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No.965924
【サイバ】或る日のフローエツァイト(その2)【交流】2018-09-02 23:59:35 投稿 / 全3ページ 総閲覧数:999 閲覧ユーザー数:949 |
「こんにちは」
「あ、いらっしゃい!」
次にフローエ・ツァイトを訪れたのは、てんくうプロレスリングの花形女性レスラー、
二人の服装は対照的だ。静波がシンプルなTシャツとジーンズ姿なのに対して、種姫はフリルをふんだんにあしらったワンピースを着ている。リングの上では
「えーっと、シュバイネハクセと、ブルートヴルスト5人前ずつ、あとコーヒー2杯ね」
メニューを見て静波が注文を告げる。
「わ、さすがプロレスラー! たくさん食べるんですね!」
注文を受けた
「まあね」
「レスラーや相撲取りは
しばらくして料理が運ばれてきた。豚肉の脚のロースト、シュバイネハクセと、ブルートヴルストだ。
ブルートヴルストとは、「血のソーセージ」という意味である。その名の通り、豚の血液を原料に使ったソーセージで、吸血鬼である種姫の好物だ。
「ところで静波ちゃん、彼氏とは上手くいってる?」
ブルートヴルストを頬張りながら、種姫が瞳を輝かせて静波に尋ねた。
「うん。おかげさまで」
やや照れくさそうに、静波が答える。
「この前、
「あー、最初の頃の静波ちゃんの料理、ヒドかったもんね。初ちゃんこ番の時、あとちょっとで食中毒騒ぎになりかけてたよ」
種姫は笑った。
「やめてよ人の黒歴史披露するの」
静波は苦笑しながらシュバイネハクセを口に運ぶ。
その後も、静波と種姫は女子トークに花を咲かせた。
「ふう。ごちそうさま」
「ありがとうございました!」
支払いを済ませて、二人の美しきプロレスラーはフローエ・ツァイトを後にした。
ドイツ料理の店フローエ・ツァイト。次にこの店のドアを開けるのは誰だろう。
[to be continued...]
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2番手行かせてもらいます。
真緒 https://www.tinami.com/view/750426
種姫 https://www.tinami.com/view/779721
静波 https://www.tinami.com/view/779501
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