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蒼生大和の者達が集結した作戦室。

緊張した面持ちで、美女軍団の一人が一歩前に出る

「主様、重要な報告がございます」

声は静かだが、作戦室の者達が息を飲む。

「守るべき民が『肉欲神の館』に囚われています」

（そっちか）

多くの民が拉致されている。魔大国に支配された、碧国エルリアの儀式等、多くの場で拉致された民はその命は使われる。

拉致された民は世界に散らばっている。そのうちの一つが……

「肉欲神館か」

ここからだと……

「欲望都市のところだな]

「はい、主様」

肉欲を司ると称する『肉欲神』。

「肉欲神たちが支配する試練の場……多くの民がここに囚われています」

民が館に拉致された民達の一部が囚われいるという事だ。

「助け出す方法は――」

言葉を切り、杏はわずかに目を伏せる。

「肉欲神の館で『ポイント』を得る事です」

「やはりそっちか……」

肉欲神は独自通貨といえる「肉欲神ポイント」といわれるようなものを司っている。

「肉欲神ポイント」を通じて多くの財宝と交換できるのだ。

「交換できる財宝の一つに、拉致された民があるというわけか」

重苦しい空気の中、彼女は続けた。

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「なになにどいう事ーーむいむい子供だからわかんなーーーい☆」

ほんとうはわかっているくせに聞いてくるメスガキ！

「……肉欲神は多くのカンノウを集めています。異性と感応し、官能する事。カンノウの経験、理を肉欲神に伝える事で……」

「――ポイントを得られます」

ようはカンノウ、肉欲を多く経験するとポイントがもらえるという事だ。

そしてそのポイントは様々なものと交換可能というわけである。

「例えば、今までに記録したことのない、カンノウを肉欲神に伝える事。

こういった事でも『ポイント』は得られます」

「ポイントを得るには様々な手段があります。それは純粋なものに限りません」

「むしろ、背徳的なものがより大きなポイントを得られる事が多いです」

そのうちの一つが……

「『NTRスワッピングバトル』もその一つです」

美女軍団は主の方を見た。

「主様、どうかご決断を!　ご安心ください！私め達は主様についてイキます！！」