No.1136161

YSX-24RD/BE [ZELFIKAR/BladesEnd]

主任さん

◎機体解説
CC214年1月、戦線の停滞による月面側FAの更なる強化を危惧した地球防衛機構は第三次プラント攻略作戦を敢行した。それは単機の戦闘力を極限まで高めたFAによる中枢AIの破壊という、無謀とも言える決死の作戦であった。しかし、月面側の技術向上速度をその身で味わってきた防衛機構にとって、今後現れるかもしれない新たなNSGシリーズの脅威は到底許容出来るものでは無かった。例え成功率が低くとも、彼らには早急にこの戦いを終わらせなければならない理由があったのだ。
作戦には当時現存するFAの中でも特に秀でた機体であった“YSX-24RD/NE ゼルフィカール・ナイトエッジ”が選ばれた。この選抜の理由には機体性能の他に、戦線に多く配備されていた“JX-25F ジィダオ”とパーツにある程度の互換性があること、後述する“EXU-06 アーセナルアームズ”を装備するために機体の拡張性を損なう復元不可能な改造が施されていないことなどがあった。
全身の補修と多少の改良、EXU-06の搭載が完了した後に本機は十数程の随伴機と共に出撃した。これらの随伴機は世界各地にて様々な理由により製造された専属のパイロットを有する改造機体であり、月面の地表付近までYSX-24RD/BEを護衛する為に突撃隊へ組み込まれた。数多のエース達に見送られながら、本機はまさしく人類の剣先として最後の戦いに挑むのだった。
本項に記載する機体は以上に述べたYSX-24RD/BEとは異なり、EXU-06の開発と同時期に進められていた強化プランの一つである。その計画は兵士達の戦闘意欲上昇の為に外見を重視して開発されたYSX-24を、性能も含めて絶対的な象徴へと進化させようとする上層部の思想の中で生まれた。だが前線へとパーツ群を輸送していた最中、軌道上にて敵性FA部隊の襲撃を受け輸送隊は半壊、パーツ群の殆どと計画書が失われる結果となった。予備物資も存在していたが最終作戦には到着が間に合わず、本機は不完全な姿で身を投じることとなった。

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