story;2

　少女、剣を習う

seane;水の都ミラーマ

　　　高台

二人の人物

ツインテールの少女と初老の女性

剣代わりの枝での打ち合い

ツインテールの少女

「っは、っ、はっ」

初老の女性

「ほら、無駄な動きが多いんだ。だからすぐ息が上がるンだよっ」

ツインテールの少女

「こなくそっ」

イベント戦闘

最後の一撃を紙一重で避ける女性

手にした枝で篭手の一手

少女の手から枝が落ちる

初老の女性

「ほら、チェックメイトだ」

ツインテールの少女

「あーんもぅ！！」

初老の女性

「それにしてもなかなかどうして。最後の一手まで目でちゃんと追ってたじゃないか。

随分な成長だね」

ツインテールの少女

「追えても対応できなきゃ外じゃ死んでますよ」

初老の女性

「まぁ外には練習なんてないからね。さ、カガミ。次は店の仕事だよ」

ツインテールの少女→かがみ

「はい、エルミナさん」

エルミナから差し出された手を取るかがみ

微笑むエルミナ

移動

宿屋（１Ｆ食堂）

食堂の手伝い

客たちの間を立ち回るかがみ

来客　旅装束の壮年の剣士と銃を携えた少年

壮年の剣士

「よぉ」

銃を携えた少年

「こんにちわ」

エルミナ

「やぁ。今回は随分早いじゃないか」

壮年の剣士

「そうか？まぁ、景気はどうだい」

エルミナ

「あんたが大量に金を落としていってくれりゃ、いつでも上向きさ」

壮年の剣士

「なるほど道理だ。せいぜい、金を落としたくなるくらいの美味いもんたのむぜ」

かがみ

「ザックさん、ロディさん」

壮年の剣士→ザック

「よぅ、カガミ。

このおばさんにいぢめられちゃいないかい？」

銃を携えた少年→ロディ

「ちょっと、ザック」

エルミナ

「よく吼えたね、ザック。

カガミみたいなかわいい子をいじめるつもりはないんだが、あんたみたいなのならいたぶり甲斐がありそうだ」

ザック

「女にいたぶられるシュミはねぇよ。謹んで辞退させていただくわ」

ザックのポケット→腕→肩にかけて昇っていくネズミに似たなにか

やれやれと人の仕草で肩をすくめ、隣で少し困った顔をしているロディのもとへ

ネズミ？

「まったく、やれやれだね」

ロディ

「ハンペン。ボクの頭にわざわざ避難してからそういわれても」

ネズミ？→ハンペン

「頭脳派のオイラとしちゃ、当然の安全策さ。

成長しない相棒を持つと苦労するね」

かがみ

「とりあえずいつものメニューでいいんですか？」

ロディ

「うん」

ハンペン

「あっちは放っておいていいよね。

犬も食わないって奴だから」

かがみ

「････こっちでもそういうんだ」

ロディ

「こっちでも？」

かがみ

「え。あ、うん･･････

そうだ。ロディさん」

ロディ

「あ、えっとね。一人だけ。僕たちも確かめていないんだけど、君みたいに無防備な格好でみつかったってオンナノコのはなしがあったんだ」

かがみ

「！」

ロディ

「場所はここから一週間くらいかな？

船でいく、ポート･ロザリアっていう港町なんだけど」

かがみ

「･････、わたし･･･」

ロディ

「ひとりぼっちは、さみしいよね」

かがみ

「え」

ロディ

「ぼくでよければ、力になるよ。かがみ」

かがみ

「ロディさん」

微笑むロディの頭に拳骨

ちゃっかり逃げてるハンペン

ロディ

「いてっ」

ザック

「なーに一人でかっこつけてやがる」

ロディ

「ザック」

ザック

「オレ"たち"だろ？なぁ、エルミナ」

エルミナ

「あぁ。大丈夫。彼女ならお前さんたちには敵わなくたって、そうは足手まといにはならないよ」

かがみ

「でもっ、私はまだエルミナさんから一本もとれてないのに」

ザック

「馬鹿いうな。コレから一本取れたら充分一人で渡り鳥やれるぜ？」

かがみ

「え」

ハンペン

「だよねー。彼女が大丈夫っていうんだから、大丈夫だよ」

かがみ

「･･････」

ロディ

「ねぇ。カガミはどうしたい？」

かがみ

「･････あいたい」

ロディ

「････････」

かがみ

「わたしは"みんな"に会いたいッ」

・・・・・・・・・・・

次はつかさ編。かな？

大体ザック・エルミナ共に４０半ば位

とりあえず主人公マルチＯＰがＷＡの基本ッ！！