機体名　『　マインシュリンパー　』


ゾイドコア回収および海底地雷除去を専門とする共和国の工兵ゾイド。
帝国ゾイドのグレイヴディガーが敷設する地雷被害を受けて、それを除去する対策ゾイドとして作り出されたのがこのマインシュリンパーだ。

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海底地雷は地上のそれとは違い、ゾイドが踏んだ圧力で爆発するものではない。
もしそのような構造であれば水圧で誤爆するのは必至だろう。
だから帝国の海底地雷の多くは共和国ゾイドの発する電磁パルスの周波数やモーター駆動音に共振して起爆する仕組みなのである。

そんな特性を逆手に取り作られたマインシュリンパーは、キャノピーの緑色が示すとおり鹵獲した帝国ゾイドを元に改修を加えたものだ。
帝国ゾイドの特徴を多く持つことで海底地雷の敵味方識別認証を掻い潜り、比較的ではあるがリスクを下げて地雷の除去を行うことが出来るというわけである。

とはいえ多大な危険を孕んだ任務である事に変わりは無く、戦場では常に多くのマインシュリンパーと勇敢な共和国パイロットが暗い海底にその身を横たえ続けているのだろう。
マインシュリンパーは戦闘を滅多に行わない工兵ゾイドであるが、その乗り手は誰よりも勇敢で強い精神力を備えているものとして共和国兵士達の尊敬を集めている。




○マインプラウ・シザー
前方の海底に埋まっている地雷を掻きだすためのシャベルにもなる鋏。
精密動作性は抜群で、地雷の回収作業もこのシザーで行うことが多い。

○電磁地雷除去装置
マイン・シュリンパーの頭部の銃口のような装置は海底に埋まっている磁気反応地雷に遠距離から共和国ゾイドの電磁パルスを発信して誘爆させ、安全に処理するための電磁気発生装置だ。
これで処理するのが最も安全な地雷除去方法であるが、電磁パルス感知式の海底地雷でないと効果が無い。

○ダウジングロッド
二本の長いヒゲのようなアンテナは地雷の発する微弱な電気信号を感知して、その正確な位置を把握する高感度レーダーである。

○フラッカー（目印発射器）
マイン・シュリンパーの尾部に取り付けられている装置。
これで海底に信号を発するマーカーフラッグを打ち込むことで、後続の仲間に地雷が除去された安全な道を示す。

○地雷除去爆雷
地雷原を爆破処理して道を作るための爆薬付のロケット。
技術的にマイン・シュリンパーには解体できないタイプの地雷はこれで一気に爆破処理してしまう。

○ＡＺミサイル×２　水中用機銃
マインシュリンパーの自衛用武装。
戦闘を得意としないマインシュリンパーであるが、地雷を除去するために先陣を切る役割の上でどうしても敵と遭遇することがあるため、生きて帰るために必要な装備だ。