No.1035137 【獣機特警K-9IIG】激突!三つ巴!?(事件篇)【交流】古淵工機さん
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2020-07-10 23:44:18 投稿 / 全4ページ 総閲覧数:882 閲覧ユーザー数:860 |
惑星ファンガルド、とある山間部にある地方都市リンクス・バレー…。
この街はずれにある山間部に小さな醸造所があった。
どうやら酒を造っているようだが、看板らしきものも見当たらない。
そこから出てきたのは何やら黒服の一団…。
「…うまくいきましたぜ、お嬢」
黒服の男の一人が、なにやら電話で話している。
『ご苦労だった。そのまま撤収しな』
「へい」
黒服の一味が去った数分後。
醸造所の内部で突如爆発が起きた!!
中で働いていたと思しき人が爆風で飛ばされていく。
一体何があったのか!?
その頃、ブラッドファミリーのアジト。
「リンクス・バレーの醸造所が爆破されただァ!?何やってやがンだ!!」
電話口で怒鳴り散らすのはブラッドファミリーの首領、スレイ・ブラッド。
「まァいい、お仕置きは後だ…とりあえず生き残ってそうな奴全員かき集めろ!いいな!!」
そこに、スレイの相棒であるモンド・ユーベルが入ってきた。
「ずいぶん荒れてるじゃんか。…ま、おおかた察しはつくけどね」
「ああ、そのまさかだ…オレらの資金源に手ェ出すたぁフザケた真似しやがって」
「しかし爆弾を仕掛けたのは誰だ?」
「少なくとも
一方…。
「さて、これであの邪魔っけな醸造所が潰れたワケさね」
「へい。これであの一帯におけるブラッドファミリーの影響力は下がるってワケでさぁ」
黒服の男が、和服を着たテラナータイプのロボットの女と話している。
…ここはゴクセイカイ残党のアジトである。
黒服の男が話しているのは氷雨・キクガオカその人であった。
「だけどあの一帯を牛耳るにはまだまだこんなモンじゃ足りないよ?」
「おっしゃる通りでさ、お嬢。…さて、お前ら聞いたな」
「へい!!!」
「…よし。行け」
こうしてゴクセイカイ残党のヤグザたちが、またリンクス・バレー周辺に向けて送り込まれるのだった。
さて事件の一報はプラネット本部を介してラミナ警察署にも伝わっていた。
大会議室では署長エルザ・アインリヒトがK-9隊の九重久遠、イシス・ミツザワ、ジョナサン・ボーイング、筑波未来を集めていた。
「…ということで以上が事件の概要だ」
「あの醸造所、確か届け出のない『モグリ』でしたよね」
「そうだ。しかもあの醸造所はブラッドファミリーとの関与が疑われていてな。我々もマークしていたのだが…」
「だけど、今回爆破されっちまったんならもう監視対象では…」
「残念だがジョニー、そういうわけにはいかないのが実情だ。…この手の事件はブラッドファミリーと対立勢力の抗争が疑われる可能性がある」
「…対立勢力…というと、ゴクセイカイ残党とか…?」
「鋭いな、イシス。いずれにせよ抗争が大規模化すれば一般市民にも被害が出かねん。…諸君、直ちにリンクス・バレーへ急行してくれ」
「「「「了解!!」」」」
かくしてナインキャリアーは四人を乗せてリンクス・バレーに向けて出動した。
怒りに燃えるスレイ、静かなる野望を抱く氷雨、そしてそれを阻止せんとするK-9隊!
果たして事件はどう動くのか!?
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たまには氷雨さんたちのことも思い出してあげてください。
■出演
スレイ:https://www.tinami.com/view/553585
モンド:https://www.tinami.com/view/554565
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