No.146082

恋姫無双 妹と共に 23

護衛さん

きょて~ん

2010-05-28 16:54:08 投稿 / 全12ページ    総閲覧数:7337   閲覧ユーザー数:5484

劉協の受難

一刀「皆に紹介する・・・今後一緒に働くことになった劉協だ・・・仲良くしてやってくれ」

劉協「劉協です・・・よろしくお願いします」

凪「え!?劉協様ではないですか!?」

一刀「凪・・・こいつはもう帝じゃない・・・いいな」

凪「はっはい・・・」

一刀「しばらく麟に預ける・・・使えるようにしてくれ」

麟「わかりました」

一刀「協・・・真名はあるのか?」

劉協「ある・・・えっと・・・慧華と呼んでください」

麟「なら私のことは麟と呼んでくださいね」

凪「私は凪です」

真桜「うちは真桜や」

沙和「沙和は沙和なの~」

一刀「警邏は三羽鳥だ・・・各自自分の隊へ・・・解散」

慧華「あの・・・何をすれば?」

麟「そうですね・・・・まずはこれを処理してください」

慧華「はっはい」

目の前に聳え立つ・・報告書?

麟「では、兵の訓練を見てきますので・・・・最低でも半分は終わらせておいてくださいね」

慧華「こっこれをですか!?」

麟「そうですよ?」

慧華「頑張ります」

麟「では頼みますよ~」

慧華「やっと終わった・・・でもまだまだあるよ~」

一刀「入るぞ・・・慧華」

慧華「はっはい!」

一刀「さっき届いた報告書・・・やり直しだ・・・」

慧華「ええ~!」

一刀「口答えしない・・・午後からは麟も凪もこっちの仕事だ・・・良く見習うように」

慧華「はい・・・」

麟「でははじめますか・・・・慧華ちゃん・・・昼食べましたか?」

慧華「あ・・・忘れてました」

麟「仕方ありませんね・・・後で隊長に申し上げて置くので・・・」

慧華「一刀に?」

麟「・・・警邏隊に入ったなら名前ではなく隊長と呼ぶように・・・いいですね?」

慧華「はっはい!」

凪「もう着いていたのですか・・・こちらが午後の分です」

麟「少ない?」

凪「いえ・・・午前中のがまだありますから・・・・いつもと変わりませんよ」

麟「そっか・・・ならさっさとやっちゃおう」

凪「そうですね」

・・・・

『スラスラスラ・・・・カタン・・・カラカラカラカラ・・・コトン』

慧華「・・・・」

凪「・・・・」

麟「・・・・」

慧華「あう」

凪「・・・・」

麟「・・・・」

『コンコン』

凪「はい・・・どなたですか?」

一刀「俺だ・・・邪魔するぞ」

凪「はっはい・・・どうぞ・・・開いてますので・・・」

一刀「わるいな・・・麟・・・これについてなんだが・・・」

麟「はい・・・あ、これはですね・・・・」

慧華「・・・(じ~)」

凪「慧華さん・・・手止まってますよ」

慧華「はっはい!すみません」

麟「ってことなんですが・・・」

一刀「わかった・・・ただ、今度からはもうチョイ判りやすくな・・・他の人たちが困るからな」

麟「はい・・・気をつけます」

一刀「それじゃぁ・・・がんばれよ」

麟「はぁ・・・やっとおわったぁ~」

凪「お疲れさまです」

麟「凪ちゃんもおつかれ~って・・・慧華ちゃん?」

慧華「『スラスラスラスラ・・・・』」

凪「集中してますね・・・」

麟「そうだね・・・・ねぇあれって」

凪「隊長が出してる問題ですね・・・・おそらくわかってないかと・・・」

麟「判ってても・・・答えないからね・・・あれに関しては・・・」

慧華「できた~」

麟「おつかれ~・・・今日の仕事はこれで終わりだよ」

凪「おつかれさまです・・・」

慧華「疲れたよ~・・・おなかすいたよ~」

麟「あはは・・・まぁ初日にしてはいいほうかな?」

凪「そうですね・・・」

春蘭「失礼する・・・ここに新入りが要ると聞いて迎えにきたのだが・・・・どいつだ?」

麟「あ~・・おそらく慧華ちゃんのことでしょう・・・・あの子ですよ」

春蘭「おおそうか・・・一緒に来い、一刀が待ってるぞ」

慧華「はっはい!」

 

麟「行っちゃいましたね」

凪「そうですね・・・」

麟「凪ちゃんはどうでした?」

凪「丁寧にやってるみたいでしたが・・・・結構間違いありましたよ」

麟「私の方もとんでもない返答かえってきたよ・・・たとえば・・・・・・・とか」

凪「ありましたね~・・・・私の方は・・・・とかでしたよ」

麟「・・・この先どうなるか」

凪「見ものではありますね」

春蘭「一刀!」

一刀「ご苦労様」

春蘭「なに・・・それで・・・私は何をしたらいいんだ?」

一刀「そうだね・・・慧華に剣の持ち方から教えてくれないか?」

春蘭「基本中の基本だぞ?」

一刀「だめ?」

春蘭「お前がいうのであれば・・・・いいだろう」

『カランッ』

春蘭「もて!」

慧華「はい!」

春蘭「そうじゃない・・・こうだ」

慧華「こうですか?」

春蘭「そうだ・・・振る時はこう・・・そうだ」

『ブンッ!ブンッ!』

春蘭「よし・・・そこまで・・・・次は・・・」

一刀「見るのも勉強だよ・・・春蘭」

春蘭「いいのか?」

秋蘭「なら私も見届けよう」

一刀「頼む」

春蘭「加減してくれよ」

一刀「わかってる」

スローモーションにて仕合中

慧華「わぁぁ・・・凄い」

秋蘭「この程度で驚いているようではまだまだだな・・・・姉者!足払いが来るぞ」

春蘭「言われなくても!」

一刀「残念」

春蘭「うぅ・・・また勝てなかった」

一刀「前よりも動きよくなってる・・・俺もうかうかしてられないな」

秋蘭「姉者・・・お疲れ」

春蘭「うむ・・・見ていて何かわかったか?」

慧華「えっと・・・」

一刀「まだ初日だ・・・だけど一週間後同じ答えだったら・・・もう知らんからな」

慧華「がんばります!」

慧華「やっと・・・寝れる・・・」

慧華「お休みなさ~い」

 

一刀「・・・筋はどうかな?」

春蘭「まだなんともいえんな・・・だがついてこられなかったら・・・」

一刀「まぁ・・・な」

月「ご主人様~?」

一刀「ん?月どうした?」

月「私にも稽古つけてください」

一刀「ん・・・?武をつけたいのか?」

月「はい・・・」

一刀「血反吐を吐くようになってもいいならつけてやる」

月「覚悟はあります」

一刀「わかった・・・春蘭、秋蘭・・・すまないが」

春蘭「わかってる」

秋蘭「見守ろう」

一刀「すまん・・・さぁ月・・・・獲物を取れ」

月「・・・いきます」

一刀「来い!」

慧華が眠りにつくころには・・・中庭には斬撃音しか・・・聞こえなかった

月「・・・まだです」

一刀「・・・終わりだ」

『ザシュッ!』

 


 
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