前書き:
霊夢は栫家を征伐した。しかし、新家については、全く手を出さなかった。(新生命を除く)
前回の件(天津帝国の領土拡張)とは無関係だと分かったからである。
だが、博麗神社に入った情報によると、神の子とされるのは、栫蓮力ともう一人。新聖力である事が分かった。
神の子などと、名乗られて黙っていられるほど、霊夢は聖人ではない。
神の子というのが一体どういう人物なのか?それを見に行く霊夢だった。
本文:
霊夢は神社の奥にあるという新家を目指す。
”過案神社”と掲げられた鳥居をくぐり、ひとまずは本殿を目指す。
新家の人間だろう、なぜか幼い少女達の弾幕が霊夢を襲う。
それらの少女達を倒して、霊夢は本殿へと進む。
蓮力が出てくる。
「とりあえず、神社で暴れないで欲しい。」
「私は己が身を守っただけよ。」
「聖カに用があるようだけれど、私が相手になるわ。」
「あなたは神の子を名乗っているようだけれど、神の子って証拠はあるの?」
「私は悪魔の子。私達を祭り上げている人達がいるだけよ。栫家の人間も新家の人間もね・・・。」
「悪魔なら、遠慮はいらないわね?」
「悪魔の子は悪魔。その論理はおかしいけれど、良い論理ね。」
「神様の力を知って、詫びをしなさい!」
~いつもの弾幕シーン~
新家に入る霊夢。
新家は過案神社の本殿の後ろから大きな屋敷が建っている。
無論、新家の抵抗が待っている。
その抵抗を一つ残らず黙らせて、その奥の玉座へとたどり着く。
新聖力がいる。
「蓮力は失敗したみたいね。」
「あなたが新聖力ね?」
「そう言うあなたは博麗霊夢、巫女ね?」
「真似のつもり?」
「蓮力がそっちの教会に行ったみたいね。(無視)」
「神社の事?それなら神社で良いわよ。」
「そっちの教会って、献金をして礼なんかしたりする場所ね?」
「献金?お賽銭の事ね?」
「教会って会のはずなのに、そっちでは全く会わなくても良いらしいわね。」
「教会じゃないって。」
「神様に奉っている場所だから教会で良いじゃないの。」
「神様”を”奉っている場所だから神社よ。」
「どうやら、私達相容れないみたいね。」
「ところで、あなたは神の子を名乗っているの?」
「私は悪魔の子。蓮カも同じ事を言っていたんじゃないかしら?」
「ちなみに、どんな悪魔?」
「大悪魔ター・ラー。蓮カはアッ・シャヰターンの子らしいわ。」
「悪魔なんて迷信よ。」
「戦ってから言ってよ。」
「それなら、私自身の意志であなたを倒すわ。」
~いつもの弾幕シーン~
「私の勝ちよ。」
「私の負けよ。」
「あなたは負けたから、悪魔の子なんて辞めて人間として生きるのよ。」
「あなたは勝ったんだから、人の事なんて気にしない、真っ当な人間として生きて。」
「つまり、拒否ね。」
「拒否権くらいあるかしら?」
「まあ、いいわ。・・・ちなみに、あなた歳はいくつ?」
「13歳。もうこれ以上は成長しないみたい。」
「もう一人の方は?」
「14歳。蓮カももう成長しないみたいね。」
「・・・そう。難儀な体ね。」
「便利な体だと思うけれど。寝なくても良いし。」
「自分の体を便利だと思うの?まるで悪魔の申し子ね。」
「エグザクトリー!まあ、悪魔の子だから。」
「それなら帰るわよ。」
「また、催し物も用意するから。」
「あなた懲りないの?」
「私の意志とは関係ないからね。私のせいじゃない。」
「そう。・・・さようなら。」
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栫家と新家、二つの家が天津(あまつ)帝国を名乗った。
代々、両家は過案神社を中心に過去には人間を含めた幻想郷全体に暴虐を働いていた。
(妖怪の山が閉鎖的なのはそういった事情からである。(二次創作))
今では、人間の里とは商売関係にあり、妖怪に対して暴虐を働いている。
霊夢はそんな事情から、この両家の人間達を懲らしめに動くのだった。
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