No.1119529

【獣機特警K-9IIG】大自然に包まれて【交流】

古淵工機さん

2023-04-30 07:23:54 投稿 / 全4ページ    総閲覧数:333   閲覧ユーザー数:316

さて、ラミナ自然保護区にやってきたラウル、グレイス、マリア、タカヤ、マリの五人。

 

「で、ここが宿舎になってるんです。見た目に反して結構広いし、のんびりくつろげるんですよ」

マイが五人をベースキャンプ内の宿舎を案内する。

「マリアちゃんとタカヤ君、マリちゃんはこのお部屋ね」

「あれ?そういえば署長たちのお部屋は?」

「ラウル署長のお部屋はこちらになります」

マイはラウルとグレイスを連れてもう一つの建物のほうへと向かう。

 

「何なのかしらあれ」

「ナディわかる。マイ、なにか企んでるぞ」

「……あーwww」

マイが何かを企んでいると思いニヤニヤし始める一同。

さてそんなマイは、ラウルとグレイスを連れて別の宿舎の前まで来た。

 

「はい!こちらです!!」

「ずいぶん広そうな宿舎だね」

「もしかしてここが私たちのお部屋?」

「その通り。大自然の中お二人だけで水入らずの時間をですね……じゃあ私はこれで」

そう言うとマイはまるでそそくさと逃げるように去っていった。

 

「あっマイちゃん……行っちゃった」

「でも、二人きりだなんて……なんだかロマンチックね」

「うーん、まぁそれもそうかw」

 

などと談笑していたところに今度はナディが走ってきた。

「あれ?ナディちゃん」

「一つ説明忘れてた。食事ベースキャンプでやる。みんな集まるナディたち楽しい!」

「まぁ、食事のときはね」

「それから紹介したい人たちいる。みんな出てこい!」

ナディの呼び声で、ぞろぞろ出てきたのはANCFの自然保護官たち。

 

「まずはナディのトモダチ!シンディだ!元々野生のトラだったがナディたちと同じ身体なった」

「どうもー!この辺りのことなら何でも聞いてよ。野生パワーで解決してあげるね!」

「次はヴィオラだ。空飛べる」

「あ、よろしくお願いします」

「それからネルソンだ。ジュードー強い。あとメシも上手」

「ラウル署長、グレイス副署長、どうぞよろしく。今夜はカレーをご馳走しますよ」

「そしてミランシャタイチョーだ!ラウルショチョーたちも知ってるよな!」

「お久しぶりです。一週間ゆっくりなさってください」

「いえ、こちらこそよろしくお願いしますミランシャさん」

「きっと楽しい夕食になりますね」

 

和気藹々としていたところに、後ろから話し声が聞こえてくる。

「こらベルタ、あんまりはしゃいじゃだめだぞ」

「だって動物さんたちに早く会いたいんだもーん」

勢いよく走ってきたのはベルタ。それに続く8人の影……。

 

「……あ、これはラウル署長にグレイス副署長。お久しぶり」

「K-9隊のクオンさんか。今日はどうしてここに?」

「実はK-9隊の特別研修という名目で自然保護区に滞在することになったんだ」

 

「たまには大自然の中で羽を伸ばしてこいってエルザ署長が言ってたのでw」

「もし不審な点があったらANCFのメンバーはもとより、俺たちにも声かけてくれよ」

「そうそう!困ったときはお互いさまってね」

イシス、ジョニー、ミライの三人。

さらにその後ろではソウとナタリアがサファリデートの真っ最中。

タツヤもなぜか恋人のレイナを連れてデートの真っ最中だった。

 

「まったく、見せつけてくれるわねw」

ミランシャが苦笑する。

「ああ、今週の食事は賑やかになりそうだなァ。じゃあ買い出し行ってきます」

ネルソンはそう言うと車に乗り込み、食材の買い出しに出かける。

 

「まぁこうして会ったのもなにかの縁だ。お互い楽しもうじゃないか」

「じゃあこれから一週間、改めてよろしく!」

クオンとラウルはがっちりと固い握手を交わした。

 

自然保護区に夕陽が沈む。

大自然の中、一週間の楽しいひと時が始まるのであった。


 
このエントリーをはてなブックマークに追加
 
 
2
1

コメントの閲覧と書き込みにはログインが必要です。

この作品について報告する

追加するフォルダを選択