No.1035292

【獣機特警K-9IIG】激突!三つ巴!?(遭遇篇)【戦闘】

古淵工機さん

2020-07-12 15:23:17 投稿 / 全6ページ    総閲覧数:871   閲覧ユーザー数:856

リンクス・バレー郊外…。

そこでまた新たな事件が起きようとしていた!!

…突如として武器の製造工場が襲撃され、瞬く間に占領されたのである。

 

それだけではない。

ブラッドファミリーの構成員がたまり場にしていたパブにも黒服の集団が押し寄せ、

激しい銃撃戦の末にパブも制圧されてしまったのだ。

 

ブラッドファミリーアジト。

「…スレイ、どうやら悪い予感は当たったみたいだぜ」

「あぁ、薄々感づいちゃいたがゴクセイカイの生き残りどもか…!」

末端から入った報告を聞いたヅレイは不機嫌に悪態をつく。

 

「ヤツらガチで俺らに喧嘩吹っかけてきやがって…」

「どうする?」

「どうするってモンド、決まってンだろが。…今度こそ息の根止めてやる。カチコミに行くぞ」

スレイとモンドはすぐに身支度を整えると、リンクス・バレーへ向けて出発したのだった。

さて、件のリンクス・バレーには事件の一報を聞きつけたK-9隊の4人が到着していた。

 

「…見事に人通りが少ないっすね…」

「あれだけの抗争だ。ヘタに出歩けば巻き込まれるからね」

 

リンクス・バレー市内は度重なる抗争のため、通りを歩く市民の姿はほとんどない。

捜査のため中心市街地を歩いていると、遠くで爆発音が聞こえた。

 

「隊長!あれは…!!」

「急ぐぞ!!」

 

爆破されたのは市内にあった小さなバーガーショップである。

このバーガーショップもブラッドファミリーの資金源だったのだが、

ゴクセイカイ残党によって爆破されたのである。

 

「…警察だ!おまえらそこで何してる!!」

その頃、ゴクセイカイ残党の氷雨たちは現場近くにいた。

「…お嬢、あれは!?」

「……もうサツが嗅ぎつけてきたみたいだねェ…いずれにせよ邪魔だ。厄介ごとにならないうちに始末するしかないね」

 

同じころ、現場入りしていたスレイとモンド…。

「…チッ、よりによってK-9隊の連中が嗅ぎつけてきやがったか」

「一番見つかりたくない相手に見つかっちゃったもんだ…どうするよスレイ?」

「そーだなァ……奴らを放っておくと邪魔になるからな。モンド、遊んでやれ」

 

そして、捜査を進めていたK-9隊とゴクセイカイ残党は鉢合わせになった。

「…隊長、あれは!?」

「氷雨・キクガオカか!?」

「やれやれ、もう嗅ぎつけてくるとはね…相変わらず駆けつけるのが早い奴らだ…。

 悪いがあたいらの邪魔すんならあんたたちもタダじゃおかないよ。…お前たち!!」

「へいっ!!」

数人のヤグザがクオンたちにとびかかろうとしたその時だった。

 

Fahr zur hölle(地獄に落ちな)!!」

「ぎゃぁっ!?」

電磁クローがヤグザたちを掠める!モンドだ!!

騒ぎを聞きつけてブラッドファミリーが乗り込んできたのである!!

 

「へぇ…わざわざ向こうから出てくるなんて驚いたね」

氷雨は目の前にいた黒影の主…スレイを一瞥しながら言う。

 

「ほぉ…もしやとは思ったがやっぱりてめえらか…。オレらのシマで好き勝手やりやがって」

「フン、いつからここがあんたらのシマだって決まったんだい?」

「うるせえ!落とし前はつけさせてもらうぞ!!テメエさえ殺ればゴクセイカイは今度こそ終わりだ!」

すると、対立する両者に、クオンが食って掛かる。

「…残念だがそうはさせない。ここで一堂に会したのがお前たちの運の尽きだ。まとめて逮捕してやる!!いくぞみんな!!」

「「「おうっ!!」」」

すぐさま臨戦態勢に入るK-9隊。

 

「…と、テメエらをぶっ潰す前に先に片付けなきゃならねえやつらがいたのを忘れてたぜ」

スレイは手のひらからプラズマソードを展開する。

「…こればっかりは仕方ないね。一時休戦だ…まずはこの邪魔な犬どもを片付けるとするさね」

氷雨も携えていたソニックカタナを抜き放ち戦闘態勢に入る。

 

「覚悟しなK-9隊!」

「まずはあんたたちからカタナの錆にしてやるよ!!」

 

ついに起きてしまった大衝突!果たして事件の行方はいかに!?

次回!収束篇!!

 


 
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