No.138782

新生版恋姫無双~第2話本多忠勝~

煉炭無双さん

第2話です短めに作って速いスピードで投稿させていただきます。
意見などがあればコメントしてください。
初心者なのでいろいろミスはありますがそこのところをご了承ください

2010-04-25 21:33:38 投稿 / 全1ページ    総閲覧数:3815   閲覧ユーザー数:3506

「正体不明の軍はどうした?」

「敵軍の対応が異常に早く、すでに整えている模様です。」

いつもはのほほんとした陸遜こと隠が珍しくまじめな口調で話している

「なに!この短時間でか!相当に良い将がいるようだな」

思春も珍しく驚きを隠せないようだ。

「とりあえずこっちも体制を整えようか」

「ええ、そうしましょう」

「で、敵の旗は?」

「それが~わかりません~」

なぜだ、頭脳明晰な隠が文字を読めないなんて。

「いえ~正確には読めないというべきでしょうか~」

「読めないだって?」

頭の中を1つの可能性が浮かび上がる。

そしておれは城壁に向かって走り出す。

城門への通路には人の声が響き渡っている。おそらく敵軍の声だろう。

暗い通路を抜けて城門に出る。

「これは!」

そこには二万を優に超える軍。旗には、「徳川」の二文字が。

「なんで徳川の軍勢がこの時代にいるんだ」

「ほう、貴様は読めるのか」

「思春」

「ああ、俺たちのいた世界で使われていた文字だよ」

「ならば貴様と同じ天の世界ということか」

「そうだけど、違うんだ」

「ちがう?」

「ああ、そうだけどこの世界より未来の世界で俺たちの世界より過去の世界なんだ」

「言っていることはだいたいしか分らんがここは危険だとりあえずいったん戻るぞ」

「ああ、そうしようか」

 

 

 

「なに!あの軍は一刀と同じ世界から来たというのか。」

蓮華が驚いた口調で言う。口には出さないがほかのみんなも驚いているようだ。

「とりあえず体制は整いました。攻撃しますか?」

あーしぇが少し震えた声でいう。

みんなはじめての経験で混乱しているんだ。俺が落ち着いて対処しないと。

「待つんだ。とりあえず話し合いに持ち込もう。話が通じるか分からないからおれがいくよ」

「危険よ!一刀。敵がもし攻撃してきたら」

「きっと大丈夫だよ。」

もちろんそんな確証はない。でも俺が今の状況を一番理解しているのだから俺が行かなくちゃいけないんだと思う。

「でも、」

蓮華も心配なんだろう。だからこそ俺が行かなくちゃいけないんだと思う。

「大丈夫だよ。蓮華、心配しないで絶対に帰ってくるから」

「わかったわ。護衛には明命をつける。明命!」

「はい!」

元気のいい返事とともに明命が俺のそばに付く。

「よろしくな、明命。」

「こちらこそです!一刀様」

 

 

 

 

「カツ、カツ、カツ」

靴の音が城門のトンネルの中に響く

いつ以来だろうこんなに緊張するのは、雪蓮と冥琳がの夢だった平和な世界、絶対守らなくちゃいけない。すべては俺にかかっているのかもしれない。

トンネルを抜けるとそこには大勢の徳川の兵が待ち構えていた。

軍の最前線には一人の長くきれいな茶髪の女の子が落ち着いた様子でたっていた。

この状況で言うのもなんだがかわいい。

「この軍の代表はいるか?話がしたい」

「その話私が伺おッうわッ」

ドテンッ

えっ

「大丈夫ですか忠勝様?」

周りの兵士たちが忠勝と呼ばれる女の子による。

「ううッ大丈夫だ見るでない!」

まさかこの子が戦国最強の本多忠勝なのか?女の子という点以外ではイメージと似ているまだよくわからんがもう少し様子を見よう。

顔を真っ赤にして近付いてくる。

「大丈夫か?」

「心配はいらん」

「いや、顔がめっちゃ赤いんだけど」

「みッみないでくだされ~」

真っ赤な顔がより赤くなり町のはずれに走って行ってしまった・・・・・・

 

 

 

 

 

 

やっと落ち着いたのかこっちに戻ってきた

「貴殿がこの軍の責任者でありまするか?」

「いや、違うけど、君たちと話し合いをするためにここにきたんだ」

チャキッ

鋭く磨かれた三叉の刀が俺の首に当たる。

「一刀様!」

明命が俺を助けようとして刀を抜く。

「待つんだ明命俺は大丈夫だから心配しないで」

「しかし、」

「明命」

「ううッわかりました・・・・・」

悔しそうに明命が下がる。

「俺は争いに来たんじゃない。話に来たんだ。それに俺なら君たちの身に起きたことについて説明できる。」

「武士に二言はありませぬか?」

忠勝と呼ばれる

「武士じゃないけど誓うよ」

「いいでしょう。家康さまには私から通しましょう。ご案内します。ついてきてくだされ」

「君の名前は?」

「私の名前は本多忠勝。三河武士徳川家康が一の家臣でありまする」

やっぱりこの女の子があの戦国時代の猛将本多忠勝のようだ

「俺の名前は北郷一刀。一応この軍の文官をしているものだよ」

「うむ、よろしくおねがいしまする」

「ああ、こちらこそ」

「・・・・・・・・」

「どうした?来ないのでありまするか?」

「いや・・・・そっちは厠なんだけど」

「なッなんと私としたことが」

「大丈夫?・・・・顔赤いんだけど」

「みッみないでくだされ~」

そう叫ぶとまた逃げてしまった。

「長くなりそうですね一刀様」

「そうだね」

「でもよかったよ、話し合いで済みそうだ。」

「そうですね。雪蓮さまと冥琳さまの望んだこの世界を守るのが私の、いえ私達の使命ですからね。」

「ああ、二人の夢は俺たちで守るんだ」

 

 


 
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