「剣の詩」
Iam the bone of my sword
Steel my body,and fire is my blood
I have created over a thousand blades
Unknown to Death
Nor known to Life
Have withstood pain to
create many weapons
Yet,those hands
will never hold anything
So as I pray,unlimited blade works
とある世界に一人の男がいた
たった一つの夢を追いかけた男が
これは彼が死に際に至った究極の詩(うた)
闇の世界で禁忌とされる世界を己で塗りつぶす力
体は剣で出来ている。
血潮は鉄で、心は硝子。
幾たびの戦場を越えて不敗。
ただ一度の敗走はなく、
ただ一度も理解されない。
彼の者は常に独り、
剣の丘で勝利に酔う。
故に、生涯に意味はなく。
その体は、きっと剣で出来ていた。
詩とは自己暗示
そうあろうとする心の現れ
神をも成し得ぬ事象を目指す
一本の武骨なる剣の願い
誰にも傷ついてほしくないから
ならば自分が傷つこう
誰も汚れてほしくないから
ならば自分が罪を被ろう
皆の笑顔が見たいから
そのためなら皆に拒絶されても構わない
体は剣で出来ている
そうしなければ、折れてしまうから
血潮は鉄で、心は硝子
固くなければ、砕けてしまうから
幾たびの戦場を越えて不敗
死が敗北ならこの身は不敗である
ただ一度の敗走もなく
否、敗走など許されるはずはなく
ただ一度も理解されない
人に理解される必要もない
彼の者は常に独り、剣の丘で勝利に酔う
剣の墓標に身を預け、己の無力さを嘆く
故に、その生涯に意味はなく
歩んできた道こそが己が意味であり。
その体は、きっと剣で出来ていた
人であっては、人は救えないから
人であっては、壊れてしまうから
だから私は人でないものになろう
人々の笑顔を守るために
この詩はかつてこの世に君臨した気高き王の一生に似ている
戦乱の世を切り開き、平等であったために裏切られた王に
王となるために人であることを捨てた一人の少女の生き様に
男は戦い続ける
愚かと知りつつも、それを美しいと思ったから
男は走り続ける
一つでも多く、人を守りたいから
男は共にあり続ける
己がこの世で唯一の鞘と知っているから
世界の果ての何処かに紅き荒野が存在する
無数の剣が墓標の如く突き立つ場所が
その中心には
黄金に輝く蒼穹の剣と、
幾重もの剣を納めし紅の鞘が
寄り添うように世界を見守っている
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Fate/stay nightで詩の駄文です。
無駄に長くなってしまいました。
昔、画像収集の際に見た画像が元ネタですが、どうしましょう……