No.166663

即興コント弐~01:夏の終わり

しりとりをやめて季節ネタで。なるべく週1くらいで更新したいもんです。

2010-08-19 01:50:26 投稿 / 全1ページ    総閲覧数:714   閲覧ユーザー数:706

夏の終わり

 

三郎 「夏と言えば~」

アポ子「汗で濡れたシャツに透けて見えるブラジャーですわよね!」

三郎 「おまいは脳内がオッサンなのか」

アポ子「三郎様はお嫌いなんですか?」

三郎 「いえ、大好きです」

アポ子「ならばなんの問題がありましょうか」

三郎 「無いけど……女の子の視点じゃないだろそれ」

アポ子「そこまで仰るのなら……殿方の汗で濡れたシャツに透ける乳首、でどうでしょうか?」

三郎 「どうでしょうか言われても……あんまり見たくないぞ俺ぁ」

アポ子「ですわよね、やっぱりブラジャーですわよね」

三郎 「いや、俺はそうだけどお前はどうなんだよ」

アポ子「んー、どうなんでしょう?」

三郎 「どうなんでしょう」

アポ子「実物をあまり見たことがないからわかりませんね、ぶっちゃけると」

三郎 「ぶっちゃけたね……てことは知識だけで言ってたのか」

アポ子「恥ずかしながら……ああ! それでは実際に見せてくださいまし」

三郎 「はい?」

アポ子「ですから汗に濡れて透ける乳首を」

三郎 「俺が?」

アポ子「他に誰か?」

三郎 「水でもかぶるの?」

アポ子「それでもいいですけど、校庭を30周くらい走ってきてもよろしいですわよ」

三郎 「逃げ場のない二択だな、しかも素肌の上にワイシャツじゃないと意味が無いぜ」

アポ子「では、そのように着替えて頂きたく思います」

三郎 「丁寧に命令されるというのもなんだなぁ、てゆーか俺だけって不公平じゃん?」

アポ子「わ、私もですか……仕方ないですわね……」

三郎 「待てーい!」

アポ子「何か?」

三郎 「ここで着替えるな!」

アポ子「大丈夫ですわ、下着は着けておりますもの」

三郎 「そうじゃないだろ……その、下着見られて恥ずかしいとか無いん? てゆーか俺が恥ずかしいわ!」

アポ子「うぷぷ……三郎様ったら相変わらずウブですこと」

三郎 「だいたい、透けて見える前に直接見ちゃったらイカンだろ」

アポ子「それもそうですわねぇ、それではやめにいたしましょう」

三郎 「ああ、想像してるうちが楽しいということもある、実物見たらなんだこんなものかと落胆してしまうかもしれない」

アポ子「そして妄想の中で楽しんでいる間に、実際何もせずに飽きが来てしまう、というわけですわね」

三郎 「夏だけにね」

 


 
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