一刀「ん・・・もう朝か・・・・」
月「すぅ・・・すぅ・・・」
一刀「なんで月が俺といっしょに寝てるんだ?」
月「ごしゅじん・・・・さま・・・」
一刀「・・・寝ぼけて引っ張り込んだ・・・かな?」
一刀「もう少しお休み・・・月」
俺は月をベットに寝かせたまま中庭に移動した
『やぁぁぁぁぁ!』
『はぁああああ!』
中庭に近づくほど気合の入った声が響き渡っている
一刀「おはよ・・・気合入ってるね」
霞「もちろんやん」
春蘭「うむ」
そこには・・・・縮んだ春蘭と・・・・霞がいた
一刀「えっと・・・霞?」
霞「なんや?」
一刀「その・・・違和感無い?」
霞「んー・・・そら、朝起きたらびっくりしたけど・・・・今はなれた・・・かな」
一刀「慣れた・・・か」
春蘭をなでながら霞と縮んだ原因を話していると
『バタバタバタバタ!』
桂花「ちょっと!あんた!なんてことしてくれたのよ!?」
男嫌い?が凄い剣幕でよくわからないことを言ってきた
一刀「なんてこと?何のことだ?」
桂花「とぼけないで!この私を落とし穴に陥れるなんて!」
一刀(落とし穴?)
ギャンギャンと負け犬のように吼える桂花を無視して考えてみたが・・・・一向に思い当たる節がない
華琳「あ・・・一刀、ちょうどよかったわ・・・」
一刀「ん?なにかしたか?華琳」
華琳「ええ・・・あの連合以降わが国に移り住む者も格段に増えたのは知ってるわね?」
一刀「そりゃな・・・問題でも?」
華琳「ええ・・・すこし」
一刀「これのことか・・・・・ふむ、真桜らしい発想といえばそうだな・・・・」
華琳「発想じたいはいいことよ・・・・けど、そんな材料ドコから?」
一刀「めぼしはつけてあるが・・・・明日にでも真桜と練り直してみるよ」
華琳「おねがいね」
桂花「ちょっと!聞いてるの!?」
一刀「聞いてるよ・・・要は俺が落とし穴に突き落としたって思ってるんだろ?」
桂花「思ってるじゃない!そうなの!」
一刀「なら・・・どこでだ?」
桂花「え!?」
一刀「どこで落ちたんだ?あいにく昨日の夜は流琉と霞と一緒にいたが・・・?」
桂花「そっそれは・・・」
霞「たしかにおったでぇ~」
桂花「そっそうよ!あんたは手で触らなくても物をつかめるって変な物があるんでしょ!」
一刀「あくまで俺のせいにするのか?」
一刀「明命」
明命「はい!」
音も無く俺の後ろに降り立った明命に事情を聞いてみると(明命は呼ばれない限り城内を徘徊してます)
明命「えっと・・・よるのことですね・・・・あの日軍師様はカヤにいったあと・・・来た道とは違う道をおとおりになって・・・・」
明命「小石につまずいて・・・・穴に落ちましたが・・・・」
一刀「ほぉ・・・自分が寝ぼけていたことを棚に上げ、人を疑うか・・・」
桂花「でっでたらめよ!」
一刀「まぁいいさ・・・「伝令!」なんだ?」
兵「袁招軍が攻めてきました!」
華琳「なんですってぇぇ!?」
桂花「現在袁招軍は国境外10里にて野営中・・・兵の報告によりますとその数およそ30万、こちらは不確定情報ですが・・・公孫賛が袁招に下ったとの報告も・・・」
華琳「わかったわ・・・・麗羽・・・」
春蘭「華琳様!打って出ましょう!」
華琳「春蘭わかってるの!?敵の数はこちらの倍よ!?」
春蘭「ですが・・・」
華琳「あなたの言いたいこともわかるわ・・・・桂花、早急に策を」
桂花「はい!」
兵「ほっ報告します!」
秋蘭「軍儀中だぞ!「話しなさい!」華琳様」
兵「はっはい!劉備軍が・・・わが国に接近中、くわえまして東より周の旗を掲げる一団が・・・・」
桂花「あの馬鹿でさえ手がいっぱいなのに・・・・劉備に正体不明の一団・・・」
華琳「くっ!劉備とその周の旗は一刀・・・あなたが当たってくれるかしら?」
一刀「ん?いいよ・・・」
華琳「お願いね」
華琳「コレより二面作戦を決行する!各自自分の行く場所を間違えないように!」
『はっ!』
一刀「真桜は華琳の元へ・・・流琉、季衣・・・頼んだぞ」
真桜「了解や」
流琉「はい!兄様も・・・お気をつけて「ああ」」
季衣「いってくるね、兄ちゃん」
一刀「凪!「はい!」沙和!「はいなの!」麟!「はい!」慧華!「はっはい!」明命「はい!」」
一刀「イクサの準備だ!凪は悪いが月をつれてきてくれないか?」
凪「はい!わかりました」
ちびっこたちが一斉に駆け出していく、そんな中一人俺を見てる霞がいた
一刀「霞・・・どうしたんだ?」
霞「なぁ・・・一刀」
一刀「ん?」
霞「うちもいってええか?」
一刀「・・・・華琳に着いていかなくていいのか?」
霞「うちはかずとと一緒に戦いたいんや・・・・あかん?」
一刀「うれしいよ」
霞「えへへ・・・よくみとれよ・・・うちの武を!」
一刀「期待・・・してるね」
おまけ
凪「月殿」
月「凪さん・・・どうしたのですか?そんなにあわてて」
凪「月殿・・・隊長がお呼びです・・・玉座へ向かってください」
月「ご主人様が?」
凪「はい・・・では自分はこれで・・・」
月「行ってしまいましたね・・・・でも、あのあわてよう・・・・何かあったのかな?」
月「ご主人様・・・・?」
一刀「ああ、急に呼び出してわるかったね」
月「いえ・・・それで、何かあったのでしょうか?」
一刀「(袁招、劉備が攻めてきた)」
月「!!」
一刀「袁招は華琳が当たるが・・・何のために来たか不明な劉備には俺が当たることになった・・・」
月「ご主人様がですか?」
一刀「ああ・・・そこで月にお願いが・・・」
月「軍師役として・・・一緒に来てほしいですよね?」
一刀「ばれていたか・・・・その通りだ」
月「うふふ・・・もちろん行きます!ご主人様が私を必要としてくれるのでしたら・・・・どこへだって・・・」
一刀「ありがとう・・・月」
月「へぅへぅ~」
一刀「おそらく劉備との戦になれば・・・・あちらの軍師が脅威になるだろう・・・」
月「ご主人様がおっしゃりたいことはよくわかります・・・・ですが、私だって董家の当主だったのですよ?」
一刀「月・・・」
月「詠ちゃんが私のためを思ってやってくれていたこと・・・・感謝してます・・・けど」
月「本気出したら・・・・私・・・すごいですから」
一刀「ああ・・・けど、まずは話し合いだよ」
月「はい!モチロンです!」
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ついにあの人も縮みます