前回の250GTOに続き、模型撮影のテストとして昔製作したエンスー版のフェラーリ・ディノ246GT初期型を投稿します。

"ディノ"246GTは24歳で夭逝したエンツォ・フェラーリの長男アルフレードの愛称を冠していることで有名です（若くして病死した父親や戦死した兄の名前でもあります）。ドライバー引退後は一切レース場に顔を出すことは無かったと言われるエンツォは、長男の死後に完成したDinoV6エンジンのデビューレースから再び現場総指揮に復帰しました。この名称に彼が託した思いが伝わります。

フジミの246GTは現在においても入手可能な決定版"ディノ"かと思います。エンスー版と簡易RS版がありますが、2.4LDinoV6エンジンをはじめとするメカニズムを堪能するならもちろんエンスー版ですね。シンプルな鋼管フレームに横置きされたその姿は機能的で美しいです。外装色は初版キットのカッコよすぎる箱絵にならってイエローです。

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黄色いボディの撮影は赤よりもさらに難しく苦労させられました。できるだけ反射を抑えてボディラインだけを際立たせる撮り方を心掛けているのですが、なかなか陰影がくっきり出てくれない・・・黒鏡面床での撮影はディテールが潰れがちになる下面にどうやって光を補うかが課題ですね。白鏡面板も入手しているので、次は少し雰囲気を変えてチャレンジしてみます。