魔法少女リリカルなのは~愛する者の為に~ 五章「そうだ、ミッドチルダいこう」
はやと「だからよ!こんな中古のパーツ、一つや二つぐらいよ、1500で売ってくれたって良いでしょうが!!」
目の前に立つ店の店主に対して大声で値切り&文句を言う
店主「駄目だ駄目だ!!このパーツは掘り出し物で価値があるんだ!!1500では売れん!!精々5000で字販売だ!!」
店主も負けじと声を張り上げて値切りの額を高くする
はやと「こちとら、拳銃型のインテリジェントデバイス作んなきゃならねぇんだからさ、そんぐらい別にいいでしょう!!」
店主「だから5000じゃないと売れねぇっていってんだよ!!」
さて、初っ端からこんな見苦しい喧嘩を何故しているかというと、話は今朝まで戻ることになる
~~回想中~~
はやと「なぁ、フェイト?」
フェイト「なに、はやと?」
朝食を三人で食べ終わり、それぞれが思い思いの時間をすごしている時、俺とフェイトは、フェイトの部屋にいた
別に疚しい気持ちなんて無いぞ?ただ単にフェイトの部屋に興味があったから行っただけだ!!
はやと「これからさ、ミッドチルダに行かないか?」
フェイト「なんでミッドチルダに行くの?それに私たちはジュエルシードを探さなきゃいけないし・・・」
少し困った顔をしてそう返してくる
はやと「別に一日ぐらい休んだって良いだろ。それに休める時に休まなきゃ捜索に支障がでるぞ?
だから、ミッドチルダに行こうよ」
フェイト「・・・・・・・そうだよね!それじゃ準備したらミッドチルダに行こう!」
少し考える素振りを見せたが、直ぐに返事をした
はやと「それにこれは、デートも兼ねている訳だし」
フェイト「でッデート!?」
あちゃ~~、言っちゃったよ
その事を聞いたフェイトは顔を真っ赤にしている
はやと「うんデート。昨日お互いがお互いを好きだってわかった訳だし、デートに行きたいな~~、なんて思ったりしてたんだよ」
フェイト「そうなんだ。・・・・・楽しいデートになると良いね!!」
満面の笑みを此方に浮かべながら言ってくるもんだから、こっちの顔も赤くなるのが解る
はやと「そっそれじゃアルフを呼んで今すぐ行こう!!」
フェイト「そうだね、アルフ~~、来てくれる~~??」
フェイトが居間にいるであろうアルフを呼ぶが一向に来ない
フェイト「何かあったのかな?」
はやと「きっと直ぐ来るから大丈夫さ」
其処から更に待つ事五分、やっとアルフが来た
アルフ「なにか呼んだかい?」
口の周りにクリームを付けながら
はやと「・・・・・」
フェイト「・・・・・」
アルフ「二人ともどうしたんだい?呼んどいてだんまりなんて酷いじゃないか」
こともなげにしらっと言いやがる
はやと「・・・・アルフ、自分口の周りに付けとるのはなんや?」
アルフ「(ビクッッ!!)」
アルフが脅えてるのが目に見える
はやと「だから、口の周りに付けとるクリームはなんやと聞いとんのや!!質問に答えんかい!!」
思いっきり怒鳴って問いただす
アルフ「ごめんなさい!!冷蔵庫にあったケーキのクリームです!!」
やっぱりか
はやと「それで?そのケーキはどうしたんや?まさか全部食べた訳じゃあらへんやろ?」
アルフ「えっと、あの、その~・・・・・」
目が泳いでる泳いでる
はやと「だから全部食べたんか食べてへんのかきいとんのや!!はよい答えんかい!!」
アルフ「ごめんなさい!!全部食べてしまいました!!!」
やっぱり全部食いやがったんかい
はやと「ほ~ぅ、全部食ってしもうたんかい。あのケーキは僕がフェイトの為に作ったケーキやったんけんど、どうしてくれるん?」
アルフ「どうしてくれるって言われても、食べちまったもんは仕方ないじゃないか」
コイツ!!開き直りやがった!
はやと「フェイト、コイツへの罰は、バインド五重にして動けなくして砲撃でええか?」
フェイト「はい、いいです!!」
突然話しかけられたフェイトは驚いたらしく、肯定の返事を出した
アルフ「ふぇ、フェイト~」
アルフの顔はこれから起こる恐怖に対して、泣きそうだ
はやと「まぁええわ。これから僕とフェイトは今日のジュエルシードの捜索は休止して、ミッドチルダに行って来るけど
アルフは、留守番な?」
アルフ「そっそんな~~~」
はやと「黙らんかい!!フェイトのケーキを食った罰や!!ここで大人しくまっときぃ!!」
アルフ「サーイエッサー!!」
さっきまで正座していたアルフは、直立不動の姿勢になり返事をした
はやと「よろしい。ほな、いこか~」
フェイト「うっうん・・・・・」
フェイトを引き連れて部屋を出る
はやと「バルディッシュは持った?」
フェイト「うん、此処にあるよ」
そういって手袋の甲にあるバルディッシュを見せてくる
はやと「それじゃ、座標補足と位置決定はランに任せた」
ラン「解りました、それじゃ転移しますよ!!」
身長約三十cmぐらいのランが、中原麻衣ボイスで思いっきり張り切っている
ラン「せーのせっい!!」
ランのその一言と共に足場に魔法陣が現れ、その一瞬後に転移してその場からいなくなった
目一杯に広がる光が収まると其処は森だった
はやと「ラン、ここは?」
ラン「此処はですね~、・・・・・ミッドチルダから少し離れたところにある森です」
はやと「そうなのか・・・・フェイトは元々はミッドチルダに住んでたのか?」
隣に立っているフェイトに聞く
フェイト「うん、時の庭園に来る前はミッドチルダに住んでたよ」
はやと「そうなのか・・・・・あのさフェイト、デバイスのパーツ売ってある場所わかるか?」
フェイト「デバイスのパーツ屋さん?それなら知ってるけど、今もあるかわからないよ?」
はやと「それでもいいよ。あれば御の字、無ければ探すだけさ。それじゃ案内してくれる?」
フェイト「うん、それじゃとりあえず街にいこう!!」
~~回想終了~~
とまぁこんな事があって今現在に至るわけです
え?ミッドの金?とりあえず換金所にいって換金してもらいました
はやと「頼むよ、マジで1500でお願い!!5000で買ったら残りのを買う金が消えちゃうんだよ!!
だから、お願い!!」
手をパンッと叩いてお願いする
店主「しょうがねぇな!!解ったよ1500で売ってやるよ!!」
こっちの願いが通ったのか、1500で売ってくれることに納得したようだ!!
はやと「有難う!!本当に有難う!!」
店主「ほらよ、拳銃型のインテリジェントデバイス作るんだろ?これも持ってけ」
そういうと、黒と白のデバイスパーツをくれた
はやと「本当にいいのか?」
店主「おうよ、その代わり絶対にいいデバイスを作れよ!!」
グッと親指を上に立ててこっちに向けてくる
はやと「おうよ!!」
こっちも親指を立てて向ける
はやと「それじゃ、ありがと!!」
店主「おうよ、また来るんだぞ!!」
そう言って店をでた
まだまだ続きます
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五章です
最初から見苦しい喧嘩が始まりますが、気にしないで見てください
それと、題名変えました