博麗霊夢編
一面
博麗霊夢は、その日は炎天下にあえいでいた。
外見としては、何でもないようだが、かなりぐだぐだした様子だった。
その日の炎天下はどうにも納得がいかない冬真っ只中の事だった。
”だった”というのは、過去形だから、当然、今に物語は戻る。
霊夢「しかし、昼は暑かったわね。!!翼の影。」
変わらず神社にいる霊夢はその影を見て招かざる客だと、一瞬で気づいた。
その”博麗神社”と書かれた鳥居を飛んで超えたその天使は炎天使という。
ありか子「この神社を占領すれば、その巫女を従えられる様よ。」
と、宣戦布告を霊夢に投げる。
あ「いの一番に舞い降りた私はありか子。」
との華「第二に降りた私、との華」
U Mi「最後に、U Mi(うみ)」
霊「誰かしら、あなた達?」
その三人の天使は熱にやられた霊夢に対して名乗りを挙げた。
あ「その神社、もらい受けるよ。」
霊「この神社よね・・・・?」
と「その神社よ。」
霊「準備がないんだけど。この神社、占領されるの・・・?」
装備をしていない霊夢はショットが撃てない。
霊夢はその幣(ぬさ)を取りに戻らなければいけない。
その霊夢は逃走をはかる。
三人がそれぞれ一人が、休み休みついて来る。
一人を振り切れば、別の一人が・・・。
霊「まだついて来るの・・?」
霊「さあ、覚悟は良い・?」
無事、幣と札を手に入れた霊夢は反撃を神社内ではかる。
神社内が散らかってしまった。
が、神社内で勝利し、境内へと三人を押し戻す。
あ「この巫女、強いよ。」
と「私はもう帰るわよ。」
U「多分、攻め続ければ勝てる!」
霊「まだ、やるの?」
霊「それなら、私が勝てば、ボスの居場所を吐かないかしら?」
あ「勝てれば、ね。」
三人の内の一人は去っていった。
境内でのスペルカードバトルが始まった。
四枚のスペルカードが使われ、全てを霊夢が避けきる。
あ「この程度じゃ、博麗の巫女は倒れないのね・・・。」
U「もう・・・頭がおかしくなりそう・・・・・。」
霊「あと、もう一人ね。」
二人の内一人がバトルから抜ける。
上空でのスペルカードバトルが始まる。
三枚のスペルカードが使われ、全てを霊夢が避けきる。
あ「もうカードがないよ!?」
あ「まさか、巫女にやられるとは・・・。って二人がもういない?!」
霊「観念して、吐きなさいね。この博麗霊夢を狙ったのは誰に命令されたの?」
あ「空寝様だよ。」
霊「随分、話すのが早いのね・・・・・。」
この幻想郷において、博麗神社にわざわざ来て、スペルカードバトルを挑む者はいない。
新参者であると、霊夢は見抜いていた。
二面
隠岐奈の家
その家に霊夢は来ていた。
巨大なその家は摩多羅 隠岐奈の住居で、金箔の飾りつけが多く、この家は偉い人の(神の、だが)という目印になっていた。
その入り口の扉を開く。
その大きな扉はこの家の規模を示し、神社の鳥居ほどはある。
霊夢「扉が勝手に開いた?」
自動扉(ドア)というのだが、それを霊夢は知らない。
霊夢は胡散臭げな表情をして、扉の開くのを待つ。
賢者と言えば、八雲紫。それと、隠岐奈の態度が重なるのだ。
奥に金色が目立つ建物が立ち並び、隠岐奈の胡散臭さを際立たせた。
手前に実用的と思われる日常的な施設が立っていた。
それらを霊夢は無視して、隠岐奈の居そうな場所を探す。
途中、黒装束を着た人間達が襲い来る。
霊「何?この変な集団は?」
話す暇もなく、この一団が霊夢に襲い来る。
文字通り、弾幕を張る人間達。銃を持って。地上で。
霊「随分、速い球ね。」
と、悠長に霊夢は避ける。
霊夢が弾幕を張ると、札が銃に張り付きその人間達は銃の重みに耐えきれず取り落とす。
それらの人間達は一目散に散っていった。
霊「人間だから、この程度では死なないわよね。多分。」
霊「でも、何かしら?この鉄塊は。」
進む間にも銃による弾幕は続く。
その弾幕を抜けて霊夢が適当に進むと、一番立派そうな建物が見えて来た。
霊「あれがきっと隠岐奈の家に違いないわ。」
家に近づいて、中にいるであろう隠岐奈に呼びかける。
霊「この家が隠岐奈の家?かなり大きいわね。
隠岐奈ーーーーーー!!」
隠岐奈「そろそろ来ると思ったわ。何があった?」
霊「その・・・・、(大きな声出しちゃった・・・。)”空寝”という人物は知っている?」
隠「私に勝てば、教えてあげよう。」
霊「弾幕ごっこはもう今日はうんざりよ。」
隠「随分、ノリが悪い。珍しいな。」
霊「やる気ね・・・・。それなら、先に教えてもらいたいところだけど。」
隠「仕方がない。・・・・空寝は界面湖に住んでいるらしいな。」
霊「随分、話が分かるようね。こんなに素直だったかしら?」
隠「これ以上は、弾幕ごっこの後に話してやろう。」
第一のスペルカードが発動する。
最期のスペルカードを避けきった霊夢に隠岐奈が再び話しかける。
隠「空寝の話だったか?この前の東方行きの視察は覚えているよな。」
霊「視察・・・?そんな大層なものじゃないと思うけど?」
隠「その時に創造された東方の界面湖に、住み着いたのが、空寝、妖怪と記憶しているよ。」
霊「妖怪?その妖怪が天使を使役して、何をしようと言うの??」
隠「私にも分からないが、私の記憶では界面湖に住んでいるのは、空寝と変陽と静玉という妖怪じゃなかったかな?」
霊「空寝以外に二名も妖怪が・・・?」
隠「覚えられないだろうから、紙に書いてやろう。」
三面
太陽が真上に来た頃。
博麗の巫女はその空を飛んでいた。
この界面湖が出来たばかりの時ぶりの霊夢は余韻に浸る暇もなく、攻撃にさらされていた。
霊夢がスペルカード・陽符「夢想風韻」を発動し、湖からの攻撃者を一掃する。
この攻撃者は隠岐奈に言われて、霊夢が水源郷に来た時からついてきたアラサラウスの集団だ。
その後、霊夢は広大な界面湖に一つの船がある事を見つける。
霊夢「そこにおりましょう。」
フェイクオブフランドール「降りるならいいけど、圷(わたし)の話を聞いてくれるならの話よ。」
霊「あなたと話す?」
フ「嫌そうね?」
霊 「紅魔館で会ったかしら??」
フ「この世界では、圷(わたし)はフランドール・スカーレットの偽物。」
霊 「フランドールね・・・。誰かさんと同じ名前・・・???」
フ「”フランドール”って名前じゃないんだけど・・・・・。(話が通じないようね。)」
フ「そろそろ弾幕ごっこと行きたいところね。段階的に。」
霊 「弾幕ごっこはもう私にとってはコミュニケーションみたいなものになっているわね・・・・・。」
フ「じゃあ、始めるわ。」
第一のスペルカードが発動する。
最期のスペルカードが終了する。
ボロボロになった”フランドール”に霊夢は話す。
霊「ここにはいつ来たのかしら?」
フ「10日ほど前に来たの。」
三か月前に霊夢はここ水源郷で、界面湖が出来る様を見ている。
だから、”フランドール”は界面湖が出来た八十日後に来た事になる。
霊 「それなら、多分空寝は知らないのよね?」
フ「”空寝”って誰?」
霊 「誰かは知らないけど、巫女の私を狙っているらしいのよ。」
フ「そうなの。」
霊 「先刻(さっき)から空に飛んでる光りがあるけど、あれは何?ちらちら、湖面に映って気になるのよ。」
フ「”魔女の光り”。魔女達が西方に向かっていくのを自己顕示しているの。」
霊「そうなの。」
四面
浅瀬から湖の淵へ。
界面湖の淵(湖水が暗くなって水中の物が見えなくなる)へと移動した霊夢。
その暗い雰囲気につられて、ダークな服を着たアラサラウス(♀)が現れ出す。
時間をかけて、それらを一掃して霊夢はその先へと進む。
その風景はとてもではないが、風韻があるものではなかった。
その中で派手な服装の女性を見つけた。
霊夢「私の名前は、博麗霊夢。あなたは?」
軽く礼をして自己紹介をする霊夢。
変陽「私は変陽。名字はない。名前だけだよ。」
変陽は礼は返さないものの、自己紹介に応える。
霊「唐突にだけど、”空寝”は知っているかしら?」
変「私の友人だけど、空寝の部下にでも何か言われた?」
霊「天使みたいな人達に神社で攻撃を受けて、それで探しているの。」
変「天使・・・・炎天使の事ね。大丈夫、空寝は神様ではないから、普通に話しかけて大丈夫だから。」
霊「神様ではないの・・・?」
変「私は”変容”の妖怪、空寝は”空音”の妖怪、この水源郷のぬしの静玉が”青玉(サファイア)”の妖怪だよ。」
霊「そうなの。」
変「妖怪は死んだら、九〇龍神様(の四通目)にとられるから。だから、九〇龍神様がこの水源郷の界面湖を作られたよ。妖怪の死に場所、戦場として・・・・。」
霊「妖怪だったの。なら遠慮はいらないわね。」
変「もしかして、妖怪退治屋だったかな?」
霊「その通り。」
変陽の第一のスペルカードが発動する。
変陽の最期のスペルカードを霊夢が避けきる。
ボコボコになった変陽に霊夢は再び話しかける。
霊「ちょっと、やりすぎたかしら?まだ、話せる?」
変「もう、話す事は話したと思うよ、多分ね。」
霊「静玉についてなんだけど、その人何かしている人なの?」
変「水源郷のぬしが、その静玉だよ。」
霊「それはさっき聞いたわよ。」
変「何を聞きたいのかな?」
霊「水源郷ってまず何よ。」
変「えーっと、霊夢って言ったらあの霊夢だよね? 自分で広めたのではないの?」
霊「そうなの?」
変「まあ、いいか。水源郷は、この湖を含めた一帯だよ。」
霊「そうなの。」
変「他に質問はないなら、私はこの辺で。」
霊「逃げられちゃった・・・・。」
五面
湖の深部であろう上を飛ぶ。
界面湖の淵と対照的に、ライトな服を着たアラサラウス(♀)が現れ出す。
手っ取り早く、霊夢はまとめてその一帯のアラサラウスを一掃してその先へと進む。
その周りは水以外の風景などは無く、湖の模様だけが、現実としてそこにあった。
その中で地味めな服装の女性を霊夢は見つけた。
霊夢「私の名前は、博麗霊夢。あなたは?」
先程と同じく、軽く礼をして自己紹介をする霊夢。
空寝「空寝だ。」
一見して無口そうな女性・・・空寝が口を開いた。
霊「私を付け狙う妖怪はあなたね?」
空「博麗・・・博麗神社の巫女か・・・・。あの三天使、討ち損じたな?」
霊「早速だけど、弾幕勝負よ。」
空「いいだろう、格の違いを見せてやろう。」
空寝の第一のスペルカードが発動する。
最期のスペルカードを霊夢が避け切る。
その後、霊夢が撃破した空寝に話しかける。
霊「これが・・・格の違いってやつ?」
半分呆れながらの、この物言いだ。
空「強い・・・・もしかして、変陽もやられたのか!?」
霊「もう撃破済みだから。」
空「・・・・・。ところで、話しかけたという事は何か聞きたい事があるのだろう?」
霊「この湖のさらに深部には何があるのかしら?」
空「この水源郷の界面湖のさらに深部。そこには、この水源郷のぬし・静玉がいるだろう。」
霊「
空「・・・・そうだ!ぜひ、静玉と戦ってみると良い。彼女なら博麗神社の巫女を倒せるかもしれない。」
霊「・・・・負け犬の遠吠えね・・・・。」
六面
湖の深部の上から湖の中心部へ。
湖は黒く光りを反射しない。実際に黒いわけではないが、あまりの深さに黒く見える。
見たところ、ノーマルな色合いのアラサラウス(♀)が現れ出す。
霊夢は浴びせかけられる弾幕を避け、逆にアラサラウス達にショットを浴びせかける。
そんな調子で、その辺りのアラサラウスを全滅させ、霊夢はホッと息をつく。
湖はダークな雰囲気を放っていた。
その中で普通ではない服装の少女を霊夢は見つけた。
霊夢「私の名前は、博麗霊夢。あなたは?」
先程とは違い、礼はしないが自己紹介をする霊夢。
静玉「静玉よ。この一帯のぬしって事になっているわ。いわく、水源郷のぬし。」
女言葉でしゃべる少女・・・・静玉が自己紹介を一通りしてくれる。
静「ところで私に見覚えはない? 一度会っているけど。」
霊「ない。」
静「そう。ところで・・・・」
静「この水源郷では、今戦争が起ころうとしているのよ。」
霊「そうだったの!?」
静「だから、水源郷のぬしである私が戦争の合間をぬって天(そら)の代わりになる偽物の大天(おおぞら)の工事をしなくちゃならないわ。」
霊「天って何?」
静「幻想郷の天よ。有名どころだと、あの比那名居天子が住んでいるのも幻想郷の天なのよ。」
霊「ところで、戦争って誰が起こすのかしら?」
静「今のところは、空寝の一派が起こそうと頑張っているわね。ちなみに呼称は”小戦争”よ。」
霊「・・・だったら、私達の小戦争を始めない?」
静「戦争を起こすには、兵隊と武器は最低でも要るのよ?」
霊「弾幕ごっこの事よ。」
静「あぁ、そう。」
第一のスペルカードが発動する。
最期のスペルカードを霊夢が避けきる。
撃破済みの静玉に霊夢が改めて話しかける。
霊「あなたはこの水源郷のぬしなのよね?どういう経緯でぬしになったの?」
静「多数決よ。それより、あなたとの小戦争はもう終わりだからね。」
霊「ちょっと、やりすぎちゃったかしら。」
静「この水源郷について聞きたいみたいね。長くなるけど、説明していくわ。」
静「この水源郷が出来たのが今から三か月前。その後すぐに変陽と空寝が外の世界から来たのよ。」
静「外の世界から来るには、龍神様の、特に九〇龍神様の四通目、冥府の主のましも様の碰(ほう)という道具が必要になるらしくて、それを使ってましも様は寂しさを紛らわす事を考えられているみたいね。」
静「この界面湖を創られたのもましも様であらせられます。」
静玉は飛んだまま、天に向かって平伏する。
静「要するに、舞台も人材も半分はましも様が用意されているのよ。これから起こる小戦争ではね。」
静「大体話したわ。これで話は終わり。」
霊「長かったわ。お疲れ様。」
静「それは私に言っているの?それとも、画面の前の人に言っているの?」
霊「???」
Extra面
湖の中にいるような感覚。
実際に湖面の下にいたが、不思議と息がつまらなかった。
下は暗く、湖の中心部にいる様だ。
気泡が飛んできたと思ったら、中にはアラサラウス達(♀)が入っていて、弾幕を放って来た。
霊夢が気泡を割ると、アラサラウス達は攻撃を止め、ただの的になった。
それらのアラサラウス達を一掃し、霊夢はわけも分からず湖の湖底にたどり着いた。
そこで霊夢は茶髪に目立つ服装の少女を見た。
霊夢「私は博麗霊夢。あなたは?」
クレイジオ「圷(わたし)はクレイジオ 一二山(ひふさん)。自己紹介が上手くなったわね。霊夢。」
霊「誰だったかしら?」
ク「事変の様子は最初から全部見ているわ。霊夢、あなたの事もずっと・・・ね。」
霊「(気持ち悪いわね・・・)あなたは水源郷の事も全部知っているのね。私の事も・・・?」
ク「もちろんよ。何故か、幾つもの異変を解決しても年を取らないとかね。」
霊「そうだったかしら・・・・。それじゃあ、この湖水を浴びても濡れない現象については知っているの・・・?」
ク「それももちろんよ。圷は九〇龍神様からの使者なのよ。」
霊「そうなの?」
ク「そうなの。」
霊「それで龍神様の使徒がこんなところで何をしているの・・・?」
ク「質問は一度に一つよ。今の質問はスルーするわ。・・・・・圷と同じ龍神様の使徒が”白人 ノイ”といって「ケ=モ=ノ」という神なの。そのノイという使者&神に手伝ってもらってここに来ているのが、霊夢あなたよ。」
霊「大体分かったけど、私に何をさせようとしているの?」
ク「もちろん、弾幕ごっこよ。」
第一のスペルカードが発動する。
最期のスペルカードを避けきる。
相当のショットとスペルカードを喰らって、無傷のクレイジオに霊夢はまた話しかける。
霊「それで、さっきの質問だけど・・・・・。」
ク「”ここで何してる”という質問ね。何と言われば、幻想郷全体を見ているのよ。」
”それは大変な仕事だな”と霊夢は事情を察した。
霊「そうだったの・・・・。」
ク「名残惜しいかもしれないけれど、もう帰りなさい。」
Lasting面
その後、霊夢は水源郷の監視にあたる事となった。
界面湖の上を飛んでいると、突然、界面湖が暗転する。まるで夜になったような暗転に霊夢は目を白黒させる。
アラサラウス(♀)が連続的に襲い来る。
その異常な数に音を上げて霊夢はスペルカードを使用する。
しばらく後、ようやくその異常な数を倒し切ると、その後に、湖面から少女が顔を出す。
そして、その少女が襲い来る。
しばらく弾幕戦を行っていると、少女の方から話しかけて来る。
リューハンスカイ「ラスティングステージへようこそ、私はリューハンスカイ。所謂クトゥルフ神話大系の第五の神よ。まあ、クトゥルフはこの世界にはいないみたいだけれどね。」
博麗霊夢「何? この電波な神(?)は。」
リ「まあ、聞いてよ。私はこの幻想郷と世界を支配しようと思っている。分かる?」
霊「え?」
リ「分からないかぁ?まぁ、勝手にやるからのんびり観戦でもしててよ。」
霊「そんな事をいきなり言われてもね・・・。私が止めると言ったら??」
リ「まずはあなたを征服してみせる。平和的にね!」
霊「それなら私はあなた側には付かないけれど、そうなると引き続き、弾幕勝負になるのかしら??? 正直相手にするときついのよ、あなた。」
リ「なら、私が特別に相手しなければいけないかもねぇ?」
霊「なんでそうなるの?」
リ「嫌がらせかもしれないよぉ?」
霊「あなた、嫌な奴みたいね。」
霊「少し懲らしめる必要がありそうね。」
第一のスペルカードが発動する。
最期のスペルカードを霊夢が避けきる。
リ「それなりにやるよねぇ。」
リ「じゃあ、本格的に戦争・・・・といきたい所だけれど。」
霊「残念、あなたの負けなのよ。」
リ「まあ、私が起こさなくても誰かが起こすしぃ。」
霊「誰よ?」
リ「空寝だよぉ。まあ、頑張って止めなよ?」
霊「そうなの。(信じてない)でも、証拠は無いんでしょう???」
霊「ところで、聞くけれど、第五の神ってどういう事?」
リ「天空に関する異変がこの前あったよねぇ。季節がおかしいとかいう。」
霊「それがどうしたの?」
リ「この国には四つ季節があるよねぇ。春・夏・秋・冬の四つ。」
霊「四つ、あるのがどうかした?」
リ「第五の季節の神。それが私。『リューハンスカイ』それが私の名前。」
霊「そう。神様の話は特に興味があるわけではないけれど。大体分かったわ。話してくれてありがとう。」
リ「どういたしまして~。」
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幻想郷の東方。
そこにある草原郷が龍神様によって水没させられてしまった。
その水没した辺りを水源郷と賢者は定めた。
その水没して出来た海のような湖を界面湖と言う。
その界面湖と水源郷を巡る話。