No.184624 TINAMI学園祭 騒乱終焉 そして~2010-11-14 23:44:34 投稿 / 全10ページ 総閲覧数:4024 閲覧ユーザー数:3704 |
「・・・・・・様々な方々が「彼女」を追っていますが未だ捕まえる事叶わずですか。仕方がありませんね」
そう呟くと老仙は携帯を取り出しある人物に電話した。
「大ちゃんですか?南華老仙です。実はある物を揃えて持ってきてほしいのですが。・・・「!?南華先輩まさか!?」ええ、そうです」
そう老仙がいうと彼の全身の筋肉が盛り上がり
「私も本気を出すつもりです。仙人としてではなく「元漢女道後継者候補として貂蝉と切磋琢磨していた一人の漢女として・・・最も今の私は唯の両刀の風紀委員長ですがね」
そういうと老仙は電話を切った。
「どうしたんだ大ちゃんとやら?老仙からだったんだろ。なんかあったのか?」
ジョージが大ちゃんに電話の内容を聞くと大ちゃんは額に大量の汗を浮かばせながら
「なっ南華先輩が・・・「本気」をだすらしいです」
「なっなんだと。老仙が本気を出すだと!?あいつ此処をつぶすきか!?」
大ちゃんとジョージの反応を見て一緒にいた者達を代表して関平が
「南華先輩の本気ってそんなに凄いんですか?」
そう聞くとジョージが
「昔、俺がギニア高地で修行していた時だがあいつは術などを一切使わずに100mの滝をアッパーで二つに割ったり山一つを潰したりしていたといったら奴の本気の怖さが分かるか?」
ジョージの話に一同は生唾を飲み
「「南華先輩(老仙)完全にキレテル」」
一同はこの学園の無事を願った。
一方その頃ヒトヤ犬は邪魔者がいなくなったので次々に女の子達を襲っていた。
「フヒヒ、大量だぜ。邪魔者も撒けたようだし失った戦利品も集めなおせたしもう少し楽しんだらずらかるか フヒヒ」
ヒトヤ犬は不気味な笑い声を上げながら走っていると
「ディバインバスター!!」
「ワフッ!?(なんだこれは!?まずい、避けきれない)」
突如上空から降ってきた閃光に襲われ吹き飛ばされた。
「ワフ (くそ、なんだってんだ!?デバイス攻撃なんていくらなんでもありえないだろ!?一体誰が)「俺だよ」!?ワフ (誰だ)」
ヒトヤ犬が声がしたほうを向くと一人の人物が立っていた。
「ワフ (貴様は白蓮・・・いや少し雰囲気が違う、まさか!?)」
「ああ、そうだよ。俺は「白蓮」じゃない。俺は無印の「公孫賛 伯珪」だ!!」
「ワフ (ばかな!?お前は死んだはずだろ!?それがなぜ此処に)」
「ああ、確かに俺は死んでるぞ。だが、死んだ俺を使役できる奴が一人お前も知っている奴がいるだろ?最もあいつが使役してるのは俺だけじゃないけどな」
伯珪がそういい終わるのと同時に三方向からヒトヤ犬に迫る影があった。
「ふん、いくぞ「二重の極み」はぁ」 「やれやれ、たかが一匹の犬相手に我等全員でとはっな」
「「石破天驚拳」!!はぁっ!!」
「ワフ (何だとまさか貴様等は)」
「フフフ、久しぶりですねヒトヤ犬。今回は以前のようにはいきませんので覚悟していてください」
突如ヒトヤ犬を襲ったのは伯珪と同じく死んだはずの無印華雄と無印冥琳そして
「ワフ (貴様ぁ南華老仙!!それにしても貴様なんて格好をしているんだ)」
騒ぎを聞きつけてきたヒトヤ犬追跡隊も老仙の姿を見て驚愕した。
「おい、あれって南華先輩だよな?」
「ああ、確かに南華先輩だ。しかしいつもとまるっきし体格が違うぞ!?それにあの衣装はいったい!?」
「あれが本気の老仙だ。あいつは本来貂蝉や卑弥呼同様の漢女で根っからの武闘家だ」
ジョージの言葉に一同は再び驚愕した。
ちなみに今の南華老仙の姿は貂蝉達と違い細マッチョといった体格に髪がいつもと違いロングのツインテールをし、スク水の上にセーラー服の上だけを着てニーソックスを履いていた。
「皆さんの反応も最もですね。私のもうこんな姿をしたくはないのですが本気を、師卑弥呼から学んだ漢女道の力を使う以上仕方がありません。ああ、安心してください。今の私はただの両刀の風紀委員長ですから」
老仙の言葉に一同は
「「(いやいや、両刀って事は男もいけるって事じゃ)」」
するとふとなんとなく付いてきてしまった深紅6が一言
「ああ、だから風紀委員ってイケメンばかりだったんだな」
その一言に風紀委員の男子達は背中にいやな汗をかいていた。
「さてさてそれではそろそろ・・・狩の時間です」
そういうと老仙は一冊の本を取り出し(その格好の何処に持っていたんだ?という突っ込みはなしで)ヒトヤ犬に向かって突撃した。
老仙の突撃と同時に無印華雄達も動き出した。
まず伯珪が何処かの漫画やゲームで見た事ある魔法を撃ちまくり、無印華雄が此方もまた何処かで見た事あるような必殺技を繰り出していた。そして
「バクバクファクトリー!!武器を食べまくる」
なんと無印冥琳が何処から持って来たのは物騒な武器を次々に食べだした。
「ガブガブ、ムシャムシャ。ふぅ、とりあえずこれぐらいで試すか。いくぞ!」
すると冥琳の体が突如、某ロボットアニメに出てきそうな全身に重火器を身に付けた姿に変わった。
「いくぞ!!フルバースト(全弾発射)」
「ワフ (莫迦な!?なんだこのふざけた状況は!?ありえないだ。・・・!?まさか)」
「ええ、そのまさかですよ」
伯珪達の攻撃にヒトヤ犬が困惑していると老仙が突っ込んできた。
「ワフ (成る程、するとそれが例の「太平要術の書」か)」
「ええ、その通りです。私と私の式神はこの「太平要術の書」に書かれている技・魔法・能力を自由に使えるという事です」
老仙の説明が終わると同時に老仙達の攻撃が一層激しい物へと変わっていった。
「ワフ (くそ、こいつ等本気で俺を殺る気かよ)」
「喰らいなさい漢女フィンガー!!」
「ワフ!!(しまった!?ガフッ!!)」
老仙の攻撃をもろに喰らってしまったヒトヤ犬はその場で倒れてしまった。
「!!今です伯珪君」
「ああ、わかってるってよ」
「ワフ (こっこれは俺のリンカーコアか!?)」
「ああ、その通りだぜ。ちなみにリンカーコアを引き出せるって事はお前は正真正銘の本物ってことさ」
「さて、いちをこれで貴女の捕獲には成功したって事ですがヒトヤ犬。貴女にはそれ相当の罰を受けて貰いますよ。さあ、皆さん準備はいいですか?」
老仙がそういった先には無印華雄とヒトヤ犬被害者の女の子達が集まっていた。
「ワフワフ (おいおい、まさか)」
ヒトヤ犬が慌てる中罰が執行された。
「ザグルゼム」 「ワフ(痛て)」 「ザグルゼム」 「ワフ(痛て)」
被害者達は老仙から渡された本に書かれていたある魔法を交代交代に放っていった。
「なあ、あの呪文って確か」
「ああ、あの呪文だな。すると」
「成る程な。老仙も中々酷い事を思いついたな。まあ、ヒトヤ犬の自業自得だけどな」
ヒトヤ犬を追っていたメンバーがそれぞれ思い思いに喋っていると
「さて、これで最後になりましたか。では準備はいいですか璃々ちゃん'S?」
「「「うん」」」
「ワフ (まっ待ってくれ。もう俺のライフは0だ)」
「「「せーのバオウ・ザケルガ!!」」」
「ワフ (アー!!)」
(・ω・)ノп チーン ヒトヤ犬死亡のお知らせ
こうやってヒトヤ犬騒動は終結した。
そして
「ちょっとやっぱりこういうのはよくないって」
「いいじゃん関平、こうなったら覚悟を決めろよ男だろ?」
「そうですよ。似合ってますカッコいいですよ」
「お前等は人の気も知れずに」
「うるさいぞお前等、おっ!準備出来た様だな関平。ならいくぞ。もう皆待ちくたびれてるぞ」
そういって関平を呼びにきたジョージは皆を連れて行った。
関平達がある場所に着くと
「ああ、やっときましたね。やれやれ新婦よりも準備に時間がかかるとは何事ですか関平君?・・・まあ、いいでしょう。それではこれより関平君と徒 小僧(いたずら ねそう)先生の結婚式を始めます」
そうこれは関平君と保険医の徒 小僧(いたずら ねそう)先生の結婚式なのである。
前々から関平に惹かれていた徒 小僧は一大決心をしてヒトヤ犬騒動の後皆の前で告白したのである。
周りの冷やかしや茶々なんかもあり関平も断りきれずYESと答えたところ
「では善は急げと言いますし早速結婚式を行いましょう。アイス・ド・メイク チャペル!!」
そういうと老仙は魔法で氷の教会を作り出した。
「わあ、綺麗」
「いいなー、私もこんな教会でおにいちゃんと・・・エヘヘ」
老仙の作り出した氷の教会に女子達はうっとりとしていた。
「それでは新婦の入場です」
老仙がそういうと教会の扉が開き純白の美しいウエディングドレスを来た徒 小僧が現れた。
新婦と共にバージンロードを歩く父親役がなぜか貂蝉がしているがそれはまあいいとして徒 小僧はゆっくりと新郎である関平の方に歩いている。
ちなみにこの結婚式に出席しているのは恋姫達やヒトヤ犬捜索に関わったタンデム・大ちゃん・戦国・JIN・乱・一姫・サラダ・遙・没漢女・深紅6・牙狼say・ジョージ・藍里・白夜・CANTY・スターダストといったメンバーが出席していた。
「新郎、関平。貴方は妻、徒 小僧を健やかな時も病む時も生涯愛し続ける事を誓いますか?」
「・・・はい、誓います」
「それでは新婦、徒 小僧。貴女は夫、関平を健やかな時も病む時も生涯愛し続ける事を誓いますか?」
「・・・はい、誓います///」
「それでは急でしたので学園祭で売ってた玩具の指輪で申し訳ありませんが指輪の交換と誓いのキスを皆の前でしてください」
老仙がそういうと二人は玩具の指輪を交換しそして
「キャー素敵」
「ヒューヒュー。二人ともお暑いね(笑)」
「君達、今は神聖な結婚式の最中ですよ。静にしなさい」
そういって少し騒がしくなるも誓いのキスをしそして
新郎新婦が教会から出てきて皆からのライスシャワーを受けながら歩いていき
「じゃあ、皆いくよ?」
徒 小僧が結婚式の最後に恒例のブーケを投げようとしていた。
「「(これを取ったら次は私が一刀(ご主人様)と)」」
「(これを取ってお兄ちゃんと)」
「これって男の娘の私がとっても有効なのかな?)」
と皆が虎視眈々と狙っていると
「いくよーそーれ」
徒 小僧がうたまるが上に乗ったブーケを投げた。
そして
ヒューーーーーポスッ
「おやおや、まさか私の方に飛んでくるとは。という事は次はわたしが・・・」
なんとブーケは南華老仙の方に飛んでいったのだった。
「「そっそんなーーー!?」」
「「(これってやばいんじゃあ。まさか南華先輩(老仙)の標的は俺じゃあ)」」
とそれぞれが思っていると
「「ブッルァァァァッァ」」 「「ふんぬぅぅぅぅぅぅ」」
ドゴーン
「!?一体なんですかこれは!?」
と一同が驚いていると
「ぬっふん、此処ね。貂蝉が言ってたいい男たちがわんさかいるのは」
そこには凄い数の化け物が立っていた。
「どういうことですか貂蝉?」
「どぅふふ、ごめんなさいね老仙。あまりにいい子達が多いから全世界の漢女仲間に此処の事をおしえちゃった」
「「なっなんですと!!!」
こうして文化祭も結婚式も無事に終わったが学園の平和(主に男子の貞操)が訪れるのはまだまだ先になりそうであった。
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ついにリレー小説の最後になりました。
果たしてヒトヤ犬を捕まえる事は出来たのか?
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