-学校祭はまだ続く-

うちの学際の名物として合唱部の発表会がある

それを見に多くの大人も集まる

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真面目な発表会に、場違いなうさぎの格好。
ピアノの前に立つメイを見た大人達がざわついた

（こりゃまずいかな？）
そう思った俺の懸念は、彼女が演奏を始めると
杞憂に変わった

ざわつきが消え、みな静かに聞き入る
彼女はそれほどまでの奏者だった

物怖じしないで、丁寧に奏でる彼女の姿にも
驚いたけど、それは彼女が場数を踏んでいる証拠なのだろう

合唱よりもむしろ、メイの演奏が際立った形で終了した
もちろん大成功に終わって

拍手を貰って
メイが幕の袖に引っ込むと、生徒たちが彼女に殺到する
女生徒「すみません、合唱部に入りませんか？」
男生徒「軽音部だけど、興味は無い？」
どちらもやんわり断るが、その後もいろんな生徒が
彼女に感謝し、お礼を述べていく


生徒「新聞部ですが、１つだけお話を聞かせてください
どうして演奏を手助けしようと思ったんですか？」

メイ「私は、いろんな方に支えられ、助けていただきましたわ
困っている方を助けるのに、理由は要りませんでしょう？」

照れながらメイがそう言うと、周りもぱぁっと明るい雰囲気になった
学校祭終了後も、彼女の人気はしばらく続くことになるのである


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学校祭もっと間を取ってやればよかったですね
なんかささっと終わってしまいました

作品は以下の皆様のご支援で成り立っております
有難うございます

ねこ鞠　様
Gonzou　様
hybrid-jp　様

ばべる　様
hana　様
ryuga　様

毘沙門天　様
dokujyu 様
Yokke 様

蛙の子は蛙&ニョロトノさん
カケル 様