No.159609

真・恋姫†無双 頑張れ一刀くん改 その2

話が浮かばないからとりあえず書いてみた( ゚д゚)

なんだか話がどうなるか想像がつかない( ゚∀゚)ノ

2010-07-21 21:02:52 投稿 / 全7ページ    総閲覧数:16235   閲覧ユーザー数:12052

 

 

 

あの後、上手く華琳たちの部隊から逃げ切った一刀くんたち一行。

 

 

 

「ありがとう三人とも。ご飯までごちそうになっちゃって」

 

 

腹が減っては戦は出来ん、ということで四人は少し早い夕食をとることにした。

 

 

「今日は一刀くんの歓迎会なのですー」

「路銀は少しの間どこかに仕官すればすぐたまりますので」

「うむ。私ほどのものなら即戦力だからな」

 

 

 

やはりこの世界の趙雲も名立たる武将なのだと理解する一刀。

 

 

 

「これからどうするの?」

 

 

 

料理に舌鼓を打ちつつもこれからの方針を知っておきたい一刀。

あわよくば元の世界に帰れる方法も探したいところだった。

 

 

「うむ。我々は仕えるべき主を求めて旅をしているのだ」

「ええ。ですので路銀を稼ぎつつもしばらくは旅を続けるつもりです」

「一刀くんさえよければ一緒に来てほしいのですー」

 

 

この三人について行けば、元の世界に帰るための手がかりが見つかるかもしれない。そう考えた一刀は三人について行く事を決意する。

 

 

「えっと、ふつつか者ですがよろしくお願いします」

 

 

嫁入りするかのような一刀の台詞によからぬ妄想をする三人だった。

 

 

 

 

 

「さあ一刀くん。この私と一緒に寝ようではないか」

「う、うん。いいよ」

 

 

一刀を誘う星。

今日のところは早く休もうと宿に向かった四人。

生憎というか図ったかのようにというか三人部屋しか空いていなかった。

一刀以外の三人はこれをチャンスだと思い了承した。

 

 

星の提案を恥じらいながらも断らない一刀。

心も幼児退行してしまったのか一人で寝るのは寂しいのであった。

 

 

しかしそれを見逃す二人ではない。

 

 

 

「いくら星ちゃんでもそれはダメなのですよ」

「そ、そうです! 一刀くんは私と寝るんです。…………一刀くんの幼い指が私のまだ開いていない花弁を優しくなぞって…………プハッ」

 

 

勝手に鼻血で倒れる稟。

稟を寝台で寝かせ睨みあう星と風。

 

 

「これで一人減ったのですよー」

「稟は一生一刀くんと寝ることができなさそうだな」

 

 

不憫な稟だった。

 

 

「星ちゃん、ここは協力しませんかー?」

「どういうことだ?」

 

 

停戦協定を結ぼうとする風。

 

 

「まずは初日ですし少しせまいですけど三人で寝るというのはどうでしょうー?」

「……ふむ。確かにここで争っていても決着はつきそうにないな。よし、その提案に乗ろうではないか」

 

 

 

早速一刀を中央にして寝台に着く三人。

 

 

 

 

 

「ふわぁ~」

 

 

大きく欠伸をする一刀。

 

 

「おや、もう眠いのか一刀くん?」

「うん。なんか色々あって疲れちゃった」

「そうですねー。いきなり別世界に飛ばされたとなると精神的にもの凄く疲れると思うのですよー」

 

 

 

風の言うとおり一刀は精神的疲労がかなりあった。

それもそのはず。目覚めるといきなり異世界で、死ぬかもしれないという恐怖も体験した。

そして歴史の中の人物が女だったりと、まだ頭の中が整理できていなかったのである。

 

 

「スー、スー」

 

 

気がつけば一刀は穏やかな寝息を漏らしていた。

 

 

 

「これが天使なのか!?」

「天の御遣いですからねー」

 

 

一刀の寝顔の可愛さに悶々する二人。

寝ていても何かやってくれるのが一刀くんだった。

 

 

「この寝顔を守ってやらねばな」

「はい。一刀くんのためなら風はどんな非道な策でも実行してしまうのですよー」

 

 

出会って一日で一刀くんは自分が守る、という責任感が生まれていた。

 

 

「うむ。私とて一刀くんは最高級メンマのように尊く、愛しいものだ」

「メンマと同列なのはどうかとー」

 

 

やがて一刀の寝顔を見ながら二人も眠りにつくのだった。

 

 

 

 

「出遅れた……」

 

 

朝早く目覚めた稟は、三人が眠っている寝台を見つけてショックを受ける。

 

 

「それに良く見れば星の衣服が乱れている…………まさか!?」

 

 

星は一刀くんの腕を抱きしめていたせいか、衣服が乱れその大きな胸がこぼれそうになっていた。

それを見て稟はさらに妄想を膨らませる。

 

 

「一刀くんの幼い指が星の大きな果実を揉みしだきその突起物を撫でまわす…………プハッ」

 

 

三人が目覚めた時、部屋は血まみれだったという。

 

 

 

 

 

 

街を出て四人は旅に出る。

初めての旅となった一刀は、今まで見たことの無い景色や文化に触れて感動することもしばしば。

だがいいことばかりではなく、貧民街や廃れた街なども見る事もあり一刀は改めて自分の世界とは違う事を実感した。

そんな笑いあり感動あり鼻血ありの旅は続き、四人は冀州に来ていた。

 

 

 

「なんだかこの頃黄色い布を身につけている賊が多い気がします」

「確かに特に冀州に入ってからは多くなった気がするな」

「なにか賊たちにも纏まりを感じますね」

「……………………」

 

 

一刀はそれは黄巾党の仕業だと考えていた。

そしてこの冀州は大賢良師張角の旗揚げの地であった。

 

 

 

「そろそろ旅も出来なくなりそうだな……」

 

 

一刀の誰にも聞こえないようにそっと呟いた。

 

 

 

 

 

「大変だー! 賊が攻めて来たぞー!」

 

 

その報せが届いたのは一刀たちが昼食をとっていた時だった。

 

 

「ど、どうしようみんな?」

 

 

突然の事に動揺を隠せない一刀だが三人はいたって落ち着いていた。

 

 

「まずは情報を集めましょう」

「そうですねー」

「私はメンマを食べてからだ」

 

 

そんな三人を見ていると一刀は気持ちが落ち着くのが分かった。

 

 

 

四半刻後、ある程度情報が集まったのでそれを整理することにした。

 

 

「敵は約三千程で黄色い布を身につけている」

「官軍の方たちは二千程だそうですー」

「うむ。すでに賊は見える位置まで来ていると」

 

 

それらの情報を踏まえて指針を決める。

 

 

「官軍さんでは風たちの言うことは聞いてもらえそうにないので風と稟ちゃんは用なしなのですよー」

「袁紹の軍はあまり練度が高くないそうですが装備に金をかけているので賊たちよりも戦闘力は高いかと」

「ならばそこに私が加われば賊共など一蹴できるというわけだな」

 

 

策が決まったところで早速行動に移す。

官軍たちは街に影響が出ないように野戦で迎え撃つようなので星はそこに向かい、一刀たちは街に残ることになった。

 

 

「星お姉ちゃん! 絶対無事で帰って来てよ!」

「み な ぎ っ て き た !」

 

 

一刀の声援でやる気に満ち溢れる星だった。

 

 

 

 

 

星が戦場に着いた時にはすでに戦闘が開始されていた。

 

 

「こちら側が押されているな……。なにやら敵の士気が異常に高いように感じる」

 

 

袁紹軍は装備が整っているはいるが、士気の高い黄巾党に押されていた。

 

 

「このままではまずいな。趙子龍参る!」

 

 

星は戦場のど真ん中に駆け出した。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「くそっ、なんだあの女は!?」

「つ、強すぎるぞ!」

「せっかく押してたってのによ!」

 

 

「はははははー! どうした卑しき賊共よ! たった一人の女に押し返されるのか?」

 

 

星が加わり戦況は一転して、黄巾党は押されていた。

袁紹軍も謎の援軍に士気を高めていた。

 

 

「一刀くんの居る街へは一歩も近づかせん!」

 

 

「誰だそいつは!?」

「くそ! 一旦退くぞ!」

「退けー! 退けー!」

「覚えてろよ! 次はさらに大勢で来てやるからよ!」

 

 

 

ありがたい情報を漏らして、黄巾党は退いて行った。

 

 

袁紹軍の被害は約千人。黄巾党の被害は約二千人にのぼった。

 

 

 

 

<おまけ>

 

 

「星お姉ちゃん!」

 

「おお一刀くん。私が賊共に後れをとるわけがなかろうに」

 

「でも! 俺心配でっ!」

 

「私は一刀くんを守るためなら天下無双にでもなるさ」

 

「星お姉ちゃん……」

 

「一刀くん……」

 

「稟ちゃん」

 

「なんですか?」

 

「風は今日から武官になるのです」

 

「奇遇ですね。私もそう思っていたところだったわ」

 

 

その後、数多の戦場で戦う二人がいたとかいなかったとか。

 

 

 

完。

 

 

ご都合主義は気にするな(`・ω・´)

 

 

 


 
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