ーーーーーそれは、ある可能性の世界で起きた出来事。

・・・・・・いつもの退屈な日常の繰り返し、悪友と一緒に賭けチェスをする日々。

・・・・・・その帰り道に出くわした事故現場。

・・・・・・事故を起こした車に駆け寄らず、誰も助けようとしない光景を見て駆け出すルルーシュ。

・・・・・・突如、走り出す車。

・・・・・・見覚えがある赤い髪の少女。

・・・・・・ブリタニアの兵士となった嘗ての親友である枢木スザクとの再会。

・・・・・・猛毒ガス兵器である筈の中から現れた謎の少女C.C.との邂逅。

・・・・・・ブリタニア軍の命令に逆らい背後から撃たれ、倒れるスザク。

・・・・・・目まぐるしく流れる一連の流れの中でルルーシュは困惑しながらも必死に助かる方法と道を模索する。

ーーーーーしかし、運命は残酷だった。

・・・・・・ルルーシュとC.C.を追って現れたブリタニア軍の親衛隊。

・・・・・・ルルーシュを守るために自ら凶弾に撃たれ倒れるC.C.

・・・・・・自身に向けられる銃口を前に、ルルーシュは目の前の現実に対して怒りをあらわにする。

ーーーーーそして・・・・・

・・・・・・・王の力はお前を孤独にする。

・・・・・・・その覚悟があるのならばーーーーー

・・・・・・ブリタニアの少年、ルルーシュは力(ギアス)を求めた。

ーーーーーいいだろう、結ぶぞ！　その契約！？

ーーーーー今此処に、契約はなされた。

ーーーーーしかし・・・・・

ーーーーーこれから始まる物語は、全くの別の道を辿っていく。

「・・・・・C.C.」

「なんだ、ルルーシュ？」

「・・・・・これは、一体どういう事だ？」

自分の身長よりも低い筈のC.C.を「見下ろす」のではなく、何故か『見上げ』ている事にルルーシュはC.C.に理由を問う。

ーーーーーそう。

「・・・・・てへぺろ(・ω<)」

ーーーーー何故か、ルルーシュは騎士ガンダムゼロリベリオンの姿になっていたのだった。

「C.C.ーーーーーー！！！！！！！！」

ルルーシュの叫び声が、工場内に響くのだった。

ーーーー次回に続く。