「愛紗さん…御武運を」
朱里がそういうと火軍合流組は馬を走らせた。
「ああ、さてと…ご主人様力を貸して下さい」
煙幕の中愛紗はその場で馬を降り呟いた。
「う~ん前が見えないよ~」
「みんな~だいじょ~ぶ~?」
「あわわ!!真っ白です」
「白馬…大丈夫か?」
蜀軍はいきなりの事で混乱した。
それを感じた愛紗は名乗りを上げた。
(よし…)
「聞け!我が名は関雲長!!貴様ら外道ごとぎに一刀様はやられん!!」
そう名乗りを上げた後呉軍の方に向かって走って行った。
「関羽さんが向こうに逃げてる~」
「あ~~~張飛たちは火の方に走ってる~」
「きっと火軍に逃げ込むのでしょ…」
鳳統は報告を聞きすぐに劉備に提案した。
「桃香様…ここは2手に別れて追いかけみゃしょう」
「そうだね。雛里ちゃんどう分けるの?」
「そうですね…火軍には数え役萬姉妹と蒲公英ちゃん、関羽さんには桃香様,私,ハクレンさんでどうでしょう」
鳳統の提案に劉備は賛成した。
しかし何かが引っ掛かっていた。
「そうね…それでいきましょ~」
「ちょっと待て~ハクレンって私か…」
「あわわ…間違えましぃた…パイパイしゃん」
「ハクレンでもパイパイでもない!!私は白蓮だ!!」
公孫賛の突っ込みを無視して蜀軍は2手に別れた。
「ほほ~私の方には普通の人と蜀漢王,鳳雛か………リミッター………解除…」
愛紗は後ろを確認し留めていた髪を降ろした。
「桃香様!!このままでは呉軍に行っちゃいます」
「よ~し…みなさ~んその黒髪の人は敵で~す!!倒してくださ~い!!」
劉備は呉軍に裏切り者が出た事を伝えた。
それを聞いた呉の兵は愛紗に攻撃を仕掛けた。
「なに!!てや~~~~!!」
「……邪魔ダ!!ゴ主人様ノ髪ノ毛1本タリトモ貴様ラニハヤラン!!翔タイム!!」
しかしストーカー状態の愛紗はその兵を薙倒した。
それを見た兵士たちは危機感を露わにした。
「やばいぞおい!!囲むぞ!!」
今度は愛紗の周りを取り囲んだ。
「馬鹿ガ…ゴ主人様ノ服ハ私ノ物ダ!!プロ降臨リーチ!!」
所詮は一兵卒…愛紗の一振りで全員倒された。
愛紗は確実に呉兵を倒しながら前進していった。
しかしそこに立ちはだかる者がいた。
「待つのです!!関羽さん!!」
「貴様…周泰カ…」
周泰が愛紗の前に立ったのであった。
「貴女も火につくのですね…覚悟」
そういうと周泰は居合で魂切を抜いた。
「甘イ……ATフィールド展開」
「!!」
愛紗は青龍偃月刀で受け止めそして払った。
「一刀様ノ物ハ私ノ物ダ…単騎ハ西デ待テ!!」
「はうわ~~~…」
払ったあとさらに3連続の突きを繰り出た。
周泰はさすがに捌き切れず倒れ込んだ。
「良シ…!!アソコカ…」
周泰を倒した後少し周りを見渡し檻の中に花蓮がいるを見つけた。
しかしまだ周りには呉兵がうようよいた。
「行かせるか~!!」
「雑魚ガ…ゴ主人様ノカワイイ寝顔ノ写真イツモ眺メテ寝テイマス!!X斬リ…確変突入!!」
そして次々と呉兵を倒しながら檻に近付いて行った。
「これだな…花蓮」
檻の近くに近づくと愛紗は己のリミッターをつけ通常の愛紗に戻った。
そして花蓮に話しかけた。
「あいしゃおね~ちゃん…う…う…」
「泣くのは後だ…ちょっと離れてて」
「うん…」
花蓮は愛紗の顔を見ると安心して泣き出しそうになった。
愛紗の言う通り花蓮は愛紗から少し離れた。
「P-フラッシュ発動!!主水SPリーチ!!」
愛紗は青龍偃月刀で檻を破った。
そして花蓮を繋いでいた鎖も切った。
「ふ~大丈夫だったか…花蓮」
花蓮は泣きながら愛紗に抱きついた。
「うわ~ん…こわかったよ~~~~」
「よしよし…」
愛紗もよく我慢したと花蓮を褒めてなだめた。
その為に愛紗は気付いていなかった。
すぐ近くまで接近してる者がいたことを。
「呉下阿蒙の力を見なさい!!…死になさい!!」
つづく
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明日は出張だ~!
しかも泊りだ~!
更新できね~!!
しかも8日の夜まで更新できね~!!
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