ここは相模コウと高原仁子の家。
「じゃあちょっと納品行って来るぞニコ」
「いってらっしゃーい」
朝食を終え、ニコに見送られながら1階へと降りていくコウ。
彼女が向かったのは1階に置かれている愛車、トヨタ・ハイエースGK-1だ。
コウはGK-1に乗り込むと、ゆっくりとそのガレージを後にした。
スーパーマーケット『Lucy's』。
「ほい、頼まれてたレジの修理終わったぞ」
「いつもありがとうございます。コウさんって本当に仕事が速いんですのね」
「たいしたことないって。…基盤の接触が悪かったから接続部を交換してみたんだが、ためしに動かしてみてくれ」
コウに言われるまま、ルーシー・パニエルはレジを操作していく。
「わぁ…まるで新品みたいだわ!」
「まぁ、これで使ってみてさ。後でスタッフの感想送ってくれるかい?」
「はい!喜んで!」
「じゃあ俺は次の客先にいくからこれで」
そう言うなり、コウはLucy'sを後にした。
「さて次の客は…っと、ここだな」
次にたどり着いたのは天空トレーディングカンパニー本社。
「やぁコウさん。いつもありがとう」
出迎えたのはCEOのアーサー。
「どうも。それで今日はどういった用件なんだい?」
「実は
「OK!まかしておけって!」
TTC本社・コンピュータールーム。
「…ところでアーサーさん」
「なんだい?」
「…エルザさんとは相変わらずアツアツなのかな?」
「ぶっ!?…な、何を言い出すかと思えば…」
「ほーぅ、アツアツなんだなぁwwwこのこの!」
「ちゃ、茶化すなって」
「はっはっはw」
などと冗談を言いながらも、コウは慣れた手つきでプログラムを書き換え、システムをアップデートしていく。
「…ここのルーチンを削って、それで代わりにここの数式を…。うーん、ここに基盤を増設して物理的に稼がないとダメかな」
「…速いなあコウさん。何をどうやったらそんな器用にできるんだ?」
「まぁひとつは俺がマシーナリーだってこともあるだろうな。『機械のことは機械がよくわかる』ってわけじゃねえが、それでもこの手の増設ぐらいは朝飯前だぜ」
「…なんかもう次元が違いすぎて言葉も出ないよ…」
と、言っているアーサーの横で、コウはスーパーコンピュータのハッチを閉じる。
「ほい!これでアップデート終了だ」
「って速いなおいっ!?wwww」
「なぁにすぐに終わる作業だったしなw」
「はははwあ、お代振り込んでおきますので」
「まいどあり!それじゃあ俺はこれで失礼しますよ」
そう言ってコウはTTC本社を後にした。
ガレージKOU。機械のトラブルならなんでもお任せだ!
Tweet |
|
|
3
|
1
|
追加するフォルダを選択
今回はコウがひたすらお仕事するだけ。
■出演
コウ:http://www.tinami.com/view/767697
ニコ:http://www.tinami.com/view/765655
続きを表示