撫で撫で……
「ちょっ紫。これは一体、どういうつもりなのよ?」
「どういうって、そのままの意味よ」
ナデナデ……
ただ単に私が霊夢の頭を撫でている。それだけよ。
「わたしは、何で紫がこんな事をしてるのかを聞いてるんだけど」
「ん? 私が霊夢を撫でるのに理由がいるかしら?」
「いるに決まってるでしょ!」
「あらら……」
霊夢に怒られちゃったわ。
そんなに頭を撫でられるのが嫌だったのかしら?
「紫っ! いいから早くわたしの頭から手をどけなさいよ!」
「う~ん…………い・や♪」
「はぁ?」
「だって霊夢の頭を撫でるの好きなんだもん♪」
霊夢の頭を撫でると、霊夢ったらとても恥ずかしそうな顔をするのよね。
そんな顔をされたら自重なんて出来ないわよ。
「可愛く『だもん♪』とか言ってんじゃないわよ」
「えー」
「ハッキリ言って、全然可愛くないわよ」
「…………」
あー、今のはかなりショックだわ。
他の奴に言われるのは我慢出来るけど、霊夢に言われるのは辛すぎるわ。
「ふんっ!」
あらら、霊夢ったら勝ち誇った表情をしてるわね。
もう私も怒ったわよ。
霊夢が恥ずかしさで泣いちゃうくらい、可愛がってあげるわ。
いくら嫌がっても絶対に止めてあげないわよ♪
「霊夢。覚悟しなさい♪」
「は? え? ちょっ紫?」
「霊夢が悪いのよ。霊夢が私を本気にさせたのが悪いの」
「いや、わたしが何したってのよ!?」
「色々……よ。それに――」
一番悪いのは、霊夢が可愛すぎるのが悪いのよ。
そう。私は何も悪くはないの。
全ては霊夢が悪いのよ。
だ・か・ら……
「れ~いむ♪」
「い、いやぁぁぁあぁぁぁぁぁぁあぁぁぁぁぁっ!」
私の欲望の捌け口になりなさい。
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紫にいいように弄られる霊夢さんです。