No.976135

がくえんっ!#3

赤城まやさん

夏休みになり、海へ遊びに行った6人。
長山と鳥海が海で泳いでる間、生駒は…

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2018-12-09 09:57:27 投稿 / 全2ページ    総閲覧数:806   閲覧ユーザー数:804

「ねぇねぇ、長山~」

鳥海は長山の肩をつつく。

「なに?鳥海。」

「海行こうよ!海!」

「いいけど…海まで結構遠いぞ…」

「そうだね…あっ!」

鳥海が何かを思い出したのか、スマートフォンを手にとる。

「どうしたんだ?」

「熊野ちゃんが海の近くに別荘があるって言ってた気がする…」

「そうなんだ、その別荘ってやつはどこにあるんだ?」

「別荘って人じゃないよ。」

「それは知ってるぞ。別荘の場所のことだ。」

「あぁ、そっちね…うーん…本人に聞いてみないとわからない…」

「出校日の時に聞いてみるか。」

「うん!」

 

出校日当日。

「ねぇねぇ、熊野ちゃん!」

「なぁに?鳥海ちゃん。」

「熊野ちゃんに一つお願いしたいことがあるんだけど…」

「どうしたの~?」

熊野は首を傾げる。

「熊野ちゃんの別荘にいきたいの…」

「いいけど、何するの…」

「海に行きたいの…!」

「倉城海岸じゃダメなの…?」

「倉城海岸…遠いし、人が多いんだよね…」

「そうなんだ…ならいいよ。海も近いし!」

「本当!?ありがとう!」

鳥海は飛び跳ねながら喜んだ。

 

別荘旅行当日。

外は37℃と、むしむしと蒸し暑い。

風もなく、太陽の突き刺さった光と暑さが、鳥海の体に当たる。

「あっつい…」

「そうだな…暑いな…」

「ここまで暑いと、溶けちゃいそう…」

「そうだな…」

「お待たせ~」

熊野が六輪のマークでお馴染みの高級車から登場してきた。

「しかし、暑いね…」

「うん…暑い…」

「車の中、涼しいから入って~」

「お邪魔します!」

高級車を見たことがない鳥海と長山は、少し緊張した顔をしている。

「あっ、鳥海ちゃんと長山ちゃん。おはよう~」

福田はのんびりとした口調で話しかける。

「あっ、おはよう~福田ちゃん!」

「おはよう、福田。」

「あっ!」

鳥海はカバンの中から、水着を取り出す。

「えへへ…!新しい水着!福田ちゃんはどんな水着を着るの~」

「わ、私は…別荘についてからのお楽しみ…」

その後、生駒と霧島を乗せて、別荘へと向かった。

「着いたよ~」

「きれいな海だね~」

「おーい鳥海。荷物運ぶぞ~」

「はーい」

鳥海たちは熊野の別荘に荷物を運んだ。

 

「ねぇねぇ、熊野ちゃん!」

「どうしたの?」

「水着に着替えてもいい?」

「うん、いいよ。」

「更衣室は…?」

「ないから、部屋で着替えてね」

「うん!」

みんなは部屋で水着に着替える。

「どう?私の水着…似合うかな…?」

鳥海は長山の前に立つ。

「うん、似合うと思うぞ。」

「ありがとう!」

2人は福田の方に目を向ける。

「福田ちゃん…すごいね…」

「うん、むちむちだな…」

「ん?どうしたの?」

福田が歩み寄る。

「か、可愛い水着だね。」

「そうだな、福田らしい。いい水着だな。」

「えへへ…ありがとう…少し出しすぎちゃったかな。」

「私なんて、ほぼ裸だよ」

「それはいいすぎだろ。」

「そうかな~」

3人が談笑していると…

ぐりゅぅぅぅぅぅ…ぐりゅぅぅぅぅぅ…

福田のお腹が鳴る。

「うぅ…お腹空いちゃった…何か食べよっと。」

福田はお菓子を食べようとカバンの方へ向かう。

歩くたび、全身の贅肉が揺れる。

「後ろ姿もすごいね…」

「そうだな、ていうか、また太ったな。」

「だよね…たぶん、70㎏くらいあると思う。」

「それ、本人に言うなよ。」

「うん。」

 

福田がお菓子を食べ終わった後、6人は海へ向かった。

「海に入る前に準備運動をしないとな。」

「そうだね…」

「やっほー」

生駒が海に飛び込む

「あっ、こら!あぶないぞ!」

長山が止めに入る。

「足つるぞ。」

「ごめんなさい…」

「さて準備体操だ!1・2・3・4」

「「「「「5・6・7・8」」」」」

屈伸をするたび福田のお腹が二段腹になり、手首足首を回すたび、福田の二の腕と太ももがブルンブルンと揺れていた。

「さて、入るぞ!」

「うん!」

鳥海と長山は海に入った。

一方そのころ生駒と福田は…」

「福田ちゃん!」

「なぁに、生駒ちゃん」

「お腹可愛いね!」

「そうかな…出てるから少し恥ずかしいけど…」

「そんなに出てないと思うけどなぁ…」

生駒は福田のたわわに実ったお腹を揉む

「ひゃあ!」

「むにむに~」

「もぉ…生駒ちゃん!」

「ずっと、むぎゅむぎゅしてたいマシュマロボディーだね!」

「恥ずかしいよぉ…」

その後、生駒は福田の二の腕とお腹、お尻を揉み続けた。

 

「ふう…いっぱい泳いだぁ…」

「でも、物足りないな…」

「じゃあ、競争する?

「いいぜ!」

「熊野ちゃん!」

「どうしたの?」

「長山と競争するから、ゴール決めて!」

「うん!」

熊野は2人の50m先に立って、両手を広げた。

「ここでいい?」

「いいよ~」

「じゃあ、勝った方が…」

「福田ちゃんの全身の肉を揉む!」

「本人の許可は…?」

「勿論、取ってない!」

「ま、いいか…で、罰ゲームは…」

「料理を作る!」

「鳥海がやりたくないだけだろ…」

「ち、違うもん!」

「じゃあ、いくよ!位置について…よーいどん!」

霧島の合図で2人が同時におよぎだした…!

「長山早いね!」

「鳥海もはやい!」

2人は水しぶきをあげ、すごいスピードで泳ぐ…!

勝ったのは、長山だ。

「はぁ…はぁ…早いね…長山…」

「鳥海も…はぁ…はぁ…早かったぞ…」

「とりあえず、水分が欲しい…」

「下に…あるだろう…」

「海水じゃなくて…飲料水…」

長山と鳥海は水を飲んだ。

 

長山は水を飲んだ後、福田のところに向かった。

「どうしたの、長山ちゃん。」

「いや、その…お肉をもませてほしいなって…」

「へ、へんたい…!」

「ちがっ!こ、これは鳥海の頼みで…!」

「鳥海ちゃんもへんたい!」

福田は頬を赤らめて、ぷくっーと膨らました。

「福田ちゃん!」

「なに…?」

「お腹って、顔にもできるんだね…」

「もぉ…!」

福田は生駒を追いかけたが、なかなか捕まえることが出来なかった。

 

ぐぅぅぅぅ…ぐぅぅぅぅ…

「走ったせいか…お腹空いちゃった…」

「何か食べるか?」

「うん…!」

「おーい、料理できてるか~」

「できてるよ~」

長山は福田の太ももを触る。

「ん…長山ちゃん…そんなに触りたいの?」

「まあ、一回は触ってみたいな…」

「じゃあ…いいよ…」

長山は福田のお腹を揉む

「なんていうか…マシュマロだな。ぷよんぷよんだ。」

「恥ずかしい…」

「次は、二の腕…ぶよんぶよんだな…」

「なんか、触診みたい…」

長山はその後、太ももやおしりを触った。

もちもちで気持ちよかったらしい。

 

「みんな~料理出来たよ~」

「ごはん!ごはん!」

福田がお腹を鳴らしながら席に座る。

「もちもち…もちもち…」

「どうだった?」

「すごいもちもちだった。なぁ、鳥海…」

「なに?あっ!おっぱい触らせてほしいんでしょ!」

「いや、太ってほしい…」

「え、ええ!?」

「あの、パンみたいなお尻にピザ生地みたいなお腹…」

長山はその後、福田の太ももで眠ってしまった。

「そろそろ食べようか!」

「「「「いただきます!」」」」

みんなは鳥海が作った料理を食べる。

「おいしい!」

「さすが、鳥海だね~!」

「えへへ…!」

鳥海は福田のお腹に目を向ける。

「福田ちゃん。」

「なに?」

「可愛いね。」

「あ、ありがとう…」

二段腹になってるよなんて言えないなと思った鳥海であった。

 

 

 


 
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