No.783046

【サイバ】まさに悪夢【交流】

メッサリナにとっては早過ぎた世界…。

レインさん:http://www.tinami.com/view/738604
魔法ちょうちんさん:http://www.tinami.com/view/738956
茶トラぬい先生:http://www.tinami.com/view/758041

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2015-06-11 22:46:27 投稿 / 全1ページ    総閲覧数:902   閲覧ユーザー数:860

天空魔法学校の学生であるメッサリナ・ローズは教材の購入のため「レイニーディ」を訪れていたのだが、そこで店主であるレイン・スリートに声をかけられた。

 

「確かローズさんはサキュバスだって聞いたけど。」

「え、あ、はい。」

 

確かにメッサリナは留学中のサキュバスである。

 

「で、他の人の夢を食べることができるのね。」

「はい、そうですけど…。」

「じゃあ、ちょっと頼みがあるんだけどいい?」

「何ですか?」

「私の知り合いに最近悪夢にうなされているのがいて…それを食べてしまうことはできるかしら?」

「はあ…。」

 

夢を食べる行為はサキュバスにとっての必須栄養素の摂取にも役立つので、その頼みはメッサリナにとっても渡りに船と言えた。

 

「分かりました。やってみます。」

 

ということで、悪夢にうなされている知り合いこと魔法ちょうちんと茶トラぬいが一緒に寝て、メッサリナがその枕元に座って彼らの夢を食べる、という態勢になった。

 

「(おう、お嬢ちゃん頼むよ!)」

「はい…。」

 

二人が寝静まったところでおもむろにメッサリナが彼らの夢を食べるのだが、彼らの夢に登場する共通の登場人物が一見女の子に見えて実は…。

 

(…。)

 

翌日、魔法学校の教室にて。

 

「ローズさん、何か元気がないけど…。」

「うん、ちょっと胃もたれがひどくて…。(気持ち悪っ…。しかもあれ島津センパイじゃん…汚らわしい…。)」

 

メッサリナが「立派なサキュバス」になる日はまだ遠そうである。


 
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