No.1055227

前メイド長”シンシ”6

咲夜が活躍する物語。
レミリアの予知能力が働く話。

2021-02-24 09:02:38 投稿 / 全1ページ    総閲覧数:549   閲覧ユーザー数:549

紅魔館は完全に封鎖されていた。

咲夜お得意の瞬間移動でも、結界を抜ける事は出来なかった。

そう、紅魔館全体が結界で封鎖されていたのである。

いくら攻撃を加えていても、解けない為、一旦中断して、集まった。

「出れないわね。」

 

「漫画みたいに、攻撃すれば良いって訳じゃないみたいだね。」

 

「どうでしょう?地下に潜るというのは?」

 

「良い案ね。」

 

その時、ラジオが奇怪音を立て始めた。

 

「ザー、ザー、こちら、藍。聞こえているか?」

 

ラジオは今は亡きパチュリーが改造して、「死んでないから。」通信を出来る様にしてあったのだ。

 

「パチュリー。ようやく目が覚めたのね?」

 

「ばらすと、二重に視覚攻撃を食らった訳ね。咲夜の代わりに視覚攻撃をうけたのね。だから、今まで失神していた訳。そういう魔法があるのよ。」

 

”フランドール”ようやく、咲夜は怪物の名前を思い出す。

 

「フランドール伝説という物語を知っているわね?その”フランドール”よ。」

 

パチュリーが喋った後、藍が喋り出す。

 

「もう良いか?紫様が倒れられてしまった。今は意識がない状態だ。結界はそちらで何とかして欲しいんだが・・・・・。」

 

「分かった。」

 

地下に行こうという案を受け入れたレミリアが朗々と答える。

 

「じゃあ、また。切るぞ。」

 

切って繋げる。つまり、レミリアは前メイド長であるシンシに繋げる事にした。

 

「シンシ、シンシ?レミリアよ。」

 

「お久しぶりでございます。」

 

「3年は経っているわね。」

 

咲夜は懐かしさを感じていた。

 

「咲夜です。シンシお疲れ様です。フランドール事変の事なのですが・・・・・・。」

 

「今調べている所よ。来るかしら?」

 

「行きます。」

 

 

こうして、地下行きが決定したのだった。


 
このエントリーをはてなブックマークに追加
 
 
0
0

コメントの閲覧と書き込みにはログインが必要です。

この作品について報告する

追加するフォルダを選択