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No.1132807
みらくる☆さん
彼女は彼ら夫妻の本当の子供ではないということです 父親「い、いきなり何を言い出すのかね」 宗家「それはどういうことだい」 父親「そ、そうだ、根拠を示したまえ!」
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「…血液型です」 父親「ひっ」 彼の顔が一瞬で青ざめた 宗家「続けてもらえないだろうか」 「以前、何気ない会話ですが、彼女はA型だと言ってました しかし、ご両親は双方とも B型なのです」 宗家「B型からは、A型の子供は生まれない」 「はい」 宗家「不貞の子…だと言いたいのかね? 「それは彼に限ってはないと思います 彼は家庭を大事にしています そういった性格は、御当主の方がご存じでしょう」 宗家「そうだな とにかく深雪は実の子ではないと?」 「科学的な結果などは今はないですが おそらくは…」 父親「違う!何を言っているのかね あの子は私の可愛い娘だ、可愛い…」 それは公言でなく、まるで自分に言い聞かせるように 暗示をかけるような小さな声 だとしたら彼女はなぜ、この事を口にしないのか 隠す?いや、口外できない理由でもあるのか そこで向かいに座っていた叔父が立ち上がった 叔父「こうなったら、話すしかないな… 御存知の通り、こいつはお人好しなのだよ だからこそこの家とは縁もゆかりもない 知り合いの子供を引き取ったんだ そして育てた 自分の娘としてね 隠していたのは父の逆鱗を恐れてだ 兄の死のショックで、それを忘れようと父が海外で必死に仕事に励んでいたのも タイミングがよかった しかし所詮は他人、いずれはそれも明るみに出る 婚姻は、この家に入れるための、せめてもの親心だった 一緒になってしまえば、すなわちこの家の者なのだから」 父親の取り乱す姿を悲し気に見ながら叔父は俺を諭す しかし、本当にそうなのだろうか 1. 彼(叔父)の言っていることはおかしい 2. おかしい部分は特にない 3. これ以上、無関係な自分が立ち入る領域ではない +++ 数十年ぶりに誕生日プレゼントを頂けて…(´;ω;`)ウゥゥ ありがとうが一杯 作品において 商用目的での転載、加工 AI学習などへのすべての電子処理を禁止します Reproducing all or any part of the contents is prohibited.
2023-11-10 03:51:23 投稿 / 889×1000ピクセル
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彼女は彼ら夫妻の本当の子供ではないということです
父親「い、いきなり何を言い出すのかね」
宗家「それはどういうことだい」
父親「そ、そうだ、根拠を示したまえ!」
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