時は少し遡り、銀時たちがフェイトたちに会う前。
ほかの銀時たちと逸れたメンバーはというと……
なのは視点
私、高町(たかまち)なのは。極々平凡の小学三年生…のはずだったんだけど何の因果か運命かもしくは神様のイタズラか魔法少女なんてやってます。
違う世界からやって来たユーノ君のお手伝いで『ジュエルシード』というものを集めています。
なのは「いただきます」
今は家族のみんなと夕食を食べています。
お父さんの高町士郎(しろう)、お母さんの高町桃子(ももこ)、お兄ちゃんの高町恭也(きょうや)、
お姉ちゃんの高町美由希(みゆき)、そして私、高町なのはの5人家族なのですが…
神楽「おかわりヨロシ?」
十兵衛「十兵衛もご飯おかわり!」
夢叉子「大盛りでたのむ」
新八「もうダメだよ神楽ちゃん、十兵衛ちゃん、夢叉子さん」
マミ「それで三杯目でしょ? 夢叉子さんも丼でご飯を食うのはやめてください」
ネプギア「そうですよ。私たち泊めて貰ってる身なんですから遠慮しないと」
神楽「私の辞書に遠慮と言う文字は無いネ!」
十兵衛「出されたご飯を完食するのはマナーだよしんちゃん。あっ、恭地お兄さん、そのおかずいらないならちょうだい!」
恭地「いいぞ。どんどん食え」
夢叉子「メガネ女子。すまないが醤油をとってくれ」
美由紀「メガネ女子じゃなくて美由紀で呼んでくれません? はい、醤油」
新八「いや威張って言えることじゃないだろ! ずうずうしすぎんぞあんたら!! 完食どころか家の食料食い尽くす気か!! 恭さんたちも甘やかさなくていいですから!! それと、あなたまでこっそりご飯のお代わりしてるんですか夜真斗さん!!」
夜真斗「ギック!? し、仕方ないんです。私、体を動かすだけで軽く250キロも消費しちゃうので…」
新八「そこは元ネタの設定のネタ使わなくてもいいでしょうッ! 容姿とネタのオリキャラですけども、あなたたち姉妹は一番遠慮してください!! マジで士郎さん家が食いつぶれちゃいます!!」
エヴァ「オイッ! それは私が目をつけていた海老天だぞ!!」
シャナ「ふん。どこにあんたの名前などついているのかしら?」
赤セイバー「食卓は戦場なのだ。そんなのことも知らんとはまだまだ幼稚な吸血鬼だな」
エヴァ「いってくれるじゃないかツンデレボイスに暴君ッ。氷漬けにしてカキ氷にすんぞ」ピキピキ
シャナ「おもしろいじゃない。逆にレアに焼いてあげるわ」シャキン
赤セイバー「余の剣も吸血鬼の血を欲しておるぞ」チャキッ
ネプギア「わぁぁ!? シャナさん、赤セイバーさん!! そんな物騒なモノ(刀と剣)しまってぇぇ!?」
新八「ちょっ、エヴァちゃん!? こんな場所で魔法使ったらだめー!!」
セリカ「三人とも、喧嘩しない。ほら、私の鶏天あげるから仲直りしよ? ね?」
あやか「…すいません桃子さん。うちの従業員がご迷惑かけてしまいって…」
桃子「うふふ、いいのよ。食事は大勢で食べたほうがおいしいもの。それに、キャスターさんと夜真斗さんも料理手伝ってくれるから大助かりよ♪」
キャス狐「はーい、追加のタマモ特性半熟卵てんぷらができましたよ~♪」
桃子「あら、ありがとう。ほら、夜真斗ちゃんたちも遠慮しないでたくさん食べてね」
神楽「ありがとうアル!桃子のおばちゃん」
十兵衛「桃子ママとタマちゃんのご飯おいしい~♪」
士郎「ほら、君達も遠慮しなくていいんだよ」
アーシア「ではお言葉に甘えて…」
リアス「あ、ありがとうございます」
今日、我が家に新しい家族…というか友達…というか居候ができました。
なのは視点終了
新八視点
僕は志村新八です。今は神楽ちゃんたちと一緒に高町家でお世話になっています。いや~今思えば、最初は驚きの連続ですよ。目を覚ましていれば、見たこともない町に銀さんたちとは行方不明。代わり、僕たちと同じくそれぞれ転送装置に巻き込まれたリアスさんたちとセリカさんとネプギアちゃんがいて、しかも僕たち目の前にあのリリカルなのはの主人公のなのはちゃん(とフェレットのユーノ君)が駆けつけてきたからもう驚きすぎてその場で絶叫していました。…その後、神楽ちゃんとシャナちゃんに「うざい」って言われて、刀と手刀で強制的に黙らせられちゃったけど…。
話を戻して、僕たちはなのはちゃんたちに事情を説明した。そのときリアスさんたちの事情を含めて驚いていたけど、そこは長くなるので省きますね。それで、僕たちは元の世界に戻ることと銀さんたちの捜索するため、なのはちゃんの家にご厄介になるとこになりました。最初は迷惑だと思いなのはちゃんに言ったら「困った人をほっとけません」って。
いい子だ…こんないい子、僕の世界にあまりいない。…軍曹、君がなのはちゃんに夢中になるのもわかる。後で没収したグッズを返そう。
それとなのはちゃんの家族に僕たちの正体と事情を説明したけど最初は信じてくれませんでした。そりゃー娘が夜に一人(+ペット)出かけて帰った大勢の友達を引き連れてきたんだから信じられるわけないか。
なので証拠として、キャス狐さんとシャナちゃんが札と愛刀とから炎を出し、マミさんの魔法少女の変身を、リアスさんとアーシアが悪魔の羽を、エヴァちゃんは魔法ででっかい氷山を出したりと、士郎さんたちに見せました(マミさんが魔法少女だと知ったなのはちゃんがびっくりしたのは置いとこう)。
おかげでなのはちゃんのお父さんの士郎さんたちは信じてくれて、しかも僕たちを気遣って家に泊めてくれました。なのはちゃんといい良い人たちだ。けど、士郎さんとなのはちゃんの兄の恭地さんは親馬鹿&シスコンだったので「娘に手を出したら殺す」と鋭い目で睨まれまれて穴開きそうだった。同じシスコンなのでその気持ちは分かりますけど…。
話を戻して現在、僕たちは高町家の食卓にお呼ばれしちゃってます。
新八視点終了
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士郎「それにしても、いまだ信じがたい話だな。別世界から来たなんて……しかも、それぞれの世界に宇宙人とか悪魔とか神とか魔法少女とかがいるなんて…」
あやか「信じられないかもしれませんが、私と新八さん、夜真斗さんと夢又子さん以外は人外側なので……」
美由紀「あれ、セリカちゃんは人間じゃないの?」
セリカ「うーん私の場合、過去の私を複製したもんだから普通の人間といえば人間じゃないよ」
新八「いや、さらっと自分はクローンですって言ってるんですかこの人。そんなショッキングなこと食卓の間で堂々と言っていいの?」
セリカ「別に。リアスちゃんたちに比べたらただ回復魔法が使える以外個性ないよ私」
リアス「悪魔としていわせておくけど、あなた出産と魔法使える時点で十分個性的よ」
神楽「セリカちゃんてクローンだったアルか!?」
十兵衛「だったらデススターに乗ったことある?」
エヴァ「ダースベーダーの部下だったら彼のサインを…」
新八「なに目を輝かせてるんですか!? セリカちゃんはSFの代表作品の人間じゃありませんって!!」
あやか「そうですわよみなさん。初対面にむかって変な誤解はしてはいけません。セリカさんhノーネームの復興と問題児たちの面倒事でつねに苦労してるんですからこれ以上迷惑かけちゃだめですわよ」
新八「それ別のキャラ!! 中の人おなじだけど!」
セリカ「YES! セリカはどこぞのウサギじゃなりでありませんですよ」
シャナ「あんたも無理にボケなくていいわよ」
美由紀「あっははは、おもしろいね。会って数時間しか経ってないのにもう息ぴったり」
士郎「そうだな。俺の目でも悪人じゃないのはよくわかる」
桃子「うふふふ、そもそもこんなかわいい子が悪い子なわけないわ」
にぎやかに会話する新八たちに士郎たちの顔が綻ぶ。
騒がしい一行であるも、楽しいそうな人たち。それが高町家から見た印象だった。
恭地「ところで元の世界に帰れる目処はあるのか?」
新八「それについてはまだです。紫さんが僕達を見つけてくれるのが幸いですが」
美由紀「その紫さんってどんな人なの?」
夜真斗「八雲紫って言うスキマ妖怪です。その人は境界を操る程度の能力を持ってまして、どんなところでもあらわれます」
夢又子「たとえ別世界だろうと何処だろうとな」
なのは「そ、それは凄いですね……」
もっとも気まぐれでの○太並の冬眠ババァだしアテはできんがな、と、夢又子が付け加えながらほうじ茶を啜った。
新八「僕たちを転送した源外さんたちがなんとしてくれるとして、その間に銀さん達を探さないといけません」
なのは「その銀さん達って、どんな人達なんですか?」
エヴァ「そうだな。銀時は銀髪天然パーマで、年中死んだ様な魚の目をしていて、ブー太郎で、いつも何を考えているかわからなくて……一言で言えば駄目オヤジだ」
マミ「ナギさんも同じくです。妻子がいるのにほったらかしにて、しかも十年近く息子の育児放棄したあげく、パチンコ中毒者で魔法使いなのに魔法が十以下しかなくってとうとう離婚話が浮き上がったほどのチンピラ親父です」
リアス「へぇ、それは駄目駄目ね。まぁ、イッセーも似たようなものかしら。私という人がいるのにほかの女にデレデレしちゃうし…」
ネプギア「私のおねいちゃんもグーたらですけど、そこまでひどくありませんよ。たしかに仕事はしないであそんでばっかでトラブルを引き起こしていーすんさんに迷惑をかけますけど…」
シャナ「それ十分駄目人間の証しよ。あっ、ネプギアの姉だから駄目女神か」
恭地「何だろうか、君たちが言う人たちはそんなのでよく生きていられるな」
恭也は新八たちの説明を聞いて、ため息を吐く。
そんなに言われるのだから、文字通り駄目人間なんだろう……そう思っていたら、
あやか「そんな駄目人間でも、常に身を張って私達を助けてくれたんです」
夢又子「第一印象はそんな感じに思えるのは仕方ないが、根っこの部分は妹である私たちが保証する。あいつは良い男だ。だろ姉よ」
夜真斗「はい! お兄様は素敵な方です」
マミ「ナギさんも同様よ。なんたってあのひとは、みんなのヒーローなんですから♪」
エヴァ「あいつらの頭はちゃらんぽらんだが、ひとり一人をちゃんと見て裏では私たちのために行動しているんだ。そういうツンデレな所がたまらないのさ私は」
リアス「まぁ、私の愛する最強の兵士だから嫌いになんてならないわ絶対。ねっ、アーシア」
アーシア「はい、イッセーさんは優しい良い人です」
ネプギア「おねいちゃんだって同じです。だって私のおねいちゃんなんですから憧れて当然です」
あやかたちの熱意に士郎は銀時たちのイメージを改める。美少女たちがこれだけ言うのだ。
立派な人たちだろう、と高町家は思った。
なのは「それで、銀さんたちのフルネームと特徴ってなんですか?」
シャナ「そんなこと聞いてどうするの?」
なのは「いえ…もしかした道端でばったり会うかもしれませんし…特徴とか知ってれば探しやすいかなーて」
キャス狐「それもそうですね」
赤セイバー「名案だぞなのは」
なのは「えへへぇ///」
赤セイバーに褒められ照れるなのは。
テーブルの食器をキッチンに運んだ夜真斗が椅子に座って銀時の特徴を言う。
夜真斗「ではお兄様から。お兄様の特徴は新八君が言ったとおり銀の天パです。白い着物で腰に洞爺湖と彫られた木刀を指してます。フルネームは坂田銀時」
士郎「白い着物に木刀かぁ…ものすごく目立ちそうだ」
マミ「次はナギさんです。フルネームはナギ・スプリングフィール。イギリスのウェール出身です。特徴は赤い髪に濃い肌のローブを纏ってます。あと、余計な情報ですがナギさん、ウェールのメルディアナ魔法学校を中退しています。性格をいえば考えるより先に手を出すタイプです」
美由紀「うわぁ~不良だねぇ」
恭地「これまた目立ちそうな人だな」
新八「次々は霊夢さんと魔理沙さんですね」
エヴァ「博麗霊夢。特徴は紅白の巫女服で、何故か腋の部分がない鬼巫女だ。霧雨魔理沙の特徴は魔女の原点というべきモノクロの魔女のかっこをしている。それと、そいつを付け加えるなら火力バカだ」
美由紀「何で巫女が脇無しの巫女服? しかも鬼巫女ってなに?」
恭地「巫女服に魔女服か…もうコスプレ集団しか想像できないな。…次は?」
もう高町家は驚かずに聞いていく。
こちらの常識は向こうには通用しないとわかったからであろう。
セリカ「次はラグナね。ラグナはラグナ=ザ=ブラットエッジ。銀髪で赤いコートを羽織ったSS級の犯罪者で賞金首だよ」
新八「は、犯罪者!?」
神楽「なに、驚いてるね新八。うちだった金髪チビだって元は賞金首の犯罪者ね」
エヴァ「おい、あやかは金髪だが賞金首でも犯罪者じゃないぞ」
あやか「あなたのことですわよ、おちびちゃん」
エヴァ「誰がおちびだぁぁぁぁぁ!! 私をディスのも大概にしろ! だいたいおまえら私が誰もが恐れる闇の福音こと悪の魔法使いだってこと忘れたわけじゃないよな!!」
シャナ「……あれ、そうだったけ?」
あやか「昔の栄光で胸張るなんて、器の小ささがもろわかりですねエヴァさんって。いえ元から小さいでした」
キャス狐「自分を悪の魔法使いとか闇の福音って言うなんてエヴァちゃんまじ厨二病wwwwwマジわろwwwwww」
痛い子を見るような目であやかとシャナはボケ、キャス狐は嘲笑う。
馬鹿にされたエヴァは、ガラスのハートだったため、とうとう涙目になってしまった。
エヴァ「ヴゥゥゥ~ヴぁたしはずごいんのに~。づよぐで最強ざいあくの悪の魔法づかいなんだじょ~ッ。本当だぞぉのにぃ~(涙目)」
恭地「お、おい、この子泣きそうになってるんだが…」
夢又子「ほっとけ。甘やかすと付け上がる」
夜真斗「でも、夢又子…さすがにこれは…」
泣きべそになるエヴァ。するとセリカが彼女の頭をやさしく撫でた。
セリカ「よしよし、エヴァちゃんはすっごい吸血鬼なんだね。わたしびっくりしちゃったよ~」
エヴァ「ぐずん…おまえはしんじでぐれるのか?」
セリカ「うん。私の友達も吸血で強いもん。だから同じ吸血鬼である貴女も弱いわけないもん。だから自信もってね」
エヴァ「ヴぅ~ありがどう…」
セリカの胸に顔を埋めるエヴァはセリカにあやされる。
まるで泣く妹をあやす姉のような場面だ。
セリカ「それと、ラグナは悪い人じゃないよ。ただ探してる人が私の世界を統治している組織に居てて…、その組織も裏でいっぱい悪いことしてたらからラグナが潰してなんでか賞金首なっちゃっただけだよ」
新八「いやいや、そんなお使い気分で組織壊滅させてるんですかその人!?」
桃子「なんか義賊ぽい人ね~」
猪突猛進過ぎですと、ツッコミをいれる新八。
桃子はどういう連想で想像したのか、「またつまらぬ物を斬った…」という兼泥棒十五代目みたいな人をイメージを浮かべた。
シャナ「吸血鬼の話が出たから次は、フランと猫吸血鬼ね。フランは宝石の様な翼を持っていてフルネームはフランドール・スカーレット。猫吸血鬼…もといアルクェイドはフルネームがアルクェイド・ブリュンスタッド。真祖の吸血鬼で自由奔放・天真爛漫・無邪気な野良猫のような金髪女よ。いつも白いハイネックと紫のロングスカートを穿いてるわ」
夜真斗「フランちゃんはお兄様がいれば、大丈夫と思います」
十兵衛「銀ちゃんにラブラブだもんねぇ~」
夢又子「問題は猫吸血鬼だな。ふらっと一人で行動してないでおとなしくしていればいいんだが…」
美由紀「野良猫みたいな人ねぇ」
ネプギア「それじゃ次は私のおねいちゃんです。おねいちゃん名前はネプテューヌ。私と同じ髪型と十字キーの髪留めをしています。あと私より背が低いです」
士郎「あれ、姉なのに小さいの?」
ネプギア「はい…、そのせいで周りからわたしがおねいちゃんだと勘違いされてます」
ネプギアの発育から、姉はきれいな大人の人だと想像していたが子供っぽい人だと改めて思った高町家。
そのほかは似たような人がいるのでさほど興味はない。
リアス「それじゃー次は私の探し人ね。イッセーのフルネームは兵藤一誠。私の眷属であり最強の兵士よ」
なのは「その人も悪魔ですか?」
リアス「正確には転生悪魔っていって人から悪魔に――は話が長くなるから省くわ。イッセーの特徴は黒い制服姿で…あとは、とにかくエロが好物。これが一点ね」
シャナ「なるほど。変態ってことね」
リアス「…イッセーのために弁護したいけいけど、否定ができないわ」
アーシア「で、でもイッセーさんはただの変態ではありません。純情でやさしくって、部長のおっぱいを突いてパワーアップするヒーローです!」
シャナ「うん。わかった。そいつがむっつりスケベだってことがよ~くわかった。悪いこといわないからそいつと別れなさい。あとあと苦労するわよ」
十兵衛「十兵衛の世界のチビ変態とラッキースケベ、どっちが勝つのかな?」
夢叉子「被害の規模を考えればうちのほうが勝ってるんじゃねぇか?」
リアス「そ、そんな!? 私のイッセーを上回る変態がいるなんて!? しかも二人も!?」
新八「そこまで驚くこと!? つうか自分の眷属を変態だって認めたぞこの主人ッ!」
マミ「で、では次にいきましょう」
見知らぬ一誠のイメージが悪くならないようマミが強引に話を折った。
あやか「長谷川千雨。私の元同級生で、ひねくれた天邪鬼な女の子ですわ」
なのは「普通の人間…ですか?」
あやか「はい、ただの一般人です」
神楽「特徴を言えば新八よりツッコミがうまいメガネアル。いづれは新八のポディションを奪うメガネ女子ネ」
新八「まだそのネタ言うかッ!! 絶対この座(ツッコミ役)はゆずらねぇからなッ!」
自身のツッコミ役を危機する新八。
その片や、高町家は千雨のことで「こんどはまともだ」と安心していた。
彼らの考えてる通り、千雨という少女は普通の少女…なのだが、彼女軍や政府のセキリティーにハッキングすることができる最高のハッカーだってことは知らぬが仏であろう。
マミ「次は古明地こいしちゃんについてです。この子は覚らない覚り妖怪いう妖怪なんですがアルクェイド並になかなか見つけられません」
なのは「何故ですか?」
シャナ「無意識を使うからよ」
なのは「無意識……ですか?」
マミ「そう、無意識」
夢叉子「まぁ、そいつはナギに病気的に大好きだからナギを探していれば、一緒に居る可能性が大きいし、大丈夫だろう」
病気的という単語にひっかかりを覚える高町家(なのはは?マークを浮かべてる)とその他だが、あえて追求はしなかった。
十兵衛「こんどはカオスちゃんのことを説明するね。カオスちゃんはなのはちゃんより小さい子で背中に鋏みたいな翼を持った金髪シスターのエンジェルロイドだよ」
リアス「エンジェルは天使のことだけどロイドはロボットの用語よね? その子もしかしてサイボーグ的な何か?」
新八「はい。カオスちゃんは天人(あまんと)…ここでは宇宙人のことですね。惑星シナップスに住む天使族っていう宇宙人が作り上げた戦闘用生体兵器です」
リアス「なるほど…ようするにその子は宇宙版の天使が作った天使の兵器ってことね…」
夢叉子「あぁ、けど兵器っていっても中身はまだちみっ子だ。一刀に懐いてるし、一刀がいればフラン同様大丈夫だろう」
なのは「かずと?」
キャス狐「北郷一刀。私と赤セイバーさんのマスターです♪」
美由紀「ねぇ、その人どんな人? イケメン男子?」
キャス狐「いえ、顔は普通です。でも、魂はイケメンです。私の好みにグリーンヒットどころから爆破するほどの♪」
赤セイバー「それだけじゃないぞ。軍事、政治、企業、そのほかの実力は折り紙つき。さらに奏者のあきらめ癖とお人好しとは宇宙の法則でも干渉不可能というほどのカリスマ性を兼ね備えておる。ローマ皇帝である余の惚れてあたりまえのほど余にふさわしい主人っだッ」
桃子「あらあら、そんだけ豪語するんだなら、とても立派な人なんでしょうねぇ~」
あやか「えぇ、私からも見ても立派な人……なんですが…ちょっと空気的なというか…無味無臭すぎてたま~に忘れることがあるんです。私や銀さんもたま~にその人のこと忘れたことがありまして……」
リアス「どんだけ影薄いのかしらその人?」
シャナ「そうだったと思ったら、直ぐにあのエロエロ魔神に足元すくわれるだけじゃなく、骨の髄まで捕食されるわ」
夢叉子「まぁ、なんせあいつは紅白マダオに劣らず曲者だ。しかも何かのスイッチが入ったらもう煩悩一直線のド助平にチェンジする人種…いや、固体だなアレは」
新八「ある意味銀さんよりもトラブルメーカー…いえ、2P巫女と同族の核弾頭です。しかも常々仕事をもってきてくれるうちの大黒柱なので文句がいえないんです」
恭地「君の事務所の大人、碌な人がいないなぁ」
神楽「社長がマダオの時点でもうレッドラインを超えて。ブラック企業認定アル」
リアス「ド助平ねぇ…案外イッセーと仲が合うかもしれないわねその一刀って人…」
自分の兵士と一刀が意気投合するイメージを膨らませるリアス。
仲良くなるところか義兄弟を契っているとは、この時最強の兵士の王は知らなかったのであった。
赤セイバー「話を続けるが奏者はつねに両腕と腰にベルトを数束巻いて、背に金の十文字が刻まれた白いコートを羽織っておるぞ」
士郎「なぜ腕にベルトを?」
神楽「知らないネ。作者のオリ設定じゃないアルか」
シャナ「メタはやめなさい」
新八「ごっほん。次はヤミちゃんについて説明しましょう」
あやか「ヤミさんは私のようなきれいな金髪で脇なしの黒い服を着た人形のようなクールで可愛らしい少女です。年は…そうですねぇ…アーシアさん位の子ですわ」
アーシア「私と同じ年の子ですか…」
美由紀「聞くけどその子も普通じゃないんよね?」
あやか「詳しいことは知りませんが、たしか天人です。あと前の職業は殺し屋です。それも宇宙一の」
なのは「こ、殺し屋さんですか…!?」
神楽「そんなに怖がらなくていいのネなのは。ヤミはとっても優しい子アル」
シャナ「そうよ。それに宇宙一の殺し屋っというよりエッチなトラブルに常に巻き込まれて被害にあう可愛そうなエロ担当の苦労人なんだからあいつ。むしろ第一に保護したいいわ。絶対ひどい目にあってるはずよ。セクハラ的な意味で」
なのは「あっ、はぁ…」
どんだけ薄幸な少女なんだと、高町家の面々は心の中でヤミに同情する。
一方、リアスとアーシアはセクハラの常習被害者と聞いて、その加害者になりそうな人物(一誠)が頭に過ぎったが頭を振って振り払った。
だが、「まさか、その子の服を破壊してすっぽんぽんしてるんでは…」と二人は考えてしまう。
キャス狐「では、最後のメンバーを一気に紹介しましょうか」
新八「なんかだんだん趣旨が変わってませんかこの説明?」
キャス狐「気にしてはダメですよメガネ君♪」
あやか「残りはチャチャゼロ、アーチャーさん、ライダーさん、セイバーさんですね」
神楽「チャチャゼロは後ろでセリカちゃんにあやされてる泣き虫チビの人形アル」
なのは「お人形さん…ですか? かわいい人形ですか?」
あやか「可愛らしさの欠片もない三頭身の人形です。しかも主人の命令を無視するほど制御不能で、トラブルが起きたら消火するどころか火に油を注ぐ悪魔のような最悪な小悪魔ですわ」
リアス「へぇ~悪魔として欲しい人材ね。いえ、人形だから人間じゃないわね」
悪魔側として物欲しそうに目をするリアス。
日ごろチャチャゼロが裏で活動している事を見ている万事屋側にしていれば、エヴァのように逆に遊ばれると彼女に忠告しておきたいが、言う義理がないのであえて無視した。
新八「最後にアーチャーさんとセイバーさんとライダーさんです。アーチャーさんは褐色で白髪の皮肉屋、ライダーさんは綺麗な紫の長髪の長身美人、セイバーさんは…赤セイバーさんの青バージョンです」
美由紀「そのセイバーさんって赤セイバーさんの姉妹?」
赤セイバー「いや、別人だ。まぁ、余とあやつが似ているのは…キノコのせいだ」
なのは「キノコ?」
シャナ「はい、二回目のメター」
マミ「と、とりあえず行方不明者は合計18人(+1体)です」
士郎「結構多いがぁ…わかった。こっちも喫茶店を営業しながら、探してみるよ」
ネプギア「でも、本当にいいんですか?」
士郎「あぁ、困った時はお互い様だからな」
キャス狐「士郎さんあざーす!」
アーシア「お、おねがいします」
笑顔で承諾する士郎たちに、キャス狐とアーシアと夜真斗が頭を下げてお礼を言う。
夕食を食べ終わった新八たちはなのはとユーノと一緒に今後のことについての話しをする為になのはの部屋にいた。新八たちは自分たちが住んでた世界に戻れないかとユーノに聞くがユーノは申し訳なさそうに首を横に振るう。
ユーノ「申し訳ありません。僕の力ではあなた達を元の世界へ帰すことは無理です。なにより管理局は異世界を渡る技術をもっていても平行世界に渡る技術は現在ありません…」
なのは「ユーノ君、元気だして…」
神楽「そうアル! 例えお前がどこぞの腐れオコジョ同様役立たずでも気にすることはないアル」
シャナ「そうそう。小動物に頼るほど私たちばっかじゃないから、そんなに責任感じなくていいわよ」
ネプギア「あのーそれ励ましの言葉になっていないのですが…」
新八「ユーノ君を傷つけて奈落に突き落としてるようなもんだからね」
マミ「ってかシャナさん、この作品だとめっちゃ毒舌すぎません?」
神楽とシャナの毒舌に新八とネプギアとマミが二人の方を向きツッコミを入れる。
一方、毒舌を浴びたユーノは部屋の隅で落ち込んでいた。
ユーノ「どうせ僕はジュエルシードも封印できないんだし、今は小動物だからなおさら役立たずって言われても仕方ないよね…ハハ」
ユーノは自分を責める言葉を言いながら自嘲的な笑い声を出す。
これにはなのはは苦笑するしかなかった。
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10分後、新八とネプギアとリアスとアーシアとセリカとなのはによる本当の励ましで立ち直った。
ユーノ「とりあえず今後の動きとしては、なのはと僕はジュエルシード集め。新八さんと神楽さんは銀時さん達を探す。これでいいですか?」
新八「うん。でも僕達もジュエルシード集めを手伝うから遠慮なくいってね」
神楽「私にどーんと任せるアル」
エヴァ「願いを叶えるアーティファクトか…胡散臭いが面白い」
十兵衛「わーい、宝探しだ~♪」
手伝う気満々の新八たち。エヴァにいたってはジュエルシードに興味を抱き、十兵衛は宝探し感覚だった。
なのは「でも十兵衛さん、ジュエルシードはとっても危険な物なんですよ? 」
ユーノ「そうです。無関係なあなた達を巻き込む訳には…」
リアス「それを言ったら、無関係だったなのはちゃんを巻き込んだ時点でダメでしょう?」
夢叉子「自分の尻は自分で拭くのはあたりまえだが、危険物を町にばら撒いたというのはさすがにガキが負えるもんじゃないだろう?」
夜真斗「学者であろうと、あなたははまだ子供。薄い責任感で子供のなのはちゃんを巻き込むのはいけませんよ」
セリカ「私が言えた資格はないんだけど、もっと大人を頼ったほうがいいよ。でなきゃー取り返しのつかないことになるから」
ユーノ「うっ…」
リアスは呆れた表情と、坂田姉妹の説教とセリカの忠告が、ユーノの痛いところを突く。
ユーノは痛いところを突かれ顔を俯かせる。
なのは「あの…本当にいいんですか?」
なのはは新八たちに尋ねると…、
新八「もちろんだよ、なのはちゃん」
夜真斗「万事屋はどんな依頼も受けます」
神楽「私となのははもう友達ネ。友達助けるのに理由なんて必要ないアル」
ネプギア「困っている人を助ける主義ですから」
リアス「のりかかった船という者うよ」
アーシア「私も手伝います」
シャナ「まっ、何かの縁だし協力するわ」
赤セイバー「うむ、人の縁はすらばしいものだ。存分に頼るがよい」
エヴァ「私は勝手にやるがな」
十兵衛「エヴァちゃんは相変わらずツンデレだね~」
セリカ「もしも怪我したら私に言ってね。魔法で治してあげる」
夢叉子「ピンチのときは私たち大人にまかせとけ、がきんちょ」
マミ「魔法少女としての戦いが知りたいなら私が魔法少女の先輩として教えたあげるわ」
キャス狐「痛い目にあったならタマモにおまかせあれ。呪術で痛い目に遭わせたやつ祟ってあげます♪」
異界の友達は笑顔で力強い言葉で言った。
なのは「ありがとう、みんなさん」
なのはは笑顔で新たに出会った異界の友にお礼を言うのだった。
おまけ
神楽「ところで新八。おまえこの世界に来たとき、此処の世界がアニメの世界だとか言ってたアルな」
新八「うん。たしかに最初、リリカルなのはの主人公のなのはちゃんがいたらから、此処がアニメの世界だと思ったけど…三次元から二次元の世界にいけなんてこと本当に有り得るのかなぁ…?」
シャナ「もし行けたとしたら、アニメオタクが発狂しそうねぇ~」
ネプギア「おねいちゃんがいたら「二次元行きは全オタクの夢!」って大はしゃぎで喜びますね。ほんとに行けたら好きな漫画やアニメの世界に直行しちゃうかも」
夜真斗「もしも、転送装置の暴走の原因であるあのDVDで、そのDVDの世界にいけたとしたら、あの転送装置すごい大発明ですねぇ…」
エヴァ「だが、それはまだ憶測にすぎないぞ?」
夢叉子「そもそも他のメンバーは私たちがこの世界にきた原因のDVDと一切関係がない。だとすればただの偶然の可能性もありえる」
マミ「確証があるのは、私たちにとってここは紛れもない異世界…それしかありませんわね」
十兵衛「でも、もしも此処がアニメの世界ならこの先の展開分かるんじゃない?」
神楽「そうネ。おい、新八。おまえあのDVDもっていたらなら、ジュエルシールドがどこにあるのか知らないアルか」
なのは「神楽ちゃん、ジェルシールドじゃなくてジュエルシードだよ?」
新八「え、えぇと…ごめん。あのDVDうちの軍曹から没収した後みてないから分かんないや」
あやか「役にたちませんわねぇー」
シャナ「オタク知識もない、ただの騒がしいだけで二次元の女に欲情するアイドルオタクなんてどこが得なのよ」
神楽「そうアル。秘密結社の新人のほうが役に立つネ。まじでアッチとトレードしてほしアル」
新八「悪かったですね、秘密結社の新人と違って神々の義眼がない無能なメガネで…!! つーかさっきからシャナの毒舌がひどいんですけど!? おもに僕に対してドライすぎません!? だんだん神楽ちゃんみたいな感じになってますよ!? 王道釘○ボイスのキャラがそれでいいんですか…!?」
神楽、シャナ「「釘○がキモオタクの味方とかマジキモすぎんですけどぉwwwwwwwwwww」」
新八「オイ、馬鹿、やめろ。全国にいる釘○ファンを敵に回すぞオイ!! 早くもこの話は終了ですね!!」
神楽化、もとい、銀魂の世界に汚染されている殿堂入りのツンデレ娘はともかくして。
結局、アニメの世界かどうかについては、リリカルなのはの知識を知っている一刀と千雨と意見を聞きたいため、仲間と合流してからの持ち越しとなった。
つづく
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神楽「やっと私たちの出番アル」
新八「作者の亀更新+誤字脱字にはほんとうんざりだよ」
エヴァ「ラスボス級であるこの私の活躍が楽しみだな!」
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