蒲公英「おねーさま・・・早く早く」
翠「待って!蒲公英・・・・このあたりか?」
蒲公英「そうだねぇ・・・・ってあそこに人倒れてるよ」
翠「こいつは・・・・見たこともない服装だが・・・・どうするか?」
蒲公英「あ、優しそうな顔・・・・ねぇ、蒲公英は連れ帰ってもいいと思うんだ」
翠「本気か?・・・・まぁいざとなったら切り捨てればいいか・・・・なら、持ち帰るぞ」
蒲公英「うん・・・・かわいい寝顔」
馬謄「それで・・・・つれてきたってのかい?」
翠「ああ・・・・蒲公英が利かなくてな」
蒲公英「蒲公英は天の御使いだとおもうんだぁ・・・」
馬謄「ほぉ・・・お前がそう思うとはな・・・・・おい、坊主をここへ」
兵「はっ!」
馬謄「さて・・・・単刀直入に聞く・・・お前は何者だ?」
??「俺の名前はよーぜふ・・・聖フランチェスカの学生だ」
馬謄「せいふらんちえすか?なんだそれは」
よーぜふ「え?知らないのか?・・・・なら、ここは日本だよな?」
翠「にほん?母様そんな村あったか?」
馬謄「いや・・・聞いたことがない・・・・やはりこやつはアヤカシの類か」
よーぜふ「え・・・それじゃぁここは一体?」
翠「ここは西涼だよ・・・わからないのか?」
よーぜふ「西涼?・・・・中国っぽい名前だが・・・・君の名前は?」
翠「私は馬超「ええー!錦馬超!?」
翠「何でその名を知っている!?・・・・キサマ・・・・」
蒲公英「ねぇ、よーぜふ様」
よーぜふ「ん?」
蒲公英「ヨーゼフ様って・・・天の御使いなんだよね?」
ヨーゼフ「天の御使い?」
馬謄「これ、蒲公英・・・・すまぬ、今街や村で流れてる噂でしてな・・・・・(説明中)・・・・ということなのだよ」
ヨーゼフ「そうか・・・・確かに俺はこの時代の人間じゃない・・・・そうゆう意味でだったら天の使いになるのかな?」
蒲公英「やっぱり・・・・私は馬岱、真名は蒲公英だよ・・・ヨーゼフ様」
ヨーゼフ「ねぇ、馬岱。真名ってのは?」
蒲公英「もう・・・馬岱じゃなくて蒲公英・・・・真名ってのは・・・・・(説明中)・・・・」
ヨーゼフ「重いな・・・・」
馬謄「ほぉ・・・・考えるか・・・・面白い男を拾ったものだねぇ」
翠「なっ、母様はこの男をかくまうつもりか?」
馬謄「翠・・・お前は反対なのかい?」
翠「そりゃ・・・訳もわからない男を住まわせるなんて・・・・」
蒲公英「姉様が反対なら蒲公英がもらうね・・・ねぇ、良いでしょ?馬謄様」
馬謄「おや、蒲公英もほしがるか・・・・どうだい、坊主・・・お前の天の知識とやら・・・わしらに使ってみぬか?」
ヨーゼフ「ソレしか・・・道はなさそうだね・・・・改めて、俺はヨーゼフ、力になれるようにがんばるよ」
馬謄「そうか・・・わしは馬謄・・・真名は・・・・マダ言えぬ」
ヨーゼフ「わかった」
蒲公英「蒲公英は蒲公英だよ、ヨーゼフ様」
ヨーゼフ「わかった・・・コレからよろしくお願いします・・・馬謄様、蒲公英様」
その日の夜
馬謄「・・・・あんた・・・あんたに似て綺麗な目をした少年を今日保護したよ・・・まるであんたを見てるような優しい子だ・・・・あの、蒲公英も好きになった・・・翠は・・・・まだ抵抗があるみたいだねぇ」
馬謄「あんたを忘れるわけじゃないが・・・・わしとて女だよ・・・・・少しくらいは・・・・いいかね?」
馬謄「わしは先短い命だ・・・・戦で命を落とそうがいいと思ってたけど・・・・あの子らが造る未来・・・・見たくなったよ・・・・だから・・・・もう少し・・・・もう少しだけ・・・・わしのわがままを聞いておくれ・・・
頼むよ・・・・・是鷺」
蒲公英「はぁ・・・・かっこいいなぁ・・・・お姉さまは・・・・あんまり好きそうじゃないから・・・・蒲公英がもらってもいいよね?」
蒲公英「明日から楽しみ・・・・明日は何を教えてくれるのかなぁ」
翠「母様も蒲公英もどうかしてる・・・・あんな男・・・・でも・・・・あの笑顔は販促・・・だよな」
翠「あ・・・だめだだめだ・・・・よっよし・・・あいつが・・・・無能だと証明すれば・・・・母様は切り捨てるだろう・・・よし、その方向でやろう」
ヨーゼフ「俺・・・・帰れるのかな・・・・?」
ヨーゼフ「あはは、マサカ三国志の世界に・・・・しかも男じゃなく女の子になってる世界に来るなんてな・・・・さぁ、今日は寝よう・・・・明日考えればいいや・・・・」
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