No.1050073

幻想郷のジャハンナム 第四話「宣教のあらまし」

ジャハンナム(地獄)の一部が幻想入りするお話。

2020-12-31 20:14:58 投稿 / 全1ページ    総閲覧数:430   閲覧ユーザー数:430

十六夜咲夜の宣教

博麗神社に向った咲夜は、神社を訪ねて、戸を叩いた。

 

「何よ。誰?」

 

幼き巫女が応対した。幼き日の霊夢である。

 

「客よ客。」

 

「そう。どうぞ。」

 

中に案内してもらった、咲夜(黒づくめのスーツを着ている。お下げをたらして、普通の髪型である。)はさっそく、切り出す。

 

「ジャハンナムから来た咲夜よ。」

 

「そう、そうなの。」

 

一通り話を聞いて、霊夢はずいっと顔を近づける。

 

「でもね。巫女なのよ。私は。唯一の神様も結構だけど、うちの祭神がそれをゆるさない。」

 

「名前は?」

 

「不明よ、不明。」

 

「それならば、御神(みかみ)神社に改名しなさい。」

 

「御神って何よ。」

 

「天の神よ。」

 

「高天原の事?」

 

「いいえ。いつも、人々を見ている神の事よ。」

 

「そうなの?」

 

「ともかく、ジャハンナムに行く様な事はやめて、回心しなさい。」

 

「まあ、いいわ。でも博麗神社は博麗よ。」

 

「まあ、好きにすると良いわ。」

 

こうして、話し合いは終わった。

 

唯一の神様を祀る様に説得出来たのだ。


 
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