No.95990

ますらお! 1.1

六都さん

初投稿です。
初めて書く作品なので、グダグダ感がありますがよろしくお願いします。

2009-09-18 15:21:39 投稿 / 全3ページ    総閲覧数:411   閲覧ユーザー数:389

 

ここは日本の某所にある男子校。

 

名門 奥武華(おうか)学園。

 

日本男児なら誰もが憧れる、由緒ある高校だ。

 

 

成績、出身、身分関係なく誰もが入れることもあって人気が絶えない。

創立した初代理事長が考えた、輝かしい学園作りの賜物なのかもしれない。

 

「若葉!!」

 

剣道部副主将 森野 灯也が走ってきた。

 

声をかけられたのは剣道部主将の若葉だ。

 

「どうかしたのか?」

 

「いや、今日も手合わせ願いたくて…」

 

少し考えてから、若葉はうなずいた。

 

「別にかまわん」

 

「じゃあ、放課後に」

 

「ああ。」

 

若葉が去っていくのを見ていると、不意に声をかけられた。

 

「また見てるのか、灯也」

 

「浅木…」

 

「お前そんなに若が大切か~」

 

灯也は少しムッとした顔で返した。

 

「あいつは昔からの幼なじみだぞ、大事に決まってる」

 

「(あやしい…)そっか、そうでしたねー」

 

浅木は興味を無くしたかのような返事をした。

 

(灯也が自分の気持ちに気づいたらウケるのになぁ…)

 

浅木は親友らしからぬ考えをしていた。

 

灯也は元から恋だの愛だの、そういった感情はなく

 

純真に若葉への尊敬と親友としての気持ちがあった。

 

男子校ということもあって、周りが冷やかしなどを入れてくるが

 

灯也にとっていいものではなかった。

 

ましてやもう一人の親友 浅木にまで冷やかしを受ける始末。

 

若葉に迷惑をかけたくないが、どうにかしてヤジを飛ばす奴らに

 

一撃くらえる機会をうかがっている灯也であった。

 

 

 

 
このエントリーをはてなブックマークに追加
 
 
1
0

コメントの閲覧と書き込みにはログインが必要です。

この作品について報告する

追加するフォルダを選択