全ての始まりは1991年、ソ連崩壊から始まった。
米ソ冷戦の終結によって多くの秘密組織が役目終えた。
そしてその中には表舞台には決して出ず、しかし世界各国に恐れられたあの組織の姿もあった。
その組織の名は・・・
「特殊諜報部改造部隊!!」
「これより諸君への処分を告げる!」
そこには10名程度のボロ布のようなマントで全身を覆った男達、そして銃を持った数十名の兵隊が男達を囲み指揮官らしき男が書を読み上げていた。
そんな中、男達はこんな会話をしていた。
「・・・どうなると思う?」
「わからん。
しかし我々の存在を外部へもらす事はできんだろう。」
「てことは・・・殺す気か?」
「かも知れないな・・・。」
「ならどうするいっそ先に殺っちまうか?」
男の一人が好戦的な笑みを浮かべ一人は黙る。
「どちらにしても私には彼らを傷つけることはできない、
私はそうゆう制約を受けている。」
「おめえのそれは絶対ってわけじゃねえだろうが、
破ろうと思えば破れんだろ?」
「否だ、俺はこの制約を破る気は毛頭無い。
たとえ己が命に係わるとしても・・・
俺が正義の柱である限り・・・。」
「口調もどってんぞ・・・。
まあいいさ、俺一人でもこいつら殺っておさらばするのになんの問題もねえ。」
男達が話していると一人の男が声をかけてくる。
「やめろ!」
「あ?」
「ん?」
「母なる祖国の采配に・・・
身を委ねようではないか・・・
同士!」
「チーフ・・・」
「ちっ!」
男の言葉に二人は黙る。
そして・・・司令官風の男が声を張り上げる。
「新政府中央は君達の存在自体を、
一切無かったことにすると決定した・・・よって!」
ガチャッ
周りの兵士が銃を構える。
男達の幾人かは殺気を出し臨戦態勢に入る。
そして・・・司令官から言葉が出る。
「これより先、当局は君達に一切関与しない!」
「「「「「は?」」」」」
殺気を出していた者達は何を言っているのかわからないという風である。
静観していた者達も呆気にとられている。
チーフと呼ばれた男のみ薄く笑みを浮かべている。
そして兵士達は一列になって行進し帰り始めた。
「ど、どういう事ですか!?」
一人の男が指揮官風の男の肩をつかむ。
男は答えた。
「つまり君達は自由だ!」
なんとも適当というかおおらかというかそのようなお国柄だったようだ。
しばらくして・・・
チーフ「おい若いの、若いの!」
男「はっ!」
呆然とたたずんでいた男にチーフと呼ばれた男が呼びかけていた。
男は今きずいた様である。
チーフ「みな思い思いに散ったぞ。
お前はどうする?
なんなら一緒に来るか?」
男「・・・ふぅ」
男はため息をついてフラリと立ち上がり海の方へと歩いていく。
チーフ「まさかお主!
・・・いや居場所の無い者は消えるべきなのかも知れんな・・・。
死ぬもまたよし。
しかし若者よきっとこの世のどこかにお主を必要としている者が必ずいる!
その者と会ってからでも死ぬのは遅くないと思うぞ!」
そんなチーフの言葉を聞いて男は歩きながらつぶやく。
男「・・・必要としている者?
本当にそんな奴がいるならば是非会ってみたいものだ・・・
もっともこの平和な世の中で私の力を必要とするものなど、
マフィアか政府か・・・まあろくな奴じゃないだろう。
こんな・・・首を跳ね飛ばすことしかできない私の力を必要とする者など・・・。」
もう海に腰の辺りまでつかっている。
そんな時、声をかけられた。
「いるとしたらどうする?」
後ろから声が聞こえた男は振り返る。
そこに居たのは見るからに怪しい黒いローブのような物をまとった男?
女かもしれないがとにかく怪しい。
男「誰だか知らんがその気は無い。
こんな世の中で私の力を欲するものなどロクな奴ではあるまい。
私は悪に加担するつもりは毛頭無い。」
男は答える。
すると黒装束は突然笑い出し言った。
黒装束「確かにこの世界ではあなたの存在は邪魔でしかない、
しかし他の世界ならばどうだろう?」
男「お前は何を言っているんだ?」
黒装束「仮に今この時、戦火に晒されている場所があるとしよう。
そこでは力のみがものをいい弱者は強者に虐げられる。
そこは正義が無く、悪が栄えるこの世の地獄、
そんな場があり、そこは別の世界、そしてそこへいますぐ
行くことができる、と言ったらどうだろう?」
男「そんなバカなことがあるわけが・・・
「ありえないなんてことはありえない」くっ・・・」
黒装束「私が聞きたいのはそんな事じゃあないんだよ。
そのような場があったとして君がいったいどうしたいのか?
私はそれが聞きたいんだ。さあどうするかね。」
男「私は・・・俺は・・・正義の柱だ。悪を断罪する唯それだけの存在。
もしそこが俺を受け入れるというのならば俺は行こう、悪を討つ、
その為だけに。」
黒装束「期待したのとは少し違うけど・・・
まあ向こうに行けば変わるかな?
では、おめでとう! 今 君は新たなる一歩を踏み出す。
外史への一歩を!」
黒装束が鏡をどこからか取り出す。
すると鏡から光があふれ出す。
男「なっなんだこの光は!
外史とはいったい!?」
黒装束「いけば解るよ、ただ注意してねー。
向こうは物騒だから最悪いきなり首切られちゃうかもよーw」
男「な、は はかったなーーーーーーーー!!!!!」
光が消えるするとそこに男の姿は無くあとには鏡をもった黒装束が一人
黒装束「がんばってね・・・これは彼女達の為でもあるけど
なにより君の為でもあるんだから・・・」
そして黒装束もいつのまにか消えあとには何も無く
ただやさしげな風が吹いていた。
今回、初投稿とゆうことになりました。
はっきりいって思いつきと勢いのみで書いたので
いまさらながらこの駄文をこれからも送り続けていいものかと不安です。
ぶっちゃけ伏線とか作っても回収できるかも解らない状況、
場合によっては止まったりするかもしれませんし、
だれの眼にもとまらないかも知れませんが暖かく見守ってください。
ところでオリキャラ主人公ってどうなんですか?
なんか風当たり強いみたいなんですけど・・・
まあ書いちゃったものはしょうがないんですけど・・・
名前だけでも北郷一刀にしようかな(名前考えるの面倒なんで)
まあとにかく次の投稿すら未定の若輩ですがよろしくお願いします。
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思いついた勢いだけで書く恋姫の作品なので見るに堪えないと思った方は「戻る」ボタンをおして見なかったことにしていただきたい。あと主人公がオリキャラです。