No.145334

真・恋姫無双【転生譚】桃の香りと共に…3

たこやんさん

 仕事中にこんな題名を思いついた…。さっそく投稿してみる!


お気に入りが50人超えていたんだ…本当にびっくりしたよ…。何か記念で(50人記念的な)そうゆうのもやりたいと思ったけど、他の作家さんは何百とかいってるわけだしw俺も…150人超えたらリクエストで何かやるんだ…。

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2010-05-24 21:58:45 投稿 / 全7ページ    総閲覧数:9382   閲覧ユーザー数:7035

 

 こんばんはですー。たこやんです。

題名が一応決まりました!これでやっていくつもりです。

 

今回はみんなが大好きなあの人に出会う事になります。

 

 

あ。ちなみに苦情は受け付けません!この物語は妄想と想像でできています…。それでもおk!bって方はお進みください!

 

 一刀は平原を歩いていた。少し休みたいと思い、ちょうどいい場所を見つける為にかれこれ3~4時間歩いていた。

 

「う~ん…さすがに何もなさ過ぎる…」

 

そうぼやいていると、少し行った所に大きな岩が見えた。

 

「お、あそこまでいったら岩陰で少し休めそうだな…」

 

もう少しで辿り着こうとしたその時。

 

「おい!坊主!いいもんぶらさげてんなぁ」

 

ニヤニヤと3人の男が一刀の前に現れた。

 

「…はぁ…」

 

なんだよ…やっと休めると思ったのに…。こいつらはただの賊か?

 

などと考えていると3人の内一人、髭面の男が勘違いしたのか声をかけてくる。

 

「なんだなんだ?怖くなっちまったのかぁ?」

 

すでに一刀は恋との生活のおかげで色々な事を克服できているため、まったくびびってはいない。

 

「ねぇ?見逃してあげるから逃げなよ?俺も怒っちゃうよ?」

 

ジワ…

 

この時一刀からは凄まじい覇気と殺気が溢れていた。

 

「ひぃ…」「な、なんなんだな!?」

 

側にいたチビとデクは何かに睨まれたのかまったく動けないでいる。

 

その時だった。

 

「こら!そこのお前たち!何をしている!」

 

綺麗な白馬に跨った女の子が4人の兵を引き連れてそこにいた。

 

「げぇ!?役人か!?おい!逃げるぞ!」

 

「へ、ヘイ!」「だ、だな!」

 

3人はびっくりする様な速さで逃げていった。

 

「お前は大丈夫だったか?見たところ旅人のようだが何もなかったか?」

 

一刀を見ながら安心したように声をかけてくる女の子。

 

「はい。危ないところを助けていただいてありがとうございます」

 

一刀は素直に頭を下げる。

 

「私の名は、姓は劉、名は覇、字は空燕と申します」

 

礼をとって自己紹介する一刀を見て、ぽーっとしていた女の子も我に返り自己紹介をしてくれた。

 

「私の名は公孫賛。お前が無事でよかったよ…ところで劉覇は町までいきたのか?」

 

「そうですね。出来れば町までの道を教えて欲しいので…」

 

そこまで言って、周りの気配に気付く。

 

「囲まれているな…」

 

「え?何を言っているのだ?賊ならば先ほど逃げていったんじゃないか?」

 

「いや…どうやら仲間を連れて帰ってきたようだね…」

 

岩陰から出てくる人、人、人。おそらく30人くらいだろうか?その人数差で此方を囲んでくる盗賊達。

 

「な!?貴様らこんな事してただで済むと思っているのか!?」

 

馬上から公孫賛が声を張る。

 

「あんたは公孫家のご令嬢みたいだからなぁ…身代金もたっぷりもらえそうだぜ!」

 

「くっ!公孫賛様!お逃げください!時間は我らが稼ぎます!」

 

兵の一人が声をかけるが公孫賛は動こうとしない。いや、動けないでいた。自分に降りかかった命の危機。兵士達も強気ではいたが、もう駄目だと思っていた。

 

そんな時だった。辺りを暖かい何かで包まれるような感覚に、公孫賛達5人は守られているような感覚を感じた。

5人を守るように一刀は前に出る。

 

公孫賛は感じていた。この少年が側に居るだけでこんな危険は危険ではない。そんな感覚を。

 

「俺は言ったはずだ…逃げれば見逃すと…」

 

賊の一人が一刀の前に出てくる。

 

「馬鹿か!?てめぇ!?こんな儲け話を目のまえに……」

 

ゴスッ!

 

一瞬で黙る盗賊。そのまま倒れてしまう。

 

この場で一刀が何をしたのか見えた者はいないだろう。

 

「もう一度だけ言うぞ?引け…最終通告だ…!」

 

一刀は覇気と殺気を出し始める。

 

「ひ、ひぃぃぃぃぃぃ」

 

まるで蜘蛛の子を散らすように逃げていく盗賊達。

 

「これで大丈夫かな?」

 

そう言って一刀は公孫賛の方を向く。周りの兵士さんは倒れている盗賊を町に連れて行くみたいだった。

 

「では姫様。私達はこの者を町へ連行します!」

 

「あぁ。頼む。護衛は必要ないだろう」

 

「は!」

 

ザッザッザ

 

「ところで、さっきのは何をしたんだ…?」

 

不思議そうに聞いてくる公孫賛。

 

「いや、ただ叩いただけですよ」

 

あっけらかんとそう言う一刀。

 

「ふは、はははは。なぁ、劉覇!うちへこないか?私はまだこんなだけど、いつか太守になる!その手伝いをしてくれないか?」

 

「お誘いは大変嬉しいのですが、私は大切な妹と母を捜して旅をしているのです」

 

「そうか…残念だよ…劉覇が居てくれたら…」

 

「一刀ですよ。公孫賛様に預けます」

 

「真名を…?いいのか?」

 

「はい。公孫賛様さえよければそう呼んでもらって結構ですよ。危険を顧みず庶人である私を助けに来て頂いたんですから」

 

「はは…かえって危険に曝してしまったけどな…」

 

項垂れる公孫賛を見て一刀はニコニコと笑顔を絶やさずにいた。

 

「いえ、その気持ちこそが大切だと思うんです」

 

真っ直ぐな一刀の言葉にどもりながら

 

「白蓮だ。私の真名を劉いや、一刀に預ける」

 

「え?いいのですか?私なんかに真名を教えてしまって?」

 

恥ずかしかったのかそっぽを向きながら

 

「構わないさ。私が一刀にそう呼んでもらいたからな。それと、その畏まった話し方もやめてくれ。一刀の普通の顔をもっとみせてくれ」

 

ちなみに白蓮の顔は真っ赤。

 

「くす♪わかったよ白蓮。君の部下にはなれないけど君の危険には駆け付けると約束しよう!真名に誓ってね」

 

「あ、ああ。そういってもらえるとう、う、ううう、うれしぃょ。ゴニョゴニョ」

 

最後のほうが聞き取れないくらいになってしまう。

 

「あははは。白蓮もそうやっていると凄くかわいいよ」ニコッ

 

一刀の必殺技!キラースマイル炸裂!効果は抜群だ!

 

「くっ!か、かか、からかうな!」

 

 

町に向かって馬を走らせていた時。落ち着いたのか白蓮が一刀に気になった事を聞いた。

 

「なぁ?そう言えば一刀の性は劉だけど妹は何て言う名前なんだ?私に出来ることなら手伝うぞ?」

 

少し考えた後一刀は答えた。

 

「いや、そこまでしてもらう訳にはいかないよ。凄く嬉しい申し出だけどさ」

 

「そうか…」

 

「ありがとう。気を使わせちゃったね」

 

「いや、気にしないでくれ」

 

あまり元気になっていない白蓮に一つ頼み事をすることにした一刀。

 

「あーそうだ!白蓮がさ、もし、さ、桃、劉備って女の子に会っ」

 

そこまで言って白蓮が馬を止める。

 

「一刀!今、劉備っていや、桃香って言ったか!?」

 

「な、なんで白蓮が桃香の事を知ってるんだ!?」

 

白蓮の話を聞くと最近私塾で知り合ったのが劉備、桃香だという。

 

「ははは…世界は広いようで狭いなぁ」

 

一刀は信じられなかった。すぐに桃香に会える。そう思うだけで鼓動が早くなる。

 

「なぁ白蓮?お願いしてもいいかな?」

 

「会わないのか?私についてくれば桃香にあえるんだぞ?」

 

その言葉に胸を締め付けられる。

 

「うん…。まだ会えない。俺はこれから、世界を見て回ろうと思う。妹と母さんが無事なのがわかれば今はそれでいい」

 

「そっか…。なら私は何も言えないよ。それで?私に何を頼みたいんだ?」

 

それを聞くと一刀は鞄から真っ白な燕の羽の形を模して作られた髪飾りを出す。

 

「これを、桃香に渡して欲しい。それと俺は生きてると伝えて欲しい。お願いできるかな?」

 

「ふっ。友の兄に…いや友に頼まれたんだ。必ず一刀の気持ちと一緒に届けよう」

 

「白蓮には大きな借りができちゃったね。いつか必ず返すよ!」

 

「なに、気にするな。ついでだついで!」

 

「ははっ。ありがとう白蓮」

 

「だぁぁぁぁぁ!だからいいって言ってるだろ!」

 

笑い声は空に消えていく。一羽の燕が今、大空に飛び立とうとしていた。

 

 

 

~~数日後~~

 

「あ~白蓮ちゃん!久しぶりだね!」

 

そう言って近づくのは親友の桃香。

 

彼女は知っている。この後この親友の少女はうれし泣きをする事を。

 

ニコニコしながら近くに来た桃香に髪飾りを差し出す。

 

「???どうしたの白蓮ちゃん?贈り物なんて私もらえないよ?」

 

桃香は何がなんだかわからない顔をしながらこちらを見ていた。

 

さて、何から話そうかな?いや、最初から全て話そう。貴女の兄は素晴らしい人だったと。

 

「なぁ、桃香。その髪飾りはある人からの贈り物なんだ」

 

その後、親友の彼女は泣き崩れる。大事に…大事に…髪飾りを胸に抱きながら。

 

はい!どうだったでしょうか?みんな大好き白蓮姉さん登場です。

自分としては白蓮らしさを出せていないような気もするので心配です!

題名も決まった事だし、こっちもちょっとがんばります!次回から一刀君の旅が始まります。

子供時代のあの子やこの子にあいにいくぞぉぉぉぉぉぉぉぉ!ってことで物語はまだ進まないけど楽しみにお待ちください!でわ!また近いうちに!

 

ノノシ


 
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