣い”と、そう呼ぶものも居ります」

 

 「!!……そうか。そなたが、あのうわさの」

 

 ざわっ、と。室内にざわめきがおきる。

 

 「静まれ一同!……北郷、と申したな。なれば問う。そなた、自らが天の使いであること、証明できるか?」

 

 その周囲のざわつきを、劉弁は一喝して治め、一刀に対して天の使いであることへの証明を求める。それに対し一刀は、

 

 「明確に、それを証明できる証はありません。強いてあげるのであれば、私が着ているこの『ポリエステル』の制服ぐらいでしょうか」

 

 と、頭を下げたまま、自身の服の袖にその手をやり答えた。

 

 「ぽりえすてる、とな?ほう。確かに見たことの無い生地じゃな。ではさらに問う。仮にそなたが天の使いであったとして、だ。なぜ、この地に降り立った?民の苦しむ地であれば、他にも数多あろうに」

 

 「それこそ、”天意”、としか申しようがありません。ならば今度は、こちらから問いかけたき儀がございます」

 

 「……遠慮はいらん。申してみよ」

 

 劉弁はこのとき、一刀の声の”質”の変化に気づかなかった。そしてその問いを、一刀はゆっくりと口にした。

 

 ……怒気の篭った、地の底から響くような、その声で。

 

 

 

 「何ゆえ朝廷は、そして今上帝は、民の為に何の処置も講じてくださいませぬか?……私は、この地に降りてまだ、三日しか経って下りません。ですが、それでも民の窮状は十分に、痛感することが出来ました」

 

 言葉を一度きり、一息吐く。そして、不遜を承知でその顔を上げ、劉弁にその瞳を向ける。

 

 「街はあれ、人心はすさみ、怨嗟の声は増すばかり。……そんな世になってしまった、いえ、してしまったその”理由”が、一重にどこにあるか。……お答え、願えますか?」

 

 「そ、それは……」

 

 沈黙。

 

 劉弁には、それを答えることが出来なかった。その答えは、”誰でも”知ってはいる。知ってはいるが、口にすることは出来ないのだ。

 

 それは、己の父を、ひいては、漢そのものを、非難することになるのだから。

 

 (……もしや、余を試しておるのか?……答えるか否かで、余に”器”と、”覚悟”があるかどうかを。……じゃが……)

 

 どれほど時が経ったか。

 

 劉弁が、一刀のその、蒼みがかった瞳をしばらく凝視した後、意を決して、その口を開いた。

 

 「……その問いへの答えは、”今この場にいる余”では、答えることは出来ぬ。じゃが、これだけははっきりと誓おう。……余の代となった時、その時は必ずや、その理由を正す、と」

 

 それが、今の劉弁に出来る、精一杯の返事であった。

 

 「……御心、確かに承りました。無礼の段、ひらにご容赦のほどを」

 

 す、と。一刀は再び平伏した。劉弁のその言葉に、一切の偽りの無いことを、一刀は確信をした。その、揺ぎ無い信念が篭った、彼の瞳を見て。

 

 

 そして、その翌日。

 

 巡察使としての権限を以って、劉弁は韓馥の冀州牧、および鄴郡太守としての地位を剥奪。百杖の棒罰ののち、洛陽へと送られることになった。

 

 「おそらく、都で死罪が言い渡されるじゃろう」

 

 と、劉弁は一刀にそう語った。……少々、複雑な表情で。

 

 なお、韓馥同様、これまで散々やりたい放題にしてきたその側近達は、劉弁の配下である王陵の調べで発覚した、もろもろの罪により、その日のうちに、全員が極刑に処された。

 

 

 

 そして、都から新たな勅が下るまでの間、一刀を鄴郡の太守代理に任じると、公に宣言した。

 

 代理ではあるといえ、一刀は晴れて、鄴の新たな指導者となった。むろん、やるべきこと、解決すべき問題は、それこそ山積みではあるが、その先に待つ未来を平穏なものとするために、その心を改めて一つにする一刀たち。

 

 そんな彼を、陰からこっそりと見守る、一人の人物が居た。

 

 

 「……よかったわね、”ご主人様”。……いつか必ず、私もその輪に入って見せるわよん。……オトメの名に懸けて、必ず、ね。うふふふ。楽しみに待ってね♪」

 

 

 そう言って、にっこりと微笑む、王淩であった。

 

 

 「(ゾクッ!!)……なんか、すっごい寒気がしたような?」

 

 「……風邪ですか?気をつけてくださいね、一刀さん」

 

 「そーそ。何とかと、ねえさん以外は、気ぃつけんとな?」

 

 「……由。後で覚えてろよ?」

 

 

                                 

                                 ~続く~

 

 

 

 てなわけで、今回も恒例、あとがきコーナーです。

 

 「ども~!輝里で~す!」

 

 「由やで~!っと。さてと、んじゃ、いってみよか?」

 

 

 さて、今回はどうだったでしょうか?

 

 「まさかまさかの、命さん登場!ちょっとだけびっくりした」

 

 「せやな。曹操はんあたりでも出てくんのかとおもとったけど」

 

 後々の複線張りです。でもなー、うーん。

 

 「どうかしました?」

 

 いやね、ずいぶん先の話だけど、連合編をどうすっかなーと。以前のまんまってのも、芸がないしなー。う~~~~~~~~~~~。

 

 「あ、自分の世界に入っちゃった」

 

 「ま、作者はほっといて、次回予告と行きましょか」

 

 

 

 「ついに一国一城の主なった、一刀さん」

 

 「さまざまな目の前の問題に、これからどう立ち向かっていくのか?」

 

 あ、次回は一応、半分拠点みたいな風になりますので、ご承知の程を。

 

 「(あ、帰ってきた。ま、気にせずに)次回、真説・恋姫演義 ~北朝伝~ 序章・終幕」

 

 「『運命始動(仮)』に、ご期待ください」

 

 

 それでは皆さん、たくさんのコメント、お待ちしています!

 

 『再見~!!』

 

 


 
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