No.921338

たえりみ

バンドリ!のおたえ×りみりんの、百合えろです

2017-09-05 23:05:15 投稿 / 全1ページ    総閲覧数:656   閲覧ユーザー数:654

「りみ、お誕生日おめでとう」

「ありがとう、おたえちゃん!」

 3月23日牛込りみの誕生日。

 バンドメンバーのおたえこと花園たえからの祝福の言葉に、りみは満面の笑みで応える。

「誕生日プレゼントだよ」

「ありがとう!その、開けてもいい?」

「いいよ」

 了解を得て、早速綺麗な袋から中身を取り出す。

 綺麗な包装紙で包まれたプレゼントは柔らかく、少し力を入れると髪ずれの音と共に弾力を感じる。

 優しく包装紙をはがして、中身を確認する。

「これ、は?」

「板チョコ型の枕だよ」

 おたえが言うように、それは板チョコの形をしたものであった。

「あれ?それともクッション?どっちだっけ?」

「あ、あはは」

 プレゼントのソレは、板チョコを上手に現しており、中央には凹みもある。

 この形で枕として常用するのは、正直寝心地が良いとは思えない。よって、りみはクッションだと考えることにした。

「でも、すごく嬉しい。おたえちゃん、ありがとう!」

 そもそも、おたえからのプレゼントが嬉しいのであって、枕かクッションかという定義は、実はどうでもよかったりする。

「りみ、気持ちいい?」

「うん!」

 早速、もらったクッションをギュッと抱きしめる。肌触りもよく、弾力もあり、モフモフしている。

「りみ、ギュッてするの、気持ちいい?」

「うん!」

「……りみをギュッてしたら気持ちいい?」

「ふぇっ!?」

 突然の発言に驚き、顔を赤らめる。

 その際抱きしめていたクッションを落としそうになり、慌てて持ち直す。

「あ、それともりみが私をギュッてする方が気持ちいいのかな?」

「ちょ、ちょっと待って!なんでいきなりそういう流れになるの!?」

「え?りみ、ギュッてするの好きでしょ?」

「だ、大好きだけど、そういう意味じゃ……」

 言いながらつい想像してしまい、途端に恥ずかしくなってしまった。

 真っ赤になった顔をクッションで強く隠す。

「違うの?」

「ぅん」

 か細い声で答えるりみは耳まで真っ赤になっており、自身もそれが分かるくらい顔が熱い。

「そっか。ごめんねりみ」

「ううん、大丈夫だよ」

「でもこの間ギュッてし合ったときは気持ちよさそうだったよ?」

「ふぇぇぇっ!?」

「……気持ちよくなかった?」

「そ、そんなことないよ気持ちよかったよ!って、はわぁぁぁぁぁぁ!!」

 勢い余ってその時のことを思い出してしまったりみは、我に返り大きな羞恥心に襲われた。

「りみ、大丈夫?」

 そんなりみの反応が心配になり、りみの顔色を伺う。

「お、おおおおおたえちゃん!!か、顔近いよぉ!」

 りみの言うとおり、りみの顔を覗き込むおたえとの顔の距離は僅かで、ちょっと近づくと鼻先が触れ合いそうだった。

「え?あ、ごめん」

 指摘され離れる。その顔は少し寂しげであった。

「ごめんね。りみの誕生日なのに、ちゃんとお祝いできなくて」

「そ、そんなことないよ!」

 力強く顔をあげ、強い目線で告げる。

 こういうときのりみは思い切りがあり、そんなりみを見るとどきっとする。

「おたえちゃんは悪くない!私か勝手に恥ずかしがってるだけだから!」

「そうなの?」

「うん!」

「恥ずかしかった?」

「ち、ちょっとだけ」

「嫌だった?」

「ううん」

「……」

「おたえちゃん?」

「……ぎゅーっ!」

「ふひゃぁぁぁぁぁ!!」

 前触れや確認も無く、いきなり抱きしめられる。

「りみをぎゅーってすると、気持ちいい」

「ひ、ひゃぁぁぁぁぁ」

「温かい」

「……うん」

「……すんすん」

「に、匂い嗅がないでぇ」

「りみの髪、良い匂いがする」

「ふ、ふぁぁぁ」

 ぎゅっと抱きしめられる温かさに加え、頭にはおたえの柔らかい息が当たり、少しくすぐったい。

「すんすん、すんすん」

「ふぅぅぅぅ」

 おたえの匂い嗅ぎは止まらず、その度にくすぐったさと恥ずかしさに襲われる。

「りみ、本当に良い匂いする」

「うぅ、ありがとう」

「あと、、サラサラ」

「ふわぁ……」

 ぎゅっとする力が緩まったと思えば、今度は片手がりみの髪に触れる。

 頭をなでるように、髪をとかすように指を絡められ、恥ずかしいが、同時に心地良い。

「……んぐんぐ」

「……おたえちゃん、もしかして、髪の毛口に入れてる?」

「美味しいかなって思って」

「そ、それはないよぅ」

「うん、普通だった」

 何をもって普通なのか、りみにはよく分からなかった。

 その言葉と共におたえは口にくわえるのを止めたが、再び髪の匂いを嗅ぎだした。

「んっ」

「りみ、良い匂いする」

「う、ん」

「りみ、好き」

「うん、……って、ふわぁぁぁぇぇぇぇぇぇ!?」

「?私、りみのこと大好きだよ」

 突然の告白で全く思考が追いつかない。おたえに抱かれた状態のまま慌てふためいてしまう。

 だが当のおたえも少し頬が紅潮しており、その言葉は嘘でも冗談でもなく、おたえなりの真剣な気持ちがあった。

 りみは、分かっている。

 ただ、おたえは急に言い出したりするため、りみが心構えできずに慌ててしまうだけ。

「……おたえちゃん」

「りみ……」

 りみを抱くおたえの腕の力が少し増した気がした。

 でも、その強さが、温もりが、心地よくて、嬉しい。

 だから、りみもそっと腕を回し、おたえを抱きしめた。

「おたえちゃん……」

「ん」

「大好き」

「うん」

 お互いの想いを確かめ合うのに、長い言葉はいらない。

 優しく抱き合い、お互いの鼓動を、温もりを感じ合う。

 それが、二人の確かなつながり。

「りみ……」

 静かに流れる時間を止めるように、ふとおたえが口を開いた。

「この間のようなこと、していい?」

「え……?」

「いや?」

 返事に悩む。嫌じゃない。ただ、恥ずかしい。けど、それを言うこともまた恥ずかしく、言葉が出ない。

 そんな気持ちを表すかのように、おたえを抱く腕の力が増していく。

「……りみ?」

「……あ、あのね」

「うん」

「……優しく、して」

「うん!」

 おたえの声が、いつもより弾んでいるような気がした。

 

「んっ、んんっ……!」

「っぷ、は。……りみの口、気持ちいい」

 服を脱ぎ、下着姿になった二人は、何度も唇を重ねていた。

「りみ、今日の下着も可愛いよ」

「そ、そんなことないよ」

 りみが身に付けている下着は、淡い水色の生地で、レースや小さなリボンが装飾された、とても可愛らしいもの。

 りみ自身は、女性としてあまり成長していない自分の身体を見るのがあまり好きではなくて、飾り立てているだけでしかない。

 それよりも、白くてシンプルなデザイン故に、身体の良さを無駄なく表しているおたえの方が可愛く見えて、羨ましい。

 だが、おたえはりみが大好きだから。そんなりみを更に可愛く見せているりみの下着も好きだったりする。

「りみの肌、すべすべだね」

「お、おたえちゃんの肌もだよお」

「そう?」

「う、うん」

「……じゃあすべすべし合おっか」

「……うん」

 りみの返事を聞き、おたえは優しくりみを抱いて、自分の身体を上下に動かす。

「あ、下着引っかかっちゃう」

 身体を動かす度に、下着同士が引っかかってしまい、それが気になって思うようにお互いの肌を感じられない。

「ど、どうしようか」

「え?脱げばいいんじゃないかな?」

「ふえぇぇぇ!も、もう!?」

「うん」

 いずれ脱ぐのは分かっていても、突然では心の準備ができない。

 とはいえ、おたえの天然さがりみのペースを乱すのはいつものこと。

「お、お願い……」

 だから、恥ずかしさを感じつつ、甘えるようにおたえを促す。

「うん、分かった」

 おたえの返事を聞き、りみは腕に力を入れて軽く自分の身体を浮かす。

 それにより出来た隙間におたえは腕を入れ、りみのブラのホックを外す。

 微かな金属音と衣擦れの音を聞き、りみは腕の力を緩めて再び寝そべる。

「りみ、可愛い」

「う、うん」

「……摘まんで良い?」

「お、お肌すべすべするんじゃ?」

「あ、そうだった」

 当初の目的を思いだし、おたえは目線をりみの胸元から下半身へと移す。

 りみは更に恥ずかしさが増してきて、顔に熱がこもるのを感じる。

 だが拒むことは無く、軽く腰を上げる。

 りみの腰の動きに合わせ、おたえは下着に手をかけ、ゆっくり、優しく脱がす。

 りみの、生まれたままの姿。

「お、おたえちゃん?」

「りみ、可愛い」

「うん……」

「大好きだよ」

「私も、大好きだよ……」

 そっと優しく唇を触れ合う。

 そうして、おたえは自分の下着に手をやり、ゆっくりと脱ぐ。

 りみの視界に、大好きな子の、綺麗な姿があった。

「おたえちゃん、すごく、綺麗」

「りみの方が可愛いよ」

「ありがと。でも、おたえちゃん、綺麗だよ」

 白くてきめ細かい肌。細く、だが女性として魅力的な膨らみのある身体。

「おたえちゃん、きて……」

 おたえを見つめながら、りみは両手を広げ、おたえを求める。

「うん!」

 弾んだ返事と共に、おたえはりみをギュッと抱きしめる。

 改めて触れ合って分かる、おたえの美しさ。

 女の子として羨ましい。同時に、そのおたえと触れ合える喜び。

「おたえちゃん、おたえちゃん!」

 りみの興奮は高まり、おたえを抱く腕の力が自然と増していく。

「りみ、今日は激しいね」

 おたえも、りみの可愛さ、愛らしさが羨ましく、大好き。

 おたえからりみの唇に触れ、強く抱きしめる。

 触れ合う二人の体温は高まり、互いの汗を感じられるほどになる。

重なり合う唇から漏れる吐息は乱れ、口元から唾液が垂れ落ちる。

「りみ……」

 快感に犯された目で、りみを見つめながら名を呟く。

「りみの、ほしい……」

「うん……」

 増した快感は、それ以上の悦楽を求める。

 それは、りみも同じ。

 おたえがそっと離れ、それに合せてりみはゆっくりと自分の両脚を開く。

「りみ、自分の手で広げて」

「そんな……!は、恥ずかしいよ」

「でも、そっちの方が見やすいよ」

「ふぅぅ……」

 おたえが意地悪なことを言っているわけではない、というのは分かっている。

 おたえは、りみの手で見せてほしいという想いをお願いしているだけ。

 それでもりみは、自分の手で開く行為が、ものすごく恥ずかしい。

 けど、おたえのお願いを、断れない。

 顔の熱がどんどん上がり、更に赤くなる。

 羞恥心で震える手を頑張って動かし、自分の秘所を強く開く。

「りみ……」

 りみの手により開かれた秘所は赤く、既に濡れていて、光が反射している。

 その光景が綺麗で、おたえはジッと見つめる。

「お、おたえちゃん……。はずかしい……」

「りみ、綺麗」

「ふにゃぁぁ」

 恥ずかしくて、おたえを真っ直ぐ見れない。目を強くつぶり、顔を横に傾ける。

 けど手はそのままの状態で、自分の秘所を開いている。

 りみの恥ずかしさに比例して愛液が溢れ出る。

 それが綺麗で、愛おしく。おたえは自分の指でりみの秘所に触れる。

「ひゃあ!!」

「りみ、とろとろしてる」

「い、ゃぁ!ん、ぁぁぁ!!」

 指先で表面をなぞる度に、りみの口から嬌声が漏れ、秘所はヒクヒクと動く。

 もっとりみの感じる姿を見たくて。指を奥へと入れていく。

「ふぁぁぁ!!ん、あーーーっ!!」

 おたえの指が出し入れされる度に、痺れるような感覚が全身を襲う。

「りみ、すごいね」

 自分の指の動きに合わせて、りみの秘所がくちゅくちゅと音を響かせる。気持ちが高ぶり、指の動きを加速させる。

「あぁぁぁぁぁ!!ん、あぁ!!ふ、んんんっっ!!」

 秘所を基点に、全身が気持ち良い。

 快感に耐えられず、秘所を開いていた手は、今は自分の身体を支えるのに使われていた。

 とはいえ、既に腕に力は入らず、刺激を受ける度に身体は身悶える。

「りみ、舐めて良い?」

「だ、だめぇぇぇぇ!汚い!」

「そんなことない。りみの、すごく綺麗」

「で、でも!っんあぁぁぁぁぁぁぁ!!」

 りみの制止も聞かず、おたえはりみの秘所へ自分の口をやった。

 おたえの舌はすぐにりみの秘所の奥へと行き、肉壁を刺激する。

「ふぁぁぁぁぁっぁ!!」

 舌が動くほどに、また快感が襲ってくる。

 気持ちよさと恥ずかしさが入り混じり、何も考えられなくなる。

(りみ、温かい……)

 りみの秘所の中は熱く、おたえの舌にはその熱が伝わる。

 舌から感じる熱さと、耳に入るりみの喘ぎ。脳が溶けてしまいそうな感覚に襲われ、おたえも既に何かを考えられなくなっており、夢中でりみのを舐める。

「だ、だめぇぇぇ!いっちゃう!いっちゃうぅぅぅぅ!!」

 その絶叫と共に、りみの腰が激しく仰け反る。一瞬にして全身に力が入る。

「はぁ、はぁ……」

 すぐに力は抜け、寝そべった状態で荒い呼吸がこぼれる。

「りみ、気持ちよかった?」

「うん」

「そっか。嬉しいよ」

 嬉しそうに言うが、そのおたえもりみ程ではないが呼吸が荒くなっている。

「おたえ、ちゃん……」

「りみが嬉しいと、私も気持ちいいよ」

「うん」

「りみも、舐める?」

「え……」

「りみに、舐めてほしいな……」

 蕩けた目で見つめ、甘えた声で言う。

 りみが戸惑っている間に、おたえはりみから離れ、腰を下ろし、両脚を広げる。

「おたえちゃん……」

 りみの目の前に、おたえの秘所が露わになる。

 ピンク色で、愛液が光を反射していて、輝いて見える。

「りみ、舐めてくれないの?」

「い、いいの?」

「うん」

 おたえのお願いを断れるわけはなく。恐る恐る顔を近付ける。

「んっ」

 秘所にりみの息が当たり、微かなくすぐったさと気持ちよさを感じる。

「おたえちゃん……」

 間近でみるおたえの秘所はやはり綺麗で、見とれてしまう。

「りみ、早く」

「うん」

 おたえに促され、そっと舌先を這わせた。

「ふぁっ」

 周りからゆっくりと舐める。

「んんっ!り、み……!」

 おたえの嬌声が耳の奥に響く。おたえの匂いに、声に酔い、思考が曖昧になってくる。

 唇を秘所に触れ、舌を奥まで入れ、舐める。

「ふあっ!んんっっ!!り、みぃぃぃ!!」

 何も考えられない。ただ本能に身も心も任せ、おたえの奥を舌で攻める。

「んんっ!だ、め……!りみ、はげ、しぃ……!!」

 おたえの喘ぐ声は控えめで、美しく。でもりみの頭に触れる両手にはどんどん力が入ってくる。

 もっと感じてほしくて。もっと激しい声が聞きたくなって。りみはより強い力で肉壁を刺激する。

「あぁぁぁぁぁっ!!りみぃぃぃぃぃ!!」

 おたえの声が激しくなる。りみに触れる腕の力が強くなる。けど、りみは止まらない。

「だめ!イく!ん、んんんんんっっ!!」

「!?」

 その絶叫と共に、りみの顔が強く押さえつけられた。

 呼吸ができなくて、苦しい。そう思った矢先、手の力は弱まり、ゆっくりと秘所から離れる。

「はぁ……、はぁ……」

「おたえちゃん、いっちゃった?」

「うん……」

「気持ち、良かった?」

「うん……」

 火照った笑顔で答える。その事が嬉しいと感じる。

「なんだか、恥ずかしいね」

「でも、りみのこと好きだよ」

「私も、おたえちゃん大好き」

「うん」

 同時に顔を近付け、そっと唇を触れ合う。

 何度も重ね、お互いから舌を這わす。

「ん、んっ!」

「んんっ、りみ、まだ、激しいね」

「うん……」

「……」

「どうしたの?」

「りみのおっぱい、可愛い」

「え!?あ、うん」

 小さい胸に未だコンプレックスを抱いているりみとしては、確かな膨らみのあるおたえの胸の方が可愛く思える。

 けどおたえが可愛いと言ってくれることは、とても嬉しい。

「りみのおっぱい、ほしい」

「……いいよ」

 少し恥ずかしいけど、おたえが求めてくれることは嬉しい。少し胸を張るようにおたえに向ける。

「んちゅ」

「ふぁっ!」

 すぐにおたえはりみの乳首に舌を這わせる。そのまま吸い付くように口を当てる。

「ふわぁぁぁっ!!んんんっ!」

 両方の乳首を交互に吸われる。びりびりするような刺激が全身に流れ、再び熱と快感に襲われる。

「んぁぁぁぁ!おたえ、ちゃん!は、げしぃ、んんんんんんっ!!」

 快感により全身に力が入る。おたえの頭を腕で強く抱きしめる。

 だがおたえの口は止まらない。

 吸い付く力も強くなり、そして前歯でそっと、りみの乳首を噛む。

「あぁぁぁぁぁぁぁぁぁっぁぁぁぁぁぁ!!」

 その瞬間、全身に電気が走ったような感覚に襲われ、再び絶頂を向かえた。

「はぁ……。おたえ、ちゃん……」

「りみ、またイった?」

「うん……」

「気持ちよかった?」

「うん」

 力なく呟くが、りみの顔は嬉しさで彩られており、おたえもまた嬉しくなる。

「りみも、私のおっぱい吸う?」

「う、うん……。でも……」

「でも?」

「ちょっと、疲れちゃった……」

 りみの身体はもう力が入らず、先ほどイってからは寝そべった状態になっていた。

「そっか。ごめんね」

「ううん、大丈夫だよ」

「そういえば、たくさん汗かいたね」

「うん」

「じゃあまず、シャワー浴びようか」

「そうだね」

「一緒だよ?」

「……うん」

 

 シャワーでお互いの汗を流した後、おたえはボディソープを手のひらに広げて泡を立て、りみの背中に優しく這わせる。

「りみ、可愛いね」

「ありがと」

 身体を洗われながら言われ、少し照れる。

 お互い顔が見えない状態のため、相手が今どんな表情をしているのかは確認できない。

 けど、柔らかい笑みを浮かべていると思えた。

「りみ、前も洗おうか?」

「ふわ、えっと、……うん」

 少し恥ずかしい気がしたが、それ以上に嬉しさが込み上げてきた。

 程なくして、りみの脇からおたえの腕が伸び、おたえの胸に触れる。

「ひゃあ!」

「?りみ、まだおっぱい立ってる?」

「だ、だって……」

「まだしたいの?」

 浴室にいる以上、今はお互い裸。即ち、大好きなおたえの裸体を見ていて、且つおたえの肌が自分の肌に触れている。

 感じるな、は無理なこと。どうしても意識してしまう。

 そして、言われたことで、心が刺激される。おたえが欲しい、と……。

「して……」

 だから、自分の思いをそのまま伝えた。

「うん」

 りみの要求が嬉しくて。弾んだ声で答えた後、指でりみの乳首を優しく摘まむ。

「はぁっ!んんっ!」

 こねるように優しく摘まむと吐息が断続的に漏れる。少し強めに摘まむと喉の奥から強い嬌声が発せられる。

 そんなりみが可愛くて、おたえの指の動きは益々激しくなっていく。

「お、おたえちゃぁぁん……!!」

「りみ……!」

 少しずつおたえの息も乱れてきている。りみの乳首の感覚、そしてりみの嬌声を聞いて、興奮が高まっている。

 興奮による衝動に任せ、りみの乳首をより一層強い力でギュッと摘まんだ。

「ふぁぁぁぁぁっぁぁっぁぁぁぁ!!!!」

 その声と同時に、背中が激しく仰け反る。

 先ほどから何度もイっているのに、未だ身体が敏感で、ちょっとの刺激で全身に激しい快感が走る。

「りみ、気持ちよかった?」

「……うん」

「りみ、大好き」

「私も、大好き」

 身体の力が抜け、上手に自分を支えられない。おたえに抱きつく形でなんとか姿勢を保つ。そして、そっと唇を重ねる。

「りみ、どうしよう」

「?何が?」

「また、りみとえっちしたくなっちゃった」

 今、既にしているのに。と思うが、それは言わない。

 おたえの天然な言葉はいつものこと。それに、りみも、もっとしたいから。

「じ、じゃあ……」

「?」

「一緒に……」

 上目遣い気味におたえの瞳を見つめる。

 それはりみが強く求めているようで。おたえは嬉しく、そして、胸の高鳴りが抑えられない。

 おたえは浴槽の床に寝そべり、両腕を広げて。

「りみ、おいで」

 そう、りみを誘った。

 りみもそれに応じ、腰をおたえの顔の方に向けて、上に跨がる。

「りみ、もっと、腰下ろしていいよ」

「で、でも」

「だいじょうぶ」

 おたえの声は、優しかった。だから、ゆっくりと腰を下ろす。

「すごい。りみ、真っ赤」

「ふ、ふぇぇぇぇ」

「ねぇ、もう、舐めていい?」

「う、うん」

 返事をしてすぐ、秘部に刺激が走る。

「ふぁぁぁぁぁぁぁっ!!」

 おたえの舌が、自分の大事なところを刺激する。

 至る所を、激しく。

 刺激か気持ちよく、このままイってしまいそうになる。けど、刺激を受けるほど、今目の前にある、おたえの秘部が欲しくなる。

 だから、喘ぎ声を頑張って抑え、おたえの秘部に思いっきり唇を当てる。

「っ!?」

 突然やってきた刺激に、一瞬舌の動きが止まる。

 りみが自分の大事なところを、激しく攻める。嬉しくて、気持ちよくて。

「り、みぃ……!」

 舌が這う度に、刺激が全身を襲う。アソコが爆発するような感覚がして、今すぐイってしまう気がした。でも、目の前には、りみの、可愛くて綺麗な、大事なものがある。

 秘部からの快感と、りみへの欲望。もう、何も考えられない。ただ求めるまま、りみの秘部を再び舐める。

「っ!?!?」

 おたえの舌の動きが、先ほどより激しくなる。

 どうしよう、このまま、イっちゃいたい。

 そんな気持ちに駆られる。

 けど、唇と舌から感じる、おたえの熱も気持ちいい。

 だから、秘部から走る電撃のような快感に襲われながら、激しくおたえを欲する。

 お互いが刺激し合い、そしてお互いを求める。

「っ!!!?」

「!?!?っ」

 そして快感は絶頂に達し、二人同時に身体の力が抜け落ちた。

「はぁ、はぁ……」

「んっ、はぁ、……はぁ。り、み……」

 力が抜け、りみはそのままおたえに被さり、おたえもりみの重みを全身で感じる。

「おたえちゃん……」

「りみ……」

 力なく、互いの名を呼ぶ。

「どうしよう、力、入らない」

「このままじゃ、風邪引いちゃうね」

「それは、やだなぁ」

「じゃあ、頑張ろっか」

 そう言われ、りみは両腕両脚をなんとか踏ん張り、身を起こして、おたえから離れた。

「……」

「どうしたの?」

「う、ううん!なんでも、ないよ」

「?うん!」

 一瞬疑問に思ったが、すぐに笑顔で応える。

 本当は、もっとおたえを求めてしまった。もっと。それこそ、一緒に繋がりたい、と思うほど。

 けど、さすがに全身が重くて、動くのも辛い。

 これ以上は持たないと思った。

「よいしょっと。りみ、はい」

「うん。ありがと」

 頑張って立ち上がり、手をりみへとやる。おたえの手を取って、りみはぐっと脚に力を込め、立ち上がる。

「どうしよう、脚、ガクガクいってる」

「うん、私も」

「りみ、えっちなんだから」

「お、おたえちゃんだって」

「うん」

 また笑顔でいう。けど、分かっている。おたえのその笑顔は、本当だと。

 だから、恥ずかしいけど、とても嬉しくて。りみは未だ胸の鼓動が抑えられない。

「早く上がって、身体ふこ」

「うん!」

「疲れたから、一緒にお布団入って、寝よっか」

「えっと、……うん」

 そんなことしたら、起きたとき、またおたえが欲しくなってしまう。

 けど、甘えていいよね?

 今日は、自分の誕生日なんだし。

 起きたら、いきなりあんなことしても、今日は、いいよね?

 自分でも驚くほど恥ずかしい考えをしている、と思う。

 でも、今日はいつもより積極的になれる気がした。

 だって今日は、自分にとって特別で、大切な日だから……。

 

 


 
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