---氾水関と虎牢関の中間地点---
今、孫呉と劉備軍はここにいる。何故か…
氾水関攻略後、連合軍の軍議にて、総大将達が…
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袁紹「目立ち過ぎですわよ、後方で控えてなさい。」
袁術「そうなのじゃ、すっこんどれ。」
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最初から次は後方に下がるつもりであっても、こう言われると腹のひとつも立つもので…
雨蓮「酒じゃ酒、酒持ってこい!!」
見事な荒れっぷりである。ただ、今は、目の前の惨劇を肴に悦に入っている。
雨蓮「いいぞー、もっとやれー、呂布ー」
ちなみに、惨劇の犠牲者は…孔伷・袁術・袁紹であり、孔伷は討ち死にしていた。
一刀「不謹慎極まり無いな…にしても、ありゃ『バーサーカー』だね、ほんと。」
祭「…『婆さんが』どうしたってぇ?」
一刀「祭さん、悪い方に聞き違えないでください!『バーサーカー』です。えっと、漢字に直すと『狂戦士』といったところでしょうか。」
穏「そうかも知れませんね~。『紅く』なってるのは呂布さんだけですし…」
望遠鏡をのぞきながら話す。ちなみに、暴れてるのは、『呂布一騎のみ』で、他の兵、四万人は虎牢関に立て籠もっている状況である。
冥琳「ただ、楽観はできませんね。このままでは、こちらの総兵数が向こうの二倍を切ります。」
雪蓮「大丈夫よ♪どうせ、呂布がいなくなれば皆退くわよ♪」
冥琳「そうね、それを実証するためにも…少し『働こう』か?雪蓮?」
雪蓮「冥琳…目が怖いんだけど?…」冥琳「ああ、文台様には既に許可を取っている。逝きましょうか雪蓮?」
雪蓮「字が違うわよ…って、いたたたた…」
冥琳に引っ張られていく雪蓮…やっぱり冥琳は敵に回さないでおこう…
雨蓮「娘よ…わしでは止めれそうにない…すまん…」
蓮華「母様、『庄子弩』二十基の準備整いました。」
雨蓮「よし、では冥琳の合図とともに呂布に向けて一斉射撃じゃ」
一刀「えっと…蓮華…良いの?あれ?雪蓮が『庄子弩』にくくり付けられてるんだけど…」
蓮華「私も冥琳を敵に回したくないの…姉さま、ごめんなさい…」
一刀「あれ?…雪蓮以外にも『壺』もくくりつけられて……無茶な手を…冥琳、自棄糞だね、ほんと。」
八半刻(15分)後…
冥琳「撃てぇぇぇ!!」
雪蓮「うひゃーーー♪」
楽しそうに飛んで行くね…
---虎牢関前・主戦場---
いまだに『踊り』続けている呂布…袁家の兵数は一万を切っていたその時…
呂布「?…なにか来る?…」
雪蓮「呂布ー♪、おいしい水浴びはいかがー?」
そう言って、並行して飛んでいる『壺』を弩で打ち抜いていく…当然、中身の『焼酎』が呂布にかかるわけで…
呂布「ぎゃあぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ」
絶叫をあげる呂布…ただ気絶までには至らず、虎牢関に引き返す。
雪蓮「今だ!全軍突撃せよ!!」
えっと…くくり付けられたまま言っても締まりませんよ?…
ただ、好機とみた、曹操、孫呉、劉備はこの『情けない号令』に呼応した。
本来なら迎撃があるはずなのだが…まったく無かったのである。
【武神呂布】が敗走…この事実が兵士を混乱の渦に巻き込み…虎牢関はもぬけの殻になっていたのである。
一刀「おーい、雪蓮…大丈夫か?」そう言って、縄をほどく。
雪蓮「さっすが一刀…助かったわ♪」
一刀「それじゃ、合流するぞ。」
雪蓮「一刀…今晩空いてる?」
一刀「なんで?」
雪蓮「『熱いの』…………『お願い』」
一刀「え?…ええ!?」
翌日、一刀の顔色が最悪だったのは言うまでもない…
あとがき
nakatakです。ついに「やっちまった」…いろんな意味で…
「色」に関してはノープランです。どうしよう…まあいいや。
なんとかなるでしょう…睡蓮ごめんね。
それでは、また。
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短めですが虎牢関戦です。そんでもって、もうひとかき回し、してみました。それではどうぞ。