蓮華と孫策は火軍と連合軍の中間付近で対峙した。
孫策は少し微笑みながら蓮華に話しかけた。
「久しぶりね…蓮華」
「真名デ呼ブナ」
それとは対照的に蓮華は無表情で答えた。
「あらら…ちょっと見ない間に怖くなって」
「ウルサイ」
「ふ~ん……まあいいわ…蓮華さっさと投降しなさい…これは皇帝としての命令よ」
孫策は蓮華に玉璽を見せた。
しかし蓮華はそれを見ても表情を変えなかった。
「…断ル」
「もし投降してくれたら蓮華だけは助けたあげる」
「黙レ…」
「よく考えたらどうすればいいかわかるでしょ…蓮華」
「クドイ!!」
「残念ね…姉としてこんなことしたくなかったけど」
孫策はそう言いながらも少し口元が緩んでいた。
「蓮華…あれを見なさい!!」
蓮華は孫策が指差した方向を見た。
「!!」
そこには鉄製の檻にが置いてあり中には鎖で繋がれた花蓮がいた。
蓮華は一瞬蒼ざめた。
その表情を確認した孫策は声を張り上げて言った。
「天の御遣いも私の手にある…そして妖の北郷一刀は毒でもうじき死ぬ…蓮華…わかるわよね♪」
その言葉に蓮華の何かが切れてしまった。
「!!!!!!死ネーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!!!!!!!!!」
蓮華は愛と雪月花を鞘から抜き孫策に斬りかかった。
しかし孫策は微動だにせず蓮華に言った。
「私を殺してもいいけど殺したら天の御遣いも死ぬわよ」
「!!ック…………」
それを聞いた蓮華は雪月花が首まで数cmの所で動きを止めてしまった。
孫策は南海覇王を手にし雪月花を払った。
「一騎打ちがしたかったのね…いいわ相手になってあげる…フフフ…フフフ」
孫策は笑いながら蓮華に斬りかかって行った。
つづく
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今回はとても短いです…
舌戦のみです…
うまく書けたかな…?
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