No.183861 仮面ライダーディケイド×新・恋姫†無双×三国志 第9話BLACKさん 2010-11-11 16:36:39 投稿 / 全5ページ 総閲覧数:1903 閲覧ユーザー数:1734 |
第9話 救出
秋山が呉の付近の港に滞在する北郷軍と合流した。
呉攻めには、華琳、春蘭、秋蘭、明命、思春、天和、地和、人和が行っていたが、呉攻めをしようとした時に孫策軍が攻めてきて、華琳達はそれに応戦。
しかし孫策の強さは想像以上で会ったために春蘭と思春が囚われの身になったのだ。
秋山「なるほどね……、本当なら一刀にやらせてやりたいことだな。女の救出ってのは……」
華琳「でも一刀は麗羽のところを攻めてるのよね」
秋山「ああ、そうだ」
明命「なら、一刀様が来るのは……」
秋山「俺が無理矢理連れてくることは可能だが、あちらの士気に関わるからやめておいた」
人和「そうね」
天和「私達の応援をかき消すくらいすごいもんね。孫策軍……」
秋山「だったらそれ以上のすごさを俺があいつらに味わわせてやる」
華琳「頼もしいわね。あなたの戦果は聞いたわよ。一人で三国も滅ぼしたそうね」
秋山「正直な話、褒められることじゃないけどな」
華琳「ええ、一人でやるなんてあまりにも馬鹿げてるわ」
華琳は皮肉っているのが秋山は分かっているので、皮肉り返しているのだ。
秋山「まあ、今回は俺一人じゃなくて皆で行こうぜ」
その頃、袁紹を攻めている一刀達は……。
一刀「へぇ~、城塞を用意してるんだな」
袁紹の居る城の前には城塞があった。
詠「数は2万はいるそうよ」
一刀「だが、そのお陰で袁紹の方の数も減るってわけだ」
詠「でも総力数は変わらないわ」
一刀「こういうのは一気にやるより少なくても良いから分けてやった方が良いだろ」
一刀はディケイドドライバーを腰につけ、ディケイドのカードを持つ。
一刀「変身!」
ディケイドライバー「カメンライド、ディケイド」
一刀はディケイド激情態に変身した。
一刀「それじゃあ、城攻めでも……うん?」
一刀達が城塞を攻めようとしたら何と城塞から兵達が出てきた。しかも少し先にある袁紹の居る城からも兵が出てきた。
星「どうやらあちらは野外戦を望んでいるようですな」
一刀「記憶はなくても馬鹿は変わらないか……」
詠「ボクも少し頭痛くなってきたわ」
一刀「それじゃあその頭痛から開放するためにも、あの馬鹿を救出してやるか」
一刀はマシンディケイダーを走らせ、兵士達と共に戦場を駆けた。
北郷軍は戦いそのものは一刀や秋山に任せっきりのところはあるが、一刀に関係のある将は当然としてそうでない将も兵達も決して慢心せず、鍛錬は怠っていなかった。
対する袁紹軍は大将の袁紹のせいか若干慢心気味であり、北郷軍が戦ってきた兵士達の中でも一番弱かったようであり、かなり簡単に倒していった。
とは言っても袁紹軍のある二人の将は強かった。その名は文醜と顔良。二人とも一刀に関係のある将であった。
文醜「あんた強いんだってな。あたいと戦ってくれよ」
顔良「文ちゃん、あの人北郷一刀だよ」
文醜「ええ、マジかよ! だったらなおさらやりたくなってきたぜーーー!」
顔良「もう文ちゃんってば……」
顔良はどうやっても文醜が止まらない事に嘆いた。
一刀「やれやれ。こっちも大して変わらないようだな」
一刀がマシンディケイダーから降りる。
そしてライドブッカーをソードモードにする。
一刀「いいぜ。相手してやる」
文醜「そんな小さい剣で大丈夫か?」
一刀「大丈夫だ、問題ない」
一刀の言った台詞は本来は死亡フラグ的な台詞であるが、今の一刀にとっては死亡フラグにもならない。
一刀と文醜の武器がぶつかり合う。
顔良「文ちゃんには悪いけど、えええええい!」
顔良が大きいハンマーで一刀を攻撃しようとするが……。
ディケイドライバー「アタックライド、鬼火!」
一刀は片手でディケイドライバーを展開させて、カードを挿入させ、口部分から火を吹いた。
顔良「きゃあああああ!」
顔良はその火に思わず尻餅をついた。
文醜「斗詩! 手前、よくもあたいの斗詩を……!」
一刀「言っておくが火傷はしてないぜ」
そう言いながらまたディケイドライバーを展開させて、カードを挿入した。
ディケイドライバー「ファイナルアタックライド、ディディディディケイド!!」
一刀の前には何枚もの金色のカードの壁が現れ、一刀はライドブッカーを構えてそのまま突撃していった。
一刀「たああああああああ!!!」
ディメッションスラッシュで文醜を斬った。
文醜「あ、あたいの負け……」
文醜は倒れた。
顔良「文ちゃん!」
顔良が倒れた文醜に駆け寄る。
一刀「安心しろ。死んではいないし怪我もしてない。まあ少しは痛みはあるけどな……」
一刀はそう言いながら、マシンディケイダーに乗る。
一刀「じゃあ、俺はお前達の大将に用があるから……」
一刀はマシンディケイダーを走らせ、一気に袁紹の元に近づいた。
袁紹「な、なんですの!?」
一刀「お前の腹心の顔良と文醜は俺の手にあるぞ」
袁紹「顔良さんと文醜を……そんなわけありませんわよ」
一刀「本当に馬鹿だな。じゃあこれを見てもか?」
一刀が指差す方向には捕まっている顔良と文醜がいた。
袁紹「顔良さん! 文醜さん!」
一刀「それと回りも見てみな。もうお前の軍は壊滅だ」
袁紹「ですが私は……」
ディケイドライバー「アタックライド、クロックアップ」
一刀はクロックアップのカードを既に入れており、袁紹の後ろに回りこみ、袁紹を気絶させた。
一刀「さてと、とりあえず降伏させるように言うか」
一刀は袁紹を捕らえたと言い、残りの将や兵士達は降伏し、袁紹軍は滅亡した。
それから一刀は袁紹、顔良、文醜の記憶を戻したが、あまり変わらなかったそうだ。
少し戻って呉の辺りでは……。
秋山「さてと…」
秋山を大将とした北郷軍が孫策のいる城を攻撃しようとしていたら……。
秋山「あっちから来るとはな……」
華琳「あなたにとっては良いことじゃないの?」
秋山「まあな、俺も野戦したことあまりないし……」
秋蘭「どうする?」
秋山「簡単だ。全員ぶっ飛ばして二人を助け出す」
地和「どうやってぶっ飛ばす気よ?」
秋山「まあ色々方法はあるけど、一騎打ちで倒す方法にしよう」
秋山が一人、前に出る。
秋山「おい、孫策! 俺と戦いな。俺は秋山総司郎だ!」
秋山が名乗り出て、孫策をおびき出そうとする。
孫策「秋山……確か北郷軍でめちゃくちゃ強いって話よね。俄然戦いたいわ」
周瑜「ダメだ」
孫策で出て行こうとしたが、周瑜が止めた。
孫策「何でよ、冥琳」
周瑜「相手はあの北郷をも上回ると言われている秋山だ。お前が行って敵う相手とは……」
孫策「限らないんじゃないの? そりゃあ城をありえない破壊をしたって聞いたりするけど……」
周瑜「ならばこそだ!」
黄蓋「じゃあ、わしが先にやってこようか?」
そこに黄蓋が入ってくる。
周瑜「祭殿…」
黄蓋「策殿には悪いが、わしもあのわっぱとやりたくてな……。もしわしが負けたらその次は策殿で……」
孫策「………いいわね」
周瑜「だから雪蓮はダメだ」
周瑜が孫策を止め、黄蓋が秋山の前に出てくる。
秋山「あんたは黄蓋だな」
黄蓋「ほぅ、わしを知っておるとはな……」
秋山「ただ、一つだけ知らんことがある」
黄蓋「何だ?」
秋山「あんた年いくつ?」
黄蓋「女に年を聞くのは礼儀知らずなのを知らんのか?」
秋山「知ってて聞いてるんだ。どう考えてもおばあ……」
そんな時、秋山の頬に矢がかする。
黄蓋「それ以上言ってみろ。今度は頭を撃ち抜くぞ」
秋山「怖いな。とは言っても俺はそのくらいじゃ死なないというより、殺せんな」
黄蓋「言うではないか。わっぱが…」
秋山「まあな……」
秋山と黄蓋が対峙する。
先に動いたのは黄蓋であった。
黄蓋は自身の大弓で一気に矢を二本射る!
秋山はその矢を紙一重で避ける。
黄蓋「ほぅ、矢を避けるか」
秋山「このくらいなら俺以外でも避けれるだろ」
秋山は一気に黄蓋に近づく。
黄蓋「なっ!」
秋山の顔は黄蓋の顔から数センチ離れているだけの超至近距離であった。
秋山「撃てよ」
黄蓋「何?」
秋山「その距離から撃ってみろ。俺はその距離からも避けられるぞ。とは言ってもこの距離では拳とかのが速いからな」
秋山はそう言ってほんの少しだけ下がった。
秋山「ここなら拳よりも矢のほうが速いだろ。さあ、撃ってみろ」
黄蓋「後悔するな! わっぱ!」
黄蓋は容赦なく、秋山の体目掛けて矢を一気に二本放った!
しかしその矢は秋山に当たらなかった。何故なら秋山はまたしても紙一重で避けたからだ。
黄蓋「何!?」
秋山「言ったろ。俺はそのくらい簡単に避けれるとな」
黄蓋「ぐぬぬぬ!」
孫策「祭、下がってて…」
そこに周瑜の静止を振り切った孫策が来た。
黄蓋「策殿!」
孫策「そいつ、どうやら私がお望みらしいからね。望みどおり相手をしてやるわ」
秋山「お前というより捕まった二人を返して欲しいんだよな。で、返してもらうためには手っ取り早い方法でお前に勝つ事にしたんだよな」
孫策「結構面白い事言うのね。あなた」
秋山「面白いかどうかは人それぞれだな」
黄蓋が下がり、孫策と秋山が対峙する。
孫策は南海覇王を秋山に見せ付けるように持つ。
秋山「剣か……。俺は本当は素手で戦うのが好きだが、今回はあえて剣で戦おう」
地和「剣で戦うって…、あんた剣なんて持ってるの?」
人和「地和姉さん、あの人は武器は自分でどうにかするわよ」
秋山は右手を後ろに向ける。すると秋山の右手の下から突然剣が現れ、秋山はその剣の柄を取る。
その剣は柄は刀に使われているものであり、刃は剣タイプのものであった。
秋山「やろうか……」
孫策「ええ……」
秋山「あえて言うぞ。その武器で充分かああああああああ!!」
秋山は一気に孫策に突撃していく。
孫策「でゃあああああああ!!」
孫策はその秋山のスピードに対応し、秋山の剣に自身の剣をぶつける。
孫策(こいつ……)
秋山(思ったよりやるな)
秋山も孫策もどちらも互いの力量に多少驚かされる。
秋山(とは言っても俺が本気を出して戦う相手ではないな)
秋山は攻撃を受け止められた瞬間に自身の体を回転させて、再び孫策の剣に当てた。
孫策(なんて切り返しの速さなの……)
秋山「どうした? そっちからは斬ってこないのか?」
孫策「っ! 孫呉の王を舐めるな!」
秋山が挑発して孫策は秋山に斬りかかろうとするが、秋山は冷静に対処し、孫策の攻撃を全て受け止める。
秋山は攻撃を受けながら思っていた。
秋山(挑発を受けても、きちんと俺に不利であろう場所だけを斬りかかっている。流石は孫呉の王。
あの二人が負けてしまうのは無理ないか。あの二人は冷静さを欠くタイプだからな。特に春蘭……)
秋山は思わず苦笑いしてしまう。
孫策「貴様、何を笑っている?」
秋山「いや、お前の事を笑ったんじゃないぞ」
そう言いつつも、二人は武器をぶつけ合う。
二人が戦ってから半刻ほど経った。
孫策は汗をかき始め、息を切らしていたが、秋山は息切れを起してはいるものの、汗はかいていなかった。
孫策「はあ……はあ……」
秋山「はあ………はあ………」
孫策「はあ……はあ……あんた、息を切らしてるのに全然汗かいてないわね。本当に疲れてるの?」
秋山「疲れてはいるさ。汗をかかないのは俺の体質みたいなもんだ」
秋山の言うとおり、秋山は疲れている。しかし孫策の言うとおり秋山は見た目ほど疲れてはいない。
体力が100%が最大としたら、孫策は既に体力は70%まで落ちていたが、秋山は実は98%しか落ちていなかった。
秋山「さあって、お互い体力も切れてきたし、次で決めようか」
孫策「そうね……」
二人は少し距離を置いた。
秋山、孫策「「…………」」
二人は黙り込み、二人はほぼ同時に駆け出した!
そして二人は同時に剣を振った。
孫策は上から、秋山は下から剣を振る。
二人の剣はぶつかり合い、つばせりが起こる。
その鍔競り合いの結果、勝ったのは秋山。
秋山が孫策の南海覇王を上空へと打ち上げ、南海覇王は地面へと突き刺さった。
孫策「私の負けね」
秋山「ああ」
孫策「望みは? この頸か?」
秋山「いや、捕虜を返して欲しい。それだけだ。まあ出来ればもう戦いたくないと言うのが本音だな」
孫策「そう……」
孫策は観念したかのように、後ろを向いて自軍の兵士達に大きな声で伝えた。
孫策「皆の者! 武器を収めよ! 我ら孫呉は北郷軍に降る! 異存のある者は即刻軍から離れよ!」
孫策の言葉に皆が戸惑う。結果として異存があったのは数名程度であり、兵士のほとんどが残った。
こうして孫策軍は滅亡し、反北郷連合も瓦解していった。
ちなみに秋山が孫策を倒してまもなく、一刀のほうも公孫賛を打ち負かし、公孫賛軍は滅亡したそうだ。
???(場所不明)
???「残す勢力もあと二つ……ですね」
???「だから俺が殺しに行くといったのだ」
???「あのですね、私達が動けるのは全ての勢力がなくなったときです。それ以外で動いたら確実にあの者達に見つかります」
???「だがもう俺にはそんなに待っている時間はない」
???「それは大丈夫だと思いますよ」
???「なに?」
???「あの秋山と言う異世界から来た男。最近、私達が動きやすいように勢力を潰してくれてるようですからね」
???「……なるほどな」
???「と言う事で、私達が完全に動けるのも時間の問題です」
???「しかし、北郷はその後どうするつもりだ?」
???「実は南蛮の方で多少動きがあることを掴みましてね。劉エンと張魯が滅んだ時に、けしかければ北郷は嫌々でも南蛮に行くでしょう」
???「そして南蛮におびき出し、そこを奴の墓にするのか」
???「はい…」
???「それは面白い。ならば少し早いが南蛮にでも行くとするか…」
その男は南蛮へと向かったのだった。
おまけ
作者「第9話だ」
白蓮「ちょっとまてーーーーーーー!」
一刀「おわっ! 白蓮!」
白蓮「何で私がまた一行だけという扱いなんだよ!」
作者「お前の領地が遠かったからだ。己の領地を呪うがいい」
白蓮「いくらなんでもやりすぎだろ!? 私は記憶も戻ってないのか!?」
作者「安心しろ。戻っているさ。しかしこれだけはいえる」
白蓮「なんだ?」
作者「お前の出番はないということだ」
白蓮「なんだってーーーーーー!?」
作者「本当は書きたかったが、俺がだれる可能性があったから、書かなかった。
だが私は謝らない!」
白蓮「謝れーーーーーー!」
作者「そしてようやくだが最終回がかけた。だがまだ試作段階で完全ではないな。
それでは!」
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これはゲームのプレイ状況を主に言いますが、面白くするために小説方式にしてます。
そして内容もまた実際にプレイした時と同じでなく、小説のため脚色をつけておりますことをご了承下さい。