No.102520

真・恋姫無双呉ルート(無印関羽エンド後)第十一話

海皇さん

 ようやく十一話、投稿完了いたしました。
 ・・・とはいってもまだほとんど進んでいないんですが・・・。
 今回諸葛瑾の真名が判明します。

2009-10-22 16:24:09 投稿 / 全10ページ    総閲覧数:16260   閲覧ユーザー数:11897

 「お姉さま!どういうことなのですか!この男が私達のお、夫となる人間というのは!!」

 

 「そうです!蓮華様をこのような軟弱そうな男に嫁がせるなど、いくら雪蓮様でもお戯れが過ぎますぞ!!」

 

 「わ、私が・・・妻・・・ぽツ///」

 

 「そ、そんな、つ、妻だなんて、ま、まだあったばかりなのに、はわわわわ/////」

 

 「ご主人様!!またですか!?またなのですか?!

 どうしてそんなに手が早いのですか!!?

 ほ、本当に私では物足りないのですか!!!???」

 

 いきなりの雪蓮の夫発言に蓮華と思春が雪蓮に食って掛かり、忍者風の女の子と諸葛瑾さんは顔を真っ赤にして恥ずかしがっていた。

 そして愛紗は顔を真っ赤にして俺につかみかかってゆっさゆっさとゆさぶってくる。

 

ってなんで愛紗まで!?なんで俺!?種馬発言したの雪蓮じゃん!!

  「まあまあ四人とも落ち着きなさいって。

 関平もあまりやきもち焼きすぎると、一刀に嫌われちゃうわよ~」

 

と、唐突に雪蓮がそんなことを言ってくる。

 

 「なっ・・・そ、そんな・・・本当なのです、か・・・ご主人様・・・」

 

 愛紗が怒った顔から一変、今にも泣き出しそうな顔になった。

 

 「大丈夫だって、関平。俺は何があっても関平を捨てたりしないから」

 

 と、俺は愛紗の頭を撫でながら慰める。

 

 「ご、ご主人さまあ・・・・////」

 すると、愛紗は嬉しそうに俺に擦り寄ってくる。

 ああ、もう、かわいいな!!

 

 「あ~熱いわね~二人とも♪」

 

 「お前たち・・・、今行軍中なんだがな・・・」

 

 「まあまあ冥琳、仲良きことは美しき、ですよ♪」

 

 「まあ、押し倒しておらんのじゃからこれぐらいよいではないか」

 

 「あはははは~、お二人とも大胆ですね~♪」

 

と、雪蓮達の声がしたので愛紗と一緒にそちらを向くと、

 

そこには面白そうにこちらを見る雪蓮と祭さんと穏、

 

あらあらといいながら笑っている六花さん、

 

呆れ果てたような顔をした冥琳、

 

そして顔を真っ赤にしてこちらを見る孫権達(甘寧除く)がいた。

  「あ、あわわわわ/////」

 

 愛紗は恥ずかしがって俺から離れた。む~、残念。

 

 「・・・・はっ!そ、そんなことよりお姉様!私たちがこの者の妻になるという話ですが・・」

 

 我に返った孫権が雪蓮を再び問いただした。

 

 「言葉通りの意味よ。あなた達に一刀の妻になってもらうってこと。

 天の御使いの血を孫呉に入れられれば大きな力になるでしょ?

 ついでに評判になるし♪」

 

 「まあもっとも、今北郷は関平に夢中ですからね。

 それに無理矢理はしないということにしてますから、

 少なくとも今すぐ北郷の妻になるということは無いでしょう」

 

 孫権の質問に対して雪蓮と冥琳が答える。

 まあ俺は女の子を無理矢理犯す気は無い。

 実際前の世界でも女の子との関係はお互い了承の上でやっていた・・・はず・・・だ。

 

 「まああなたが本気で嫌だって言うなら、無理はさせないわ。

 私だって嫌な男に抱かれたくないし」

 

 「お姉様・・・」

 

 姉の言葉に孫権は落ち着いたようだ。

 それを見て俺は愛紗と一緒に孫権たちに近づいた。

 

 「それじゃあ改めて、俺の名前は北郷一刀、真名は無い。

 これからよろしく頼むよ、孫権」

 

 俺は笑顔で孫権にあいさつをした。

 

 「あ、う、うむ、姓は孫、名は権、字は仲謀、先程はすまなかった

 このとおり謝罪しよう」

 

 「いいって、俺は気にしてないし」

 

 そう俺が言っても孫権は俺に頭を下げてくる。

 前の外史と同じく律儀な性格のようだ。

 

 「私の名は関平、真名はありません。天の御使いたる北郷一刀様に仕えております。

 先程の暴言、私も言い過ぎました。申し訳ありません」

 

 愛紗も続いて自己紹介し、孫権に怒鳴りつけたことを詫びた。

 こっちも結構律儀だな・・。

 「私の名は甘寧、字は興覇だ」

 

 「あっ、あの・・・周泰、字を幼平と申します、よろしくお願いします!」

 

 「私の姓は諸葛、名は瑾、字を子喩と申します、以後よろしくお願いします」

 

 そして甘寧、忍者風の子、諸葛瑾さんと次々と名乗る。

 忍者風の子は周泰だったか。

 

 正史では体中に傷を負って孫権を守った忠臣として知られてるけど、

 なるほど、まじめそうな子だな。

 

 「ああ、みんな、これからよろしく頼むよ」

 

 俺はそう返して4人に向かって頭を下げた。愛紗もそれに習って頭を下げる。 

 

 「「「「!!??」」」」

 

 それを見た四人はなぜか驚いたような顔をした。

 

 「あれ?どうしたの?」

 

 「我々が何かおかしなことでも?」

 

 俺達が聞き返すと

 

 「おそらく天の御使いだからもっと尊大な態度だとか考えたんじゃないの~」

 

 「それに天の御使いとそれに仕える天将ですから自分達より立場が上、そんな人物が自分たちに頭を下げたのですから驚いたのでしょうね」

 

 と、雪蓮と六花さんが俺達の疑問に答えてくれる。

 

 「これから一緒に戦うんだから頭を下げるくらい当たり前だろ?」

 

 「私もご主人様と同じです。私達とともに戦う仲間には、それなりの誠意を見せるのが礼儀ですから」

 

 俺と愛紗がそう答えると孫権と甘寧は驚いて目を見開き、周泰さんと諸葛瑾さんは恐れ多いのか慌てていた。

 

 「・・・私の真名は蓮華だ。お前たちに真名を預けよう」

 

 「真名を?よろしいのですか?」

 

 蓮華の言葉に愛紗は驚きながらそう尋ねた。俺も真名を預けるってことがどれだけ重要なことかよく分かってるから彼女の言葉には驚きが隠せなかった。

 

 「かまわん。姉様達が認めておられるのだ。それに、そちらが誠意を見せたのならば私も誠意を見せねばなるまい」

 

 う~ん、これは俺達を信用してくれたってことかな?

 

 「そっか、ありがとう、蓮華」

 

 「///れ、礼などいらん!いいか!あくまで姉様が認めたから私も真名を預けたのだ!

 わ、私はお前達をまだ信用したわけではない!!」

 

 と、蓮華は顔を赤くしながら言った。

 やれやれ、向こうでも最初はこんな感じだったっけ・・。

 

 

  「蓮華様が名乗ったのなら・・・。私の真名は思春だ」

 

 「わ、私も真名をお預けします!真名は明命です!」

 

 「では私も。私の真名は藍里です。よろしくお願いしますね、御使い様、天将様」

 

 蓮華が名乗ったため、甘寧、周泰さん、諸葛瑾さんも真名を預けてくれる。

 思春はまあ予想通りだったけど、二人まで預けてくれるとは思わなかったな。

 

 「ああ、三人ともよろしく。後俺のことは名前で呼んでよ。どうもその御使い様っていうのは恥ずかしくてさ・・・」

 

 「私もできれば名前で呼んでいただきたい。天将様というのは少々こそばゆくてな・・・」

 

 俺と愛紗は四人にそう頼んだ。やっぱり面と向かって御使い様と呼ばれるのは恥ずかしいし、俺の性に合わない。

 

 「は、はい!分かりました一刀様!関平様!」

 

 「では、一刀様、関平様と呼ばせていただきますわ」

 

 一刀様、か・・。ま、いいか。蓮華と思春からは返事はなかったけど。

 「さて、お互い自己紹介も終わったみたいだし、部隊を再編した後目的地に向かいましょうか」

 

 「ああ、・・・興覇、幼平は祭殿の部隊に、蓮華様は後方の護衛、遊軍として待機をしていて下さい。祭殿の部隊は中央、六花様の部隊は先鋒をお願いいたします。雪蓮、北郷、関平は後方中央で」

 

 「ええ~、私、先鋒がいい~」

 

 冥琳が軍の編成を指示すると、雪蓮が不満そうな声を上げる。

 

 「お前を先鋒にしたら真っ先に突撃するだろうが。却下だ」

 

 「え~、ぶ~ぶ~」

 

 冥琳の言葉に雪蓮は不満そうな声を上げる。

 

 ・・・まあとにかく部署割が決まった俺たちは部隊を再編成して、一刻後に黄巾党の本拠地に向けて進軍を再開したのだった。

 

 

 あとがき

 

 ・・・全く進んでない・・・。自分で言うのも何ですが、私って文章力無いですね・・・。

 

 まあそれはともかく、今回蓮華が一刀達に真名を預けました。

 

 蓮華はもっと後なのですが、私の文章力のなさで・・・。

 

 ちなみに諸葛瑾の真名は仮面ライダー電王の野上愛理の漢字を変えたものです。

 

 


 
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