No.854204 SAO~黒を冠する戦士たち~ 英雄外伝 第6話 情報屋&相棒(バディ)グルメ96さん 2016-06-20 14:07:30 投稿 / 全4ページ 総閲覧数:758 閲覧ユーザー数:753 |
第6話 情報屋&相棒(バディ)
グラディールがいなくなるとゼウスは前を向いてつぶやいた。
「・・・・・話を聞いていたんだろ、エド?」
「気づいていたか・・・やはり、この世界ではやり辛いな。スキルを持ち、上げれば誰でも気づくことが出来る・・・まったくもってやりずらい。」
ゼウスの左側の路地の影から1人の男が現れた。白いフードをかぶって顔を隠しており胴回りにはナイフ、ピックなどの投擲類の武器を、腰にはサーベルなどの剣が備えられていた。
男の名ばエド゙と言う。ゼウス専用の情報提供者兼、この世界で行動を共にする相棒(バディ)である。
「でも、現実(向こう)だとエドの隠蔽は通用するだろ? それで、いいじゃないか・・・それよりも、俺に何か用があってきたんだろ?」
「ああ、忠告が1つと情報を1つ・・・まずは忠告だが、お前、本当にあのクラディールというヤツと行動を共にするのか?」
「(クラディールと言うのかアイツ・・)そのつもりだけど、何か問題でもあるのか?」
どこか真剣に話すエド、ゼウスも真剣な表情になり話しを聞いた。
「やめておいた方が良い、あの男、たぶんロクなことを考えていないだろう・・顔にそう書いてあった。それと、クラディール(アイツ)はよく見かけている。アイツらがよく出没する場所でな・・・もしかしたら、もう、自身を売っているかもな・・・・確証はないが。」
「なるほどねぇ~、まぁ俺もうすうす「ただのプレイヤーじゃあない」って感じはしたけとな・・・とりあえず、気を付けるに越したことはないか。」
エドが話す内容に納得を示すゼウス、ゼウスもまた、クラディールが様子が変だということはうすうす感じていたようだ。
「で、もう1つの情報っての言うのは?」
「ああ、実はな・・・。」
その日の夜、とある階層のサブダンジョンの安全地帯に、三人の男達がいた。
「くそ~、物は盗まれるは逃げられるは今日はついてなぜ。」
「でも、どうやって盗んだでしょうね、ポケットならまだしも、アイテム欄から物を盗むなんて・・・」
1人は今日あったことに怒りをあらわにし、もう一人は冷静になぜ盗まれたのか考えていた。
「お前そればっかだな、そんなのアイツをとっ捕まえて聞けばいいだけの話し!! 早くアイツをとっ捕まえに行こうぜ。」
「つかまえるって・・・どうやってつかまえるんだ? 速さじゃあ追いつけなかったぜアイツには。」
「そんなのアイツが油断したときに・・・・。」
「油断っていつだよ?」
「それは・・・・あーもう、いつだっていいじゃあないか! さっきからグチグチ言いやがって、だからテメーは評判が悪いんだよ!!」
「あ? そういうお前だって考えなしに突っ込んでどれだけ周りに迷惑かけていると思っているんだよ! 軍でも孤立しているヤツに言われたくないね・・」
「なんだと!! 「落ち着けお前ら!! まったくギャアーギャアーわめきやがって・・・」
三人のうち二人は話しているうちにだんだんエスカレートしていき、どつきあいが始まろうとした時この三人の中ではリーダー的存在なのか、もう一人の男が二人を咎めるのだった。
「とりあえず俺の話しを聞け、まず、あの女を探す。あのヤローがネックレスだけを盗んだとなると、あの女に雇われて実行したに違いない。だから、報復としてあの女を捕まえて、金もろともすべての持ち物を頂く」
「どうやって、あの女を言うこと聞かせるんだ? もしかして・・」
1人が尋ねかけて何かを言う前にリーダ的な男が手甲を外してあるエンブレムを見せた。黒い棺桶の中に髑髏が笑っているエンブレム・・・そう殺人ギルド゙ラフィンコフィン゙のエンブレムだ。この三人はすでにラフィンコフィン(悪魔)と契約してメンバーの一員となっていたのだった。
「もちろん、こいつを見せるのさ。そしたら、あの女はびびって俺達に従うだろう。」
「なるほど、たいていこれを見せた連中は素直に従ってますからね。」
「結局いつも通りだろ・・・早くあの女を捕まえに行こうぜ。1回ぶん殴らないと俺は気がすまないんだ!」
方針は決まった。なら次は行動に移すのみ、男達三人は立ち上がって安全地帯から出ようと歩きだしたとき・・・・・
「聞いちゃった~聞いちゃった~、悪いこ~と聞いちゃった~。」
突然三人の耳に歌を歌うかのような声が響き渡るのだった・・・・・・
Toubecontinued…
新キャラ゙エド゙の登場回でした。どれぐらい出るかわかりませんが相棒(バディ)なので結構だしたいですね。性格としては常に冷静なクールキャラ、ゼウスのボケに冷静に突っ込みます。
エドのモデルはアサシングリードのブラックフラッグより主人公の゙エドワード・ジェームス・ケンウェイ゙です。
名前もそっからもじっています。弟がたまたまやっていたゲームを見ていて、そのアクションに惚れて、取り入れたいなと思って取り入れました。暗殺シーンはいずれ書きたいと考えています(先はながいけど・・・)。
そして、アサシンシリーズでは欠かせない゙アレ゙も出す予定です。
次回、あの声の正体は・・・? もうわかっているとおもいますが、彼ですwww
それではまた・・・・・・
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どうも、グルメです。
毎度おそくなってすいません。小説もよいけど、リアルの艦これアーケードも・・・いえ、なんでもありません。
今回の話では新キャラ登場です。あるゲームのキャラの容姿や設定を少しだけ拝借しています。もちろんオリジナル要素も入れていきます。
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