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SAO~黒を冠する戦士たち~英雄外伝 第2話  何でも屋のゼウス

グルメ96さん

どうもです。1話からだいぶ、あいてしましました。仕事をしている身なので亀更新となります。
さて、この話では主人公がなぜ追いかけられていたのか、理由がわかてきます。それではどうぞ。

2016-02-15 12:55:17 投稿 / 全3ページ    総閲覧数:834   閲覧ユーザー数:818

 

 

 

 

第2話 何でも屋のゼウス

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「はい、これ目的の物ね。」

 

 

「うわぁ~ありがとうございます。」

 

3人の軍の追跡を振り切ったゼウスは人通りが少ない路地にいた。

そこでマントを被った、見た目15歳くらいの少女と落ち合い、軍から盗んだネックレスを手渡した。

 

 

「でも本当によろしいのですか?何の報酬もなく、無償でこんなことを・・・。」

 

「いいの、いいの。今までそうしてきたし、それにこれはオレが決めたことだしさ。」

 

 

この男の活動は中層辺りの活動が多く、主に中層プレイヤーの手伝い、素材集め、ボディガード、ちょっとした捜査などをしており、それらを無償で行っているため中層辺りの知名度は高く、いつしが何でも屋のゼウズと二つの名がつき、さらに多くのプレイヤーを攻略組や攻略を支える職人を仕立て上げていることでも有名だった。

 

ちなみに、今回の依頼は三人の軍の連中にほぼ恐喝に近いかたちでネックレスを取られ、それを取り返す依頼だった。

 

「・・・。やっぱり何かお礼をさせてください。このままだと私の気も晴れないので・・。」

 

「お礼ねぇ、う~んじゃあ・・」

 

少し考えた少女は勇気をもってゼウスにお礼がしたいと申しでた。

「(どうやら、この子は何か恩返しをしないと気が晴れないんだろうな)」と思ったゼウスは少し考えて、少女と目線を合わせるように腰を低くして、

 

「これから先、誰かを支えられる人になった欲しいな・・1人でも数人でもいいから。」

 

「支えられる人ですか・・でも私、そんなに強く・・」

 

「戦いで支えるが全てじょあないぞ・・自分が得意としていることを活かしても良いし、何かを背負って生きている人がいれば、それをありのままに受け止めることでも支えとなるはずさ。」

 

父が娘に何か教えるように、ゼウスは言うと納得したのか少女はうなずいた。

 

「わかりました。誰かの支えになるようにがんばります。」

 

「そうか、期待しているぞ。何か困ったらメールを使って連絡してくれよ。」

 

笑顔を見せてゼウスは立ち上がり、少女に背を向けて歩きだしたが、数歩歩いた所で立ち止まって少女の方を振り向いた

 

「帰りは気をつけろよ、特にお前さんがかかわった軍の連中にはみつからないようにな。」

 

「はい、本当にありがとうございました。」

 

それだけ伝えると歩きだし、少女はお礼をこめて頭を下げた。それに応えるようにゼウスは右手を軽く上げて手を振りながら立ち去るのだった。

 

 

 

To becontiued....

 

 

 

 

後書きです。

 

 

 

ゼウスがネックレスを盗んだ理由、この世界での活動内容が分かる回でした。

 

 

あと、言動とかでちゃらんぽらんしてそうなゼウスですが、時には父親が子に教えを語るみたいに話す一面を見せることもあります。

 

 

その設定の参考になったのがゼウスの中の人(大塚芳忠)が声をやっている作者が大好きなある海外ドラマの父親の影響が強いんですよね。

 

 

ゼウスの設定は物語を通して徐々に分かっていくようにしていきだいです。

 

 

それでは、また・・。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


 
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